22日放送のNHK
「プロフェッショナル仕事の流儀 庵野秀明スペシャル」が
すごいとあちこちで聞いて
(姉も電話で興奮気味に話していました)
何とか見れないかと探したら
NHKプラスで見ることができました。
想像以上にすごかった。
見てよかった。
作品を見ていないのに
ドキュメンタリーだけ見て
いろいろ書くのはいかがなものかと
思うけど、まあいいか。
もう書きはじめたから
最後まで書いてしまおう。
庵野監督の作品にかける姿勢が
すごいのはもちろんですが、
「アングルと編集が良ければ、
アニメーションって止めても大丈夫。
実写でも、役者がどんなにアジャパーでも、
アングルと編集が良ければ、
それなりに面白くなる」
という言葉が強烈に印象に残りました。
そして、監督自身が
新しいアングルを
何としても見つけようとする執着が
すごかった。
そうかああ。アングルかああ、と思った。
アングルは、カメラで写すときの視点と角度と
理解すればいいでしょうか。
あああ。アングルなああ!
映像作品の本質を
「アングル」と「編集」に見ているのだなあ。
これ、アニメや映画だけでなく
文章表現なんかもそうじゃなかろうか。
いや、自分の人生を考えても
「ものを見る視点と角度」ということになって
そこを変えなければ
何ごとも新しくならない。
今までと同じものが見えるにすぎず、
繰り返しになるもんな。(面白くなくなる)
たとえば、わたしが、
ある人が嫌いだとして
ずーっと真正面からその人を見ている
(つまりカメラは自分の目の場所にあり、
そこから決して動かさない)と
その人の欠点を同じように探し、
同じ憎悪を同じように感じて
それが増幅することはあっても
互いの距離感や関係が変わることはない。
しかも「自分の姿」は視野に入らない。
ときにアングルを大きく変えて
俯瞰して自分を含めた二人を見る。
もしくは、相手の肩越しに
自分を見てみる。
もしくは、見知らぬ第三者の視点で
自分とその人を見てみる。
足元から仰いで二人を見てみる。
そうすると全然違って見えてくるんだよなあ。
これまで見えてなかったものも視野に入る。
「アングル」が視点と角度なら、
「編集」は、ものごとの「つながり」を創ることでしょうか。
これがあったからこうなった。
このせいで、こうなった。
この後は、こうなる。
という既定(だと思われている)「つながり」を
「編集」によって変えてみる。
新しいつながりを創る。
いやあ、示唆的でした。
人生が芸術を生むなら、
芸術は人生を映すはず。
アングルと編集、という
ふたつのことばを覚えておいて
自分の人生を日々、
新しくしていきたい。
一番最後、
「監督にとってプロフェッショナルとは?」
と問われたときの答えもよかった。
先日お知らせしましたが、
わたしが、もうひとつやっている
ウェブマガジン「どうする?Over40」で
カイゴデトックスの
オンライントークイベントを開きます。
すでに数十名の方にご応募いただいていますが
まだお申込みいただけます。
開催日 4月3日(土)
時間 21:00~ 約1時間の予定。
テーマ 「介護のプロと話そう」(参加形式は視聴のみ。お顔は出ません)
今回のプロの人 Cometさん(言語聴覚士)
その他出演 ミカス・カリーナ・月亭つまみ・Naomi
参加費:無料
前記事の後半に詳しく紹介していますので、
ぜひご覧ください。→★
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