アンチエイジングの深層心理とは?

町内の運動会に参加したときのこと。

朝から掃除したり、洗濯したり、入浴したりして
のんびり小学校の運動場に着いたら、

「あ、Carinaさん!来た、来た!」と
同じマンションの役員さんたちが
いつになく満面の笑顔で熱烈歓迎。

「4人5脚競争、出てよ!」

え?

「若手なんだから」


若手


予期せぬときに、予期せぬ甘美な響きの言葉。


わかて


なるほど。そうですか。

であるならば、断るわけにはいきますまい。


「わかりました。やりましょう」


こうして仕方なく引き受けちゃった若手は、
足取りも若々しく入場門に駆け寄ったのです。

そこには各地区の「若手」たちが大集結。

「え、え?と。私のマンションのチームはどこかな?」

若手が若々しく若手を探します。

ようやく見つけました。そこには
20歳そこそこのニキビの痕も初々しい長身青年
30代前半の子育て真っ盛りカジュアルママ
20代後半のメガネ&ヒゲのオシャレ男性
(後で聞いたところによると美容師さんらしい)

という3名の方々が待っていました。

正真正銘の若手3人衆。

どうやら私は、若手のなかの最長老だったというわけですね。

シュン。(考えてみなくても、あたりまえ)

「こんにちは!よろしく!」
とさわやかに挨拶し、
それぞれの足を、
「きつくないですか?」
「いえいえ、大丈夫です」
なんて言いながら
鉢巻で結んでスタンバイ。

「どっちの足から出ますか」
「掛声はどうしますかね」
「練習してみましょうか」
「イチ、ニ、イチ、ニ」

和気あいあいのムードです。いい雰囲気です。

地域の活性化に必要なコミュニケーション。
高齢者の孤立化や青少年の非行化を防ぐ地域の触れ合い。

大切です。

でも・・・あれですね、


若い人の間に入ると、ビミョーに気持ちが萎縮する


そんなことないですか?

いやあ、昔は思いもしませんでしたよ。

これって、なんだろ。


若さは、権力。


ってことですかね。

アンチエイジングに対する情熱の深層には、
「女性としての美」を失いたくないという
願いだけでなく、

さらにその深部に、

若さという特権を失い、

高齢者という弱者になりたくない

という恐怖が横たわっているのかもしれませんね。


私も、40代半ばを過ぎたころから、
少しずつ少しずつ弱者へと立場を変えていくのであろう
未来の姿が見えるようになってきました。


老いて死にゆく人間の宿命ですかね。


ま、それが人生の味わい?


晴れ渡る空のもと
にぎやかに開催された秋の地区運動会で
しみじみと「もののあわれ」に思いを馳せ、
文学の秋と
体育の秋の
両方を効率よく済ませた私。
(食欲の秋は、完了後も継続中)

4人5脚では一等賞こそ逃したものの、
この「若手の最長老」は、
足を引っ張ることなく、
転倒することもなく、
むしろおばちゃんムードで士気を高めることによって
見事、チームに貢献したのです。

これからも運動会という運動会に顔を出し
「年寄りの冷や水」と笑われようと
ジムで鍛えた健脚を披露し、
マッスルババアの名をほしいままにしてやろうかな。

マッスルババアという名の弱者。
一筋縄ではいかない感じがちょっといいかも。

あなたは何ババアをめざしますか?


【関連記事】
年をとることが素敵なワケ
達人に学ぶ「美しい老い方」



関連記事

スポンサーリンク



コメント

ニコニコばーちゃん

なんて答えてみたけど本当は分かりません。
若者の中にはいって萎縮するって気持ちも
そうなんだ・・。
私は、元気な若者ならいいけど
(地域の運動会に来るってことは元気なんですよね)最近の若者は何でも面倒がったり、
コミュニケーションが苦手だったりするじゃないですか。
そうでなくても、若さゆえの不器用さってあると思います。そういうのをフォローするのに
疲れます。
あ、私が一番、年上か めんどくさ~ みたいな。
でも自分も弱者になります。間違いありません。
早死するか弱者になるかですね。
どんな弱者になっているか 想像できないなー

