今週の月曜、長崎から姉ちゃんがやってきました。
その姉が、昨晩、
お皿を洗いながら、ふと、
「(二年前、わたしの夫が倒れた翌朝)
駅で待ち合わせして
しばらく二人で一緒に歩いたやろ。
あのとき、あっちゃん(わたしのこと)が
前を見たまま、
『わたしの人生の第一ステージは終わった』
と言うたと、覚えとる?
びっくり仰天したよ。
あれは、忘れられん。
覚えとる?」
と言いました。
覚えていません。
まったく覚えてない。
でも、いかにも
わたしが言いそうなことだ
と思いました。
倒れた直後のブログにも
似たようなことを書いているからです。
こんなタイトルだったんですね。いいタイトルだな。
嵐の日も、晴れの日も、生きましょう。
しかし、この「自分の人生を年譜的に見る」クセ、
どこで身につけたのか…。
この発言からわかるように
わたしは、2年前の9月1日、
夫が倒れているのを発見したときから、
極めて冷静だったのだ、
と思いました。
冷血なのか
豪胆なのか。
どっちもなのか。
いや、危機というものがそもそも、
頭をクールにするものなのか。
案外、そういうものなのかもしれません。
しかし、
前を向いたまま
「わたしの人生の第一ステージは
終わった」とつぶやく56歳(当時)の女。
なかなか渋いので
姉ちゃん、よく覚えていてくれたな、
と思います。
姉の語る、
その瞬間の前を向いたわたしを
再び、脳に焼き付けて
自己イメージを
かっこいいものにして
生きていこう。
本のことばかりで恐縮ですが、
11月25日に熊本日日新聞の朝刊、
26日に山陰中央新報の朝刊に
わたしと本のことが紹介されています。
お近くの方は、ぜひ、ご覧ください。
また、今週水曜日には、
時事通信社・読売新聞社・共同通信社に
丁寧に取材していただきました。
また掲載されたらご報告しますね。
ひきつづき、よろしくお願いします。
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