仕事でいろんな人を取材して思うのは、
人には、それぞれ異なる「光量」があるということです。
容姿の美しさ
表情の明るさ
性格の健やかさ
などが重なると光量は大きくなりますが
さらにそこに
服装の華やかさや
暮らしぶりのよさや
地位・名誉
などが重なると
光量はマシマシ。
もう、まぶしくてたまらないから
目をそむけたいけれど、
まぶしさのなかに
その人の欠点は皆無。
むしろ、すべてが長所によって
成り立っているのだから、
目をそむけたいという気持ちの
もっていきどころなし。
せめてキャラクターに影があったり、
志向にマイナー性があったりすると
やや気持ちを落ち着けて
直視することもできるのだけど
それもない場合。
すべてがまっすぐで無邪気で善良で
メジャー志向だったりすると、
もう、まぶしいばかり。
そんな人の唯一の欠点というか、
本人に何の科(とが)もないけれど
やや、迷惑なところは、
あまりにも光量が多すぎて
周囲を明るく、くまなく
照らしてしまうということです。
先日もある光量の多い女性を取材する機会がありました。
見るからに質の良い服と
手入れの行き届いた美しさ。
バリバリのキャリアウーマンなのに
微塵も気取っていない感じのよさから発せられる
まぶしいほどの光に照らされ、
ふだんは、見えなかった私自身の姿が
くっきり鮮やかに全貌を表します。
そのみすぼらしいこと。
雑なメイク。
何年も前の服。
そして年食ってる。
あああ。
もう少しだけ、あと少しだけ
光量が少なかったら、
楽に呼吸ができるのに!!
ウェブマガジン「どうする?Over40」に
月亭つまみさんの「やっかみかもしれませんが…」という人気連載がありますが、
心落ち着けてコミュニケーションするためには
やっかみかもしれませんが、
多少の「みすぼらしさ」も必要ではないだろうか(笑)??
帰り道、うっすらと落ち込みながら
「自分はとりたてて欲しいと思っていないはずなのに
世間で優れているとされるものを
数多く持っている人が目の前に表れると
やはり劣等感を持つものだな」と思いました。
「しかし、あれだな。
『感じがよくて気さく、という鎧』もあるのだろうか」
という疑問がわいてきそうになりましたが、
それもやっかみな気がするので
深く考えるのはやめておきます(笑)。
私の連載コラム「献身と保身のはざまで」、山形新聞で連載中と聞いています。
そのほかに現在、熊本日日・岐阜・山陰中央新報・四国・茨城・秋田魁新報・山陽・埼玉・愛媛・神戸・徳島・北日本・静岡新聞・福井新聞・信濃毎日・岩手日報・東奥日報・新潟日報・神奈川・佐賀・宮崎日日・上毛・長崎新聞でも掲載(終了紙もあり)されています。
詳細や経緯はこちらの記事をご覧ください。←感想や意見もコメント欄にたくさん入っています。
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