若者たちのアウトドア潮流。
どうしたものか。
森にいそうな雰囲気だけど、
そんな格好でほんとに森に行ったら
虫にかまれまくりそうな
森ガールの出現までは黙認してきました。
可愛いし。
草食系男子とそこらでデートしてくれる分には、
無害でよろしいし。
しかし。
山ガールとはいかがなものか。
山といえば、
山登りときて、
山登りとくれば、
「中高年」のなかでも若干、「高年」寄りの方々の
御夫婦とか、グループとか、サークルとかに大人気ときて、
高年寄りの中高年とくれば、
服装は実用一点張りときて、
御用達ブランドは比較的親しみやすい価格のモンベルあたり・・・
というのが王道だったんじゃないですか。
中高年と山岳部に愛されてきた、日本の山々。
ちゃらちゃらしてシャクにさわる若造のいない山道を、
ときに我が人生を重ね合わせながら
重き荷を背負いて登る静謐な時間。
もう、そのままそっとしといてくれりゃいいのに、
今年の中ごろからちょっとおかしなことになってきましたよ。
たとえば、
意味するらしい雑誌名の「ランドネ」創刊。
それだけならまだしも、
25歳前後の女性を対象とする
ファッション誌「SPUR」最新号を見てみると
とじこみ保存版 アウトドアガール
おしゃれで本気な外遊びを始めよう。
なんて、やる気満々の記事が。
流行ってますね、アウトドア。
SPUR編集部のメンバーにも週末に気軽に山に出かける人が何人も・・・
ですって。
その若さで週末ごとに山に行かなくていいの。
街で遊んどきなさい!
と声を大にして言いたい。
彼らはモンベルよりずーっと高価な
ザ・ノース・フェイスあたりがお気に入りらしいですよ。
フン。なんだかな。許せぬ。
こうなったら、
40代だってボーっとしてちゃいけません。
山ガールならぬ、
山マダムの創出・浸透・拡大・定着を図りませんか!
善は急げと、この私。
近くのSPORTS DEPOに駆けつけ、
マウンテンジャケットを試着してまいりましたよ。
その結果。
それなりにアウトドアしているものの、
その姿は、中高年山登り初心者のものなのか
山マダムのものなのか、
そもそも中高年山登り愛好家と
山マダムの違いはどこにあるのか・・・
試着すれば試着するほど、
わからなくなりました。
山マダムへの道、霧深し。
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