皆さんは、悪口や噂話なんかはお好き?
「嫌いです」
と取り付く島もない雰囲気で拒絶されると
ちょっと困るな。
私はね。
悪口も噂話もキライじゃない
でも、あんまりしないようにはしている
でも、時々、場の雰囲気に流されて言ってしまうこともあって
そのときは調子に乗ってなんだか楽しい!
でも、あとで自己嫌悪に陥る
というようなタイプです。
それから、こんなことってありませんか。
会話が盛り上がるんだけども、
ちょっと途切れることもあったりして、
「ああ、この人にもっとよろこんでほしい」
「もっと盛り上がりたい」
「もっと一体感が欲しい」
なんてもろもろ葛藤したあげくに
ある種のサービス精神でもって
共通の知り合いや友人の「情報」を
「ねえ、これ言っていいのかな。いいよね。でも、誰にも言わないでね。」
なんて言い訳しながらバラしちゃうこと。
秘密が守れない、
口が軽い、
と軽蔑されるパターンですな。
でもなあ。
認めたくないけど、私も経験ありますよ。
もう、その秘密を口に出した瞬間に後悔するんだけどね。
なんて話題を持ち出したのは、
昨日の記事で触れた沢村貞子氏の本に
2007年に亡くなった心理学者・河合隼雄氏との
対談が載っていたから。
口が堅いと思われているため、
多くの女優さんに悩みを相談された
と語る沢村さんに、河合氏。
自分の人生をぴたっと生きてないと
自分のとこで話を止められないですね。
グサっ。
自分が満足して生きているんだったら、
べつにもらったものを置いといてもかまわないけど、
自分が揺れ動いていると、
秘密というのは、やっぱりお金の代わりですからね。
秘密を人に分け与えてお返しが来ますから、
どうしてもしゃべりたくなるんですね。
そうか。
誰かの秘密を別の誰かに言いたくなったら、
ぴたっと生きていない証拠なんだ。
そうかもしれないなあ。
語り口がなんとも素敵だった河合隼雄氏には、こんな箴言もあるそうな。
「うそは常備薬、真実は劇薬」
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