柄にもなく、評論家みたいな口調になってしまい
「ちょっと偉そうでないかい?」と反省。
てことで、
引き続き、書くつもりでいるものの(おいおい)
今日は、ちょっくら、いつもの
ラチもない内容でいかせていただきます。
瀬戸内寂聴さん。
あの方が頭をまるめることなく
「瀬戸内晴美」のペンネームのまま
奔放な女流作家として創作を続けていたら、
類まれな「現役感」は実現可能だっただろうか。
という問題について、どう思われます?
「そんなこと急に聞かれても・・・」
と戸惑ってらっしゃるところ申し訳ないが、
不可能だった
と思いますね。
不可能じゃなくても
かなり困難だった
と思いますね。
源氏物語というライフワークも
青空説法の大人気も
出家してこそだもん。
一つひとつの言葉がありがたい。
自らの煩悩を描いてきた人だけに説得力がある。
瀬戸内寂聴氏。小説家・尼僧。
1922年生まれの現在87歳。
得度したのは、1973年。
瀬戸内さん、51歳のときでした。
俗世を離れることによって
心の平安を得るとともに
「老い」の価値を高める。
出家という戦略の勝利。
いいな。いいな。
私も「尊敬される老後」を狙いたいな。
「おばあちゃん、その話、もう何回も聞きましたよ!」
なんて、うんざり顔で指摘されるんでなく
「その話、何度でも聞かせてください!」
と皆の衆に礼をもって遇されたい。
法衣があるから、風呂さえ入っときゃいいし。
剃髪するから、かみそりで剃っときゃいいし。
出家するんだから、旦那のご飯も作らなくていいし。
同じく実父母ならびに義父母の介護も不要だし。
寺に住むんだから、終の棲家の心配も不要だし。
寺で死ぬんだから、葬式や墓の手配も万全だし。
いやあ、今後、
わが身に降りかかるであろう
煩わしさという煩わしさを
ぜ?んぶ回避できるかもしれないじゃん。
さらに、さらに
「もう一回くらい恋愛したいなあ」
「若いって言われたいなあ」
「キレイって言われたいなあ」
「イケメンとエッチしたいなあ」
といった
未練タラタラ煩悩てんこ盛りの我が心の声を
「出家したのに、何ぬかすッ!」
と自ら、厳しく一喝できちゃいそうだし。
皆さんを庵に招いて
ブログ記事の内容を
説法しちゃったりして( ´艸`)
夢、広がる。
尼僧になるためにはどうしたらよいのでしょうか?
こちらには宿泊設備はありません。修行・得度などの儀式も行っておりません。
寂聴さん、にべもなし。
あきらめずに、調べてみると・・・
臨済宗 妙心寺さんが答えてくれました。
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たくさんの尼僧が自己の修養と布教活動に励んでいます。
尼僧になるためには、
まず仏教の真理を究めてその教えを弘めていこうという、
不退転の覚悟を持たなければなりません。
その後、臨済宗の僧籍を有し
一定の資格を持った僧侶の弟子となる必要があります。
臨済宗の尼僧の修行道場として先ず挙げられるのが、
岐阜市の天衣寺専門道場です。
ここで修行するためには、師の許可を得たあと、
雲水衣などの修行道具一式をそろえて下さい。
(臨済宗 大本山妙心寺ホームページより)
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ふ?ん。そうですかあ。
修行道場に石油ファンヒーターはあるのかな。
あったとしても寒いだろうなあ。
暖房器具なしってこともありえるな。
冷え症だから、トイレが近くなるんだよねえ。
座禅のとき、5分おきにトイレに立ってもいいのかな。
ご飯もねえ。年とるとマズイご飯食べるの、いやなんだよねえ。
精進料理ならダイエットに最適だけども。
寂聴さんはお肉も食べてらっしゃると聞くが、
修行の身で「黒毛和牛のすき焼き、お願いします」
とは言えないよなあ。
人生にはたまの贅沢も必要ってことで、
師も、いっしょに鍋をつついてくれないかなあ。
うん?雲水衣って何だ?
あの木綿の作務衣みたいなやつか。
ああいうの似合わないんだよねえ、私。
モンペ姿のおばちゃんにしか見えないんだよねえ。
アディダスのジャージ上下じゃダメかな。
不退転の決意するんだから、
妥協したくないんだけどなあ。
誰か、電話で聞いてくれませんか?
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