コントレックスを飲んだり、
リンパマッサージしたりして
老廃物の排出に余念のない私ですが、
「心のデトックス」はいかがなものか。
そんなことを考えながら調べ物をしていたら、
興味深い事実を発見しましたよ。
皆さん、ご存知でしたか。
「ねたむ」より「そねむ」のほうが、
嫉妬度が高いんですって。
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注: [用法] ねたむ・そねむ――
「順調な出世をそねみ、ねたまれる」のように重ねて使われることもある。
また、「そねむ」の方が「ねたむ」に比べて、憎みうらむ気持ちが強い。(大辞泉)
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図式化するなら、
うらやむ < ねたむ < そねむ
の順ですかね。
漢字にすると
羨む < 妬む < 嫉む
いやあ、
こうやって文字を並べるだけで
邪悪な感情に陥ってしまいそうな
陰湿ワードの実力派たち。
でもね、私、意外に
そっち方向は大丈夫なんですよ。
根っから、向上心が欠如しているのか、
自分より勝った人を見ても
「羨む」レベルで終わってしまうんですね。
「ま、いいか」とあきらめちゃうんです。
ねたむ<そねむ<呪う<わら人形に釘を打ち込む
といった
鉢巻・和ろうそく・白装束の世界を彷彿させる
日本的情念とは、わりあい無縁に過ごしてきたわけです。
しかし、ここからが本題。
(いつも長くてすみません)
ひがむ。
漢字にすると、「僻む」。
意味を調べると
物事を素直に受け取らないで、曲げて考える。
自分が不利なようにゆがめて考える。
皆さんは、ないですか?(あると思います!)
たとえば、
歯周病の私は、
ちょっと遠いところにある歯医者さんに行くんだけども、
予約時間に行ってみると
まだ診療中。
「あれ?もう、いつもなら終わっているのになあ」
そこに先生の楽しそうな笑い声。
後に続いて女性の笑い声。
明らかに若い女性の笑い声。
llllll(-_-;)lllll
先生、若い子だからうれしいんだ。
おばちゃんを診るよりうれしいんだ。
とか。
美容院で髪の毛をカットしてもらうとき、
美容師さんが、私の髪をカットする合間に
若い女性のカラーをチェックするんだけども、
その女性との会話で弾けるように笑う。
(|||_|||)
やっぱり若い子相手の方が楽しいんだ。
おばちゃんのカットより張り切るんだ。
とか。
85歳になる母が、
今よりもう少し元気だったとき、
「年寄りになったら、馬鹿にされるもんねえ。悔しかあ」←長崎弁
とひねくれていたけども、
その気持ちがちょっとわかるようになってきた。
このままいくと、
ひがむ < すねる < いじける < ひねくれる
と、
母の到達したテコでも動かぬ揺るぎなき「ひねくれ境地」へと
見事に成熟を遂げそうな私。
心のデトックス、急務。
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