年を忘れて、年甲斐もなく
はしゃぎ、楽しみましたか?
そか、そか。
よかった、よかった。
そうでなくちゃ。
かくいう私も
長野県の清涼な空気を胸いっぱいに吸い、
カヌーやテニスを楽しみましたよ。
すごいな、私。
我ながら大いばり。
だって、何を隠そう、この私、
もう類まれなる運動音痴なんですから。
その私が、
流れのない湖とはいえ
カヌーに一人で乗り、
ラケットを
むやみに振り回しただけとはいえ、
テニスコートで1時間を過ごしただけでも
前代未聞。
驚天動地。
我ながら「よくやった!」という
充実感に浸りながら
露天風呂に浸かるという
「ダブル浸かり」状態で
霊験あらたかな木曽の名峰・御嶽山を拝んでいたら、
ある啓示を得ましたよ。
加齢による一発逆転があるかもしれぬ!
というものです。
ああ、なんて素晴らしい啓示でしょう。
遠路はるばる長野まで来てよかったよ。
そうです。
私は過去47年間、
ひたすら運動音痴としての人生を歩んできたわけですが、
それでもこの頃は、
スポーツジムや犬の散歩で
体をマメに動かすようになりました。
運動音痴ではあるが、
運動能力を試されない場所で
運動習慣を身につけてきた
といえましょう。
対して、わが夫は、
運動神経抜群ではあったが
運動不足を指摘されつつも
運動習慣を身につけないできた
といえるわけであります。
そして、この連休中、どうであったか!?
私がテニス風運動に汗を流す間、
夫は高熱を出してうなっていたのです!
これぞまさしく、
加齢による一発逆転
と言わずして、
何と言いましょうか!!
そうなのです。
もはや下手だとか、才能がないだとか、
もろもろの劣等感にさいなまれる必要はないのです。
年をとればとるほど、
「技能レベル」を問われることは少なくなるんですから。
運動しかり。
歌唱しかり。
書道しかり。
ダンスしかり。
英会話しかり。
そば打ちしかり。
現役である。
それこそ、いえ、それだけが
唯一最大の評価軸となる年齢へ。
自分の前を走っていた
数多くの「能力に恵まれた人たち」が
挫折し、棄権し、放棄する姿を横目で見ながら、
コツコツと走り続けるだけで
手に入る栄光。
運痴や音痴が
「現役」として
勝利する瞬間が近づいています。
加齢による一発逆転。
高齢アスリートの道だって夢ではありませんよ。
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