なまじ若々しい印象になったせいか、
横から見たときの「頬のたるみ」が
とっても気になるCarinaです。
(あちらを立てればこちらが立たず。シュン)
しかし、まあ
ドライヤーで毛の根元を立て、
通常の分け目と反対側に流しながら乾かし、
ワックスで毛束感を出し、
スプレーで維持管理するという
かつてない念の入ったメンテナンスによって
懸案の「分け目」問題と「後頭部薄毛」問題は
若干の解決を見た模様。
よしとせねばなりますまい。
そういうわけで
今回も、とくと美容院の雑誌コーナーを眺めてまいりましたが、
40代以上向けの雑誌は「家庭画報」のみでしたよ。
どうやら、この美容院の慎み深く慈悲深いスタッフの皆さんは、
40代や50代や60代や70代のお得意さんに
年相応の雑誌を勧める勇気がどうしても持てないらしい。
その細やかな気遣い、誠に痛みいります。
というわけで今回は
「Domani」12月号を読んでまいりました。
面白かったです。
髪・眉・まつ毛・・・ギャルとは違う、大人の“盛り”方、教えます!
“盛った”人勝ち!増毛大作戦!
という記事が面白かった。
つややかで豊かな毛髪と
「盛り」の持つ威力を歴史を紐解きながら、
縷々、説明する丁寧さがよかった。
たとえば・・・
キリスト教の支配が強まった中世ヨーロッパでは、
女性たちはその肉体のみならず、
髪もすべて覆い隠していたとか。
(それだけ豊かな髪は「そそる」ってことですね)
それがルネサンスを経て、
18世紀、ルイ王朝下のフランスなんかになると、
常軌を逸したように盛大に盛りはじめ、
しまいには盛りに盛り上げた髪の山に
軍艦を乗せたり、キリンの形に結いあげたりと
なんだか、おかしなことになるくらい
「盛り」ブームが過激に盛り上ったとか・・・。
(カラー図版はこちらでどうぞ)
ここ日本でも、
平安時代には超ロングヘアが美人の証だったとか。
江戸の夜の華・豪華絢爛な花魁と
現代の夜の華・キャバ嬢には
相通じる「盛り」志向があるとか。
そうかあ。なるほど?。
「盛り」は、性的魅力とつながっているんだ。
と深く納得した次第。
確かに年を重ねるにつれ
盛り感、といいますか
ボリューム感は失われますよね。
40代に入ったころから、
髪の毛や眉毛やまつ毛から「ふさふさ」が消え、
頬とか胸とか唇から「ふっくら」が消え、
ふくらはぎやお尻から「ぴちぴち」が消える。
そして閉経後、さらにガクンと容赦なく消える。
肉体の望ましいボリュームは着実に失われ、
贅肉によるボリュームが目立つ状態へ。
(ああ、それにしても
ふさふさも、ふっくらも、ぴちぴちも
なんて素敵な擬態語でしょう!!うっとり)
しかしね。ボリューム問題はこれで終わるわけではありません。
さらにもっと高齢になると
お腹や腰や二の腕から「でっぷり」も消える。
びっくりするほど恰幅のよい90歳のおじいちゃんや
びっくりするほど豊満な90歳のおばあちゃんって
ほぼまったくと言っていいほど見かけないもんね。
贅肉の「盛り」すら、
長い目で見れば若さの証なんだな。
と思いながら、
じっと我が腹部を見つめてみる。
よしとするかい?この「盛り」で。
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