この春、大学を卒業する娘の就職が
ようやく決まりました。
就職先は、ヨーロッパ資本のIT企業の
シンガポール支社。
そこで唯一の
日本人スタッフとして働くことになります。
外資の新卒採用はとても少ないので
ラッキーだったと思います。
それにしても、意思決定が速かった。
エージェントから夜、募集の話を聞いて
その日のうちに面接の日程が決まり、
いざ、担当者の女性と面接したら
その面接中に
「合格。次はボスと話して」と言われ、
そのボス(支社長)との面接は
なかなか日程が合わず
娘のアイルランド旅行と
重なってしまったのですが、
ようやく実現した面接のときには、
「サラリーはこれでよいか」などの
具体的な雇用条件の話が進み、
その場で採用となりました。
(面接はほぼすべてスカイプ)
ボスとの会話は
とてもカジュアルだったらしく、
そのあたりも
娘のキャラと合っているようなんで
よかったんじゃないでしょうか。
そこでですよ。
わたしの偉かった話を
ここで開陳かつ吹聴してもよかですか。
娘は最初、なんとなく
「インドネシアとかかなー」などと
あまり根拠のないことを考えて、
個別にエージェントと
話したりしていたのですが
この無料カウンセリングで
自分の将来像などを話したら
「それなら、インドネシアじゃない。
シンガポールか
インドだと言われた」と言うのです。
へえーーー。そうか。
思いもしなかったな。
そのほかにも
カウンセリングのなかで指摘されたり
アドバイスされた内容を聞くと
「なるほど」と思うものばかり。
ところが、この先、
個別カウンセリングをしてもらうには
15万円だったかを
払う必要がある、というのです。
え?15万?たか!
わたしは、ちょうど仕事から帰って
着替えながら聞いていたと思うのですが、
ソファにドカッと座り、
足からタイツを引っこ抜きながら
あれこれ考えをめぐらせて
「サイト、教えて。
ちょっと見てから振り込むわ。
リフォームはここで打ち止めな。
そのお金をこっちに回す」と
タイツを手に立ち上がり、
下半身パンツ一丁で
高らかに宣言しました。(勇壮!)
娘に最も必要なのは
「情報」だと考えたからです。
その情報は、娘にも、わたしにも、ない。
じゃあ、ケチってないで買おう。
リフォームというのは、
10月にやったちょっとしたリフォームのあと、
もう少し家具や小物を
買い足すつもりだったのを
あきらめて、
その15万を捻出する、という意味。
余裕のない家計だもんで。
これがよかった。
その後、ただちに
マンツーマンで方向性を話しあい、
英文の応募書類をいっしょになって作成し、
面接対策もして、
それらがすべて準備できたら
一気に各国エージェントに
情報を提供してくれました。
カウンセラーが娘を高く買ってくれて
その旨も伝えてくれていたため、
各エージェントの
娘に対する期待値が最初から高く、
それが結果的に功を奏したのです。
それもこれも、
かあちゃんの勇壮な決断があってこそ。
まあ、そういうわけで
なんとか娘の進路が決まったので
ほっとして、うれしくなって
いろいろ理由をつけて自慢している、という、
まあ、そういうわけです。
そういうわけですが、
このブログを読んでいる人のお子さんが、
「かあちゃん。わたし海外で働く!」と
突如、言い出さないとも限りません。
そのとき、パンツ一丁のわたしの雄姿とともに
「あ。なんか、あいつ、書いてたな」と
思い出してもらえたら幸いです。
就活に幸あれ。
(新卒に限らず)
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