私のような人に届け…新聞連載を土台としたコラムが出版されます。


昨年、「献身と保身のはざまで」というコラムを
全国の地方紙20数紙に連載しました。
夫が倒れたときからのことを書いた
ノンフィクションです。


賛否両論あり、
稀に厳しい批判もいただいたんですが、
掲載された各新聞社に
「この人の著書があれば教えてくれ」とか
「これは本にならないのか」など、
問い合わせがあるなど
それなりに反響が大きかったようです。
サイトにもコメントが多数、寄せられています


実は、この連載は、
ずっとブログを読んでくださっていた
共同通信社のM氏が、夫が倒れた20日後に、
「転院先を探しておられるなら、
ここはどうですか」と教えてくださったのが
きっかけなのです。


そのメールに、
私は、こう書いていました。
一部抜粋しますね。


「献身」に集約されない
リアルで人間くさく、ちょっと狡猾で
ディテールに富んだ経験を書きたいと思っています。
まとめたら読んでいただくだけでもありがたいです。

わああ。長々と自分のことばかり書きました。
テキトーに読み飛ばしてください!



これを読んだM氏が、
「わかりました。私が企画します」
と返事をくださって
(でも、そのとき、M氏は
少なくとも1年後ぐらいだろうと
思っていたのです!)


ところが、わたしは、
その日から、まさしく
怒涛のように、
叩きつけるように、
すがるように猛然と
書きはじめました。
今も、夜明け前の4時ころに
パソコンに向かうときの静かな空気や
夫の二度目の手術
(頭蓋骨を戻す手術)のとき、
寒くて薄暗い喫茶室横の机で
めちゃめちゃ集中して
書き続けたときのことが
目に浮かびます。


そして、なんと10月15日に
ほぼ書き上げて送っていました!
(一年後でなく、ひと月後!笑)


ここから、腹をくくったM氏が
社内の反対を押し切って
(そのことはわたしには
秘密にしてくださっていた)
企画を実現くださったのです。


「献身と保身のはざまで」は
あの突然、降りかかった悲劇と混乱のなか、
前向きに生きていくために
自分で自分に点火した、
大げさに書くと、
炎のようなものでした。
(いや、ほんとに)


文章を書くことで自分を支えたのだなあと
今になって思います。
Mさん、ほんとにすみません。
ありがとうございました。


そのコラムが
ベースとなった書籍が
主婦の友社から
出版されることになりました。



これも、
たくさんの偶然と縁と
友人のサポートがあって
実現したものです。
追々、書いていきますね。


新聞とは違って
わたしのことをまったく知らない
(まあ、ほぼすべての方がそうなんですが)
書店の介護コーナーにふらりと来た人が
「コミックエッセイかな?」ぐらいの
つもりで手にとってもらえるよう
軽く、楽し気な装丁になっています。
(でも、中身は、
自分で言うのもなんですが
身を削って、批判覚悟で正直に書きました。
人懐っこい顔をしているけど
深いです←きっぱり)


本日、校了し、
ツイッターでもご報告しました。








発売日が決まったら
またここでお知らせしますね。


わたしのような人に届け。



祈ったのはそれだけです。
ぜひ、お読みください。

アマゾンで予約が始まっていました。
発売は、10月30日です。よかったら、ご予約ください。



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コメント

待望の書籍化おめでとうございます!

徳島新聞に連載中にこちらに辿り着き『よくぞ書いて下さった』云々コメントさせていただきまして、その中でも『書籍化熱望しております』と書かせていただいた事が実現し、非常に嬉しくo(^o^)o喜ばしく(*^▽^*)って、また久しぶりにコメントさせていただきました。
本当におめでとうございます\(^o^)/
多くの方の目に、心に届きますように( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆

  • 2020/10/09 (Fri) 21:53
  • 和楽氣 #-
  • URL
管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

  • 2020/10/10 (Sat) 07:19
  • #
カリーナさん、おめでとうございます!

いつか本を書くお方だと思ってましたが、、
現実になって
お会いしたこともないのに誇らしいです
(図々しくてすみません!)
猛烈な勢いで書かれたんですね。

批判されてる方には
その方のご事情と思いがあるのでしょうね
それは批判ではなく
ご自身で発表されれば良いと思います。

私はしんどかった時期にこちらのブログに出会い、
カリーナさんの言葉に救われてきました。
この本を持つことで、また救われていくと思います。
感謝です。

  • 2020/10/10 (Sat) 11:35
  • asa #-
  • URL
素晴らしい

おめでとうございます!すごいことです!早速アマゾンで注文しました。
まだ介護にはかかわったことが無いのですが、自分が闘病したときのことを思い出しました。
その時旦那さんが、毎日病院に来て洗濯物をしたり、ドレインで入れている水を補給したり、体を拭いたりしたわけですが、それが予想以上に病院中の評判になりました。こんなに毎日御見舞に来て介護するご主人は見たことないと看護士や医者が口々に。周りには、旦那さんの介護をする奥さんやお子さんに付ききりのお母さんなどたくさんの女性が、付き添いをしているのですが、そっちは何も言われない。
世の中がどれだけ女性=献身を画一的に期待しているのかだと思います。
この本は、そんな空気を内心重荷に思いつつ何も言えなかった女性の心をふと軽くするのではないかと思います。

  • 2020/10/10 (Sat) 23:41
  • まる #-
  • URL
コメント、ありがとうございます!

