紙オムツして、オシャレする老後へ。

吉本隆明さんの

老いの超え方 (朝日文庫)

カラーページには、

自分でトイレに行くけれども
漏れることもあるからはいている
パンツ式紙オムツ。

紙オムツをはくと
どうしても必要になる
カビを治す薬。

など

彼の生活に必要なグッズが
カラー写真といっしょに
コメント付きで紹介されていました。

吉本さんは、私の母と同世代。

認知症の母は姉と暮らしていますが、
やっぱり必需品がたくさんあります。

紙オムツ
尿漏れパッド
何種類ものクスリ
ポータブルトイレ
グループホームとの連絡帳

などなど。

それらを

必要なグッズとしてさりげなく

写真入りで紹介しちゃった吉本さんは、

やっぱり偉いと思いました。


老いた人たちや
少しずつ老いていく人たちが、
(ま、つまり生きている限り全員なんだけど)

女子中高生やOLがポーチの中身を見せるように

とまではいかないまでも

老いた暮らしに必要なグッズを
淡々と示しながら解説する時代。

「女100人。オムツへのこだわり」

「私は語る。尿とりパッドのここがダメ」

なんて特集が雑誌に組まれる日も
遠くないかもしれませんよ。

そんな日の到来を予感することは、
ひたすら老いを否定することより
ずっと明るい展望に思えるな。

古い記事だけど、
「ほぼ日刊イトイ新聞」には、

吉本さんは、糖尿病で食事制限中なのですが、
最近、近所の店の人に、
「吉本さん、あんまんを買いましたよ」
なんて、ご家族にチクられたらしいです。
このへんのところは、スケールが、すごく小さいです。
あいかわらず、いろんな意味で「いい味」出してまして。


なんてエピソードも紹介されています。

いろんな意味で、いい味を出す。

老いた人ならではの魅力ですね。

【関連記事】
老化を先取りする、という戦略。
40代、時間を味方につけたい。
高齢者って、だれよ?


関連記事

スポンサーリンク



コメント

No title

ぎゃはは、賛成!
「女100人。オムツへのこだわり」

「私は語る。尿とりパッドのここがダメ」

そんな記事が載った雑誌特集良い!
きれいな事、素敵な事だけにフォーカスしないで
汚い事、大変な事にもちゃんと光を当てないと。
昔のMoreレポートのようなおしめレポート
やって欲しい!

  • 2009/09/21 (Mon) 15:20
  • sugerpine #-
  • URL
★sugerpine さん

こんにちは!遊びに来ていただいてうれしいです。

> そんな記事が載った雑誌特集良い!
> きれいな事、素敵な事だけにフォーカスしないで
> 汚い事、大変な事にもちゃんと光を当てないと。

素敵なことだけにフォーカスしない。

その言葉、いいなあ。
そうですねえ。

私、なんでこんな(役に立たない)ブログしているんだろう、って思って
ちょっとだけ考えたら、
もしかしたら少しずつ「(自分の)価値観を変えたいのかも」って
思ったんでよね。

自分のなかにある老いへの偏見とか、
そういうものを感じて暗くなるより、
価値観変えちゃったほうが楽かも、って。

現実的には、ちっともさばけてない性格なんだけども(^^ゞ

> 昔のMoreレポートのようなおしめレポート
> やって欲しい!

MOREレポート、懐かしいです。
おしめレポートってありました?知らなかったなあ。

  • 2009/09/22 (Tue) 16:14
  • Carina #-
  • URL
No title

こんばんは。
毎回、毎回、楽しませてもらっています。
年齢を重ねて 昔は理屈は分かっていたものの
共感は出来なかったことが だんだん
心からうなづけるようになってきました。
おむつも、尿とりパッドも楽しく生きるために
(自分が)使うんだ、って思える日が来るんだろうなー

  • 2009/09/23 (Wed) 03:17
  • Akiko #-
  • URL
★Akikoさん

こんにちh!コメントありがとうございます!

パーソナルスタイリストをなさっているんですね。
お恥ずかしい~。
素人丸出しのブログですみません(>_<)

お写真も拝見しました。とってもきれいな方!
こちらこそどうぞ、よろしくお願いしますね。

  • 2009/09/23 (Wed) 15:07
  • Carina #-
  • URL
No title

わたしは、「舞台裏を見せない」主義なんですけれど、この紙オムツの話はいいですね~。

  • 2009/09/28 (Mon) 07:50
  • Yさおり #tHX44QXM
  • URL
★Yさおりさん

吉本さんってきっと
亡くなるまで「前衛」なんでしょうね。

腰が曲がり、よぼよぼになって歩く姿もありますが、
それも味わい深いです。

自らが自らの「老い」の観察者であるところに
むしろ少年のような若さを感じました。

オムツをしていても、その視線が
かっこいいと思います。

  • 2009/09/29 (Tue) 07:52
  • Carina #-
  • URL

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する