  • 2009/10/20 (Tue) 21:54
  • Akiko #-
  • URL
No title

私自身はまだ「萎縮」を感じていなかったんですけど、うちのおじいさんが・・。

こちらとしては、いばってもない、
いじめてもないつもりなんだけど・・、
それこそ傍を歩くだけで、なんか・・引いてる気配を感じるんですよねぇ、常日頃。
ちょっとヤナ感じ~。

だから・・マッスルババアな弱者・・
いいと思うなぁ~、すごく。

  • 2009/10/21 (Wed) 09:27
  • nimo3 #-
  • URL
★Akikoさん

こんにちは!

ニコニコばあちゃん、素敵v-238

そっかあ、Akikoさんくらいなら面倒くさいって感じかなあ。
そうでしょうねえ。

私はね、基本的に年上としてふるまうことが苦手で
カジュアル・コミュニケーションの専門家(笑)なんです。

でも相手は年上って感じで接するので、かなり戸惑う。
だから居心地悪いなあって思いながら
年上らしくしてあげることもあります。
そんな居心地の悪さになじめないって感じかなあ。

そうそう、最近の若者、ちょっとテンション低いですね。

私は仕事柄、たくさんの大学生に取材してきましたが、
なんだかちょっとかわいそうでもあるんですよね。
就職に向けて自分を最適な状態にデザインしちゃうから。
あの過度な適応、将来、揺り戻しがあると思います。

社会が適応すべきものになっちゃって、息苦しそう。
今、はじけないで、いつはじける!?って思いますよ~。

  • 2009/10/21 (Wed) 09:35
  • Carina #-
  • URL
★nimo3 さん

こんにちは!

なんかタイミング的に速効のコメント返しになっていますね(^^ゞ

おじいちゃんのご様子、想像できます。
亡くなった父や、現認知症の母がまさしくそうですから。
いろいろお世話してもらう心苦しさが、あるのでしょうか。複雑ですねえ。

nimo3 さんのブログのさらっとした感じ、
すばらしいといつも尊敬しています。
子育てに家事、アラナイお二人の介護をこなしながら、
お弁当も美味しそうだしv-238

そうそう、昨日もちょっとお邪魔していたんですが、
ブログ変わりましたよね。
リンク変えたほうがいい?

もうちょっとしてからのほうがいいのかな?
時期を見てURL変えておきますね!

  • 2009/10/21 (Wed) 09:45
  • Carina #-
  • URL
Carinaさん こんにちは

全然若くないのに、若手って言われると思わず反応しちゃうかもしれません。
私の場合、運動会でのコマには困っちゃいます。
何せ運動不足と音痴の塊ですから。

Carinaさんが一緒のグループになった方は、音頭を取って元気があり、ほっとしました。
最近の20代の方は、いろいろなことに興味がなくて、話していてびっくりします。
そうなるとおせっかいの世話焼きが出ちゃうんですよね。

となると、「世話焼きババア」となるのか、間違いなく主人には「チェックババア」と言われるでしょうね。
うまく足してよくいって、「気遣いババア」になりたいですね。

  • 2009/10/21 (Wed) 11:43
  • Yottitti #S0MVRpSc
  • URL
★Yottitti さん

いや、やっぱり私が一番、やる気満々でした(笑)

最初は掛声も決めない雰囲気だったので、
それでは転倒間違いなし!と踏んで
「ねえ、掛声に合わせてどちらの足から出します?」と
口火を切ったくらいですよ。

若者よ。がんばれ。(てか、若いから照れるんですね)

> となると、「世話焼きババア」となるのか、間違いなく主人には「チェックババア」と言われるでしょうね。
> うまく足してよくいって、「気遣いババア」になりたいですね。

Yottitti さん、チェックババアですか?なんかすごく意外。
そんな風に感じないなあ。

でも、「気づかいババア」という風にマイルド化せず、
「重箱の隅チェックババア」って感じにストロング化するのはどうでしょうか。
このところ不況で、ビールもストロング化してますし(笑)

ストロング化、支持(^O^)/

  • 2009/10/22 (Thu) 08:59
  • Carina #-
  • URL

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する