「おひとりさま」の準備はOK?
去年の春に退職した姉(現在60歳)。
コーラスにフラワーアレンジメントに
公民館の経済学やら料理やらの講座に
ソン・イルグクを中心とした韓ドラ鑑賞にと
絵に描いたようなセカンドライフを満喫中です。
年の離れた私にとっては、
マジメ一方な姉に見えていましたが、
その裏に、恐るべき能力が隠されていましたよ。
それは、
一人上手
という能力。
退職直後から、あっけらかんと
●サークルや講座など新しい世界に次々に飛び込む。
●過去の友人に積極的に連絡を取る。
(相手の反応が鈍かったら仕方ないと深追いしない)
●ガーデニングや介護資格取得などに挑戦し(挫折する)。
●一人の時間は韓国ドラマとピアノの練習にいそしむ。
そのバイタリティたるや恐るべし。
本人が望むと望まざるとにかかわらず、
シングルを貫いた年月と
働きつづけた年月と
両親の老いを受け入れざるを得なかった年月と
そして自分で稼いで得た金銭的ゆとりによって
半分は意図的に、半分は自然に獲得していた
生きる力。
最近では、かつての仕事仲間と
「終の棲家」を探すプロジェクトまでスタートしたとか。
既婚者1名、離婚経験者2名、独身者4名から成る
50代後半から60代前半の女性が集まって、
適度な距離を保ちながら助け合って暮らせる住まいを、
それぞれが情報を持ち寄りながら、
観光気分で見学に行っているらしい。
姉は、団塊の世代。
ロックだ、ヒッピーだ、学生運動だと
若者の価値観が世の中を席巻した割には、
大半が結婚し専業主婦になった保守的世代。
シングルという生き方が、
個人の選択とは受け取られなかった時代。
本人いわく「コンプレックスの塊」
として過ごしたらしいが、
その年月こそが、
一人を楽しめる力
と
協同しあえる友人
を与えてくれたんだと思う。
私も
死なない限りは、
一人になる。
大丈夫かな?私。
そんな友だちいないぞ。
しかも、お金もないぞ。
やばくね?
お芝居じゃないけども
読み合わせ
立ち稽古
リハーサルを経て
「おひとりさま」という
舞台の本番に臨みたい。
精神的かつ金銭的な準備が必要ってことか?
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コメント
こんにちは!
最近私も少し考えることがある、・・退職後のオハナシ。
お姉さん、さすがですねー。
私の会社の同僚でも、結婚をしていない、シングルの人の方が
定年を迎えなくても、生きる力・・というか、
行動力・・というか、 全然私なんてのは、足元にも及んでません。
クエ鍋を食べに福岡にちょっと行ってきたわ~ とか、
昨日は蜷川の舞台みてきてね・・ とか、
SMAPのコンサート、全国ツアーに同行・・とか。
いやいや・・、スゴイですよ!
それこそ、金もない暇も友もない私も、
(だって家族奉公Onlyな毎日・・)
楽しい老後を迎えたい・・ 迎えるにはどうするの??
・・と 1人お悩み中です。
- 2009/11/26 (Thu) 16:03
- nimo3 #-
- URL
そうですよね~、、、
「一人を楽しめる力」と「協同しあえる友人」
って、終身まで永続するものですね。
独立独行で我が道を歩んできた自分の周囲には
やはり似たもの同士が集まっているけど、
いざという時、皆好き勝手、思うままで
とてもじゃないけど協同は無理そうですし、
しかも、やはり、先立つものがありません。
一人で楽しむのは得意かな?
そ、、、、それぐらいか、、、。(がっくり)
- 2009/11/26 (Thu) 17:19
- gatto #e8aPltnE
- URL
お姉さまお元気そうでなによりです。
以前ナチュラルテイストの服が好きという記事を読んで勝ってにシンパシーを感じておりました。笑
でも私も金なし趣味なし友なしです~・・
老後のことも心配だけど まぁいまから心配しても仕方ないし・・・とか楽観的ですかね。
それよりも自分がそのころ愚息がニートとかヒッキーとかになっているんじゃなかろうか・・・とそっちのほうが心配~。
- 2009/11/26 (Thu) 17:23
- ナチュラルココ #-
- URL
お姉さま、長い間、お勤めご苦労様でした。
女性は男性と違って切り替えが早いと思うし、私の父の世代は退職後、家でどうしていいかと持て余したかわいそうな世代です。
お姉さまは今はお忙しく飛び回っていらっしゃるようで、Carinaさんも