★和楽氣さん
新聞連載の際は、温かいお言葉をくださり、
ブログにも記事を書いてくださり、
ありがとうございます!
厳しい批判もいただいたので
和楽氣さんの言葉は、本当に支えになりました。
出版にもうれしい言葉を頂戴し、光栄です!
お気に召すかわかりませんが
また感想をお知らせください。

★秘密コメントのPさん
カイゴデトックスが、画期的な出来事なんて
本当にうれしいです。ミカスさんたちにも伝えておきますね。
そして文面から伝わるPさんの
前向きな歩みに、私も力をもらうような気持ちです。
私の個人的なことにも細やかに心を配ってくださり、
本当にありがとうございます。
本は、サクサクと読めると思います。
感想など聞かせてください。
また、どこかでお会いできますよう!

★asaさん
ずっと読んでくださっているasaさんの言葉、
本当にうれしく胸に浸みます。
わたしこそ、いつもasaさんのコメントに救われてきました。
本は、お気に召すかわかりませんが
お手元に置いてもらえるとうれしいです。
本も喜ぶと思います(^^)

★まるさん
ありがとうございます!
まるさん、私の状況が変わり
ファッションより介護ブログか?っとなってからも
いつも温かく、そしてピリリと面白いコメントをくださり、
どれだけ励まされているかわかりません。
そして、今回のコメントに書いておられる内容、
まさしく、そのことについて書いているので
多くの女性に読んでもらえれば、と思います。
ご予約、ありがとうございました!

  • 2020/10/21 (Wed) 14:15
  • カリーナ #-
  • URL
再読、再々読、再々再読

カリーナさん、オバフォーの方に思い出したようにたまに投稿しているぺるそなと申します。

先月末に夫を亡くしました。54歳でした。
手術を控え、待機入院している間の急死でした。PCを持って来させ、前日まで病室で仕事をするほど普通にしていたのに呆気なく死んでしまいました。医療機関の管理下にあっても人は死ぬのだな、と今さらのように思いました。

葬儀まで一人で夫の守りをして、葬儀の後も一人で過ごし、様々な思いをし、泣き、怒り、怯え、疲れて、最後に仕事に復帰することを決めました。
幸いテレワークなので、不安な気持ちが襲って来ても、涙が流れて来ても人目を気にする必要はないので安心できます。そして意外に仕事に集中もできたりもするのです。自分は自分が生きることの方が優先する人間なのだということは苦い確認でした。

死なれてすぐに同じ立場の方の書かれた本やブログ、グリーフケア関連の本やブログを読み続け、それからカリーナさんの本を再読して、
「前にはどこを読んでいたのだろう」と思うほど、打たれました。
「理由はどうあれ、私たち夫婦は手に手を携え、互いに互いを甘やかしながら、この日に向かって歩いてきた。」に胸を突かれ、お姑さんとのやりとりの後、食料やお金を送ってくださるお姑さんのことを「切なく、無力で、尊いと思った」とあり、私も自分の姑を思って泣きました。
不安な気持ちになりそうな時は、バスに乗ってやって来て死の待機所に毎日出陣する達人たちの強さを繰り返し読んでいます。素晴らしい本をありがとうございます。

Re: 再読、再々読、再々再読

★ぺるそなさん

コメントを拝読して
すぐにお返事を書きたかったのですが
遅くなってしまいました。
申し訳ありません。

ぺるそなさんのことはもちろん存じています。
いつもキラリと光るコメント、楽しみにしています。

だんな様のこと、驚きました。
あまりにも急なことで、喪失感というより、
運命によって突然奪われた感覚が強いのではないでしょうか。
突然、奪い去られてしまったような。
「仕事に集中できる」とお書きになっていますが
とてもよくわかります。私も夫が倒れた直後、そうでした。
あの集中力は、喪失の衝撃によって支えられていたと思います。
なので、ご自身を責めることなく
それが一つの悲しみの表れなのだと
受け止め、ご自身をいたわってあげてほしいと願います。

拙著を読んでくださり、
本当にありがたく、光栄に思いました。
また、それをこんなふうな言葉にしてくださり、
感謝でいっぱいです。
また、コメントやメールで
ご連絡ください。
お待ちしています。

  • 2021/12/02 (Thu) 21:20
  • カリーナ(野田敦子) #-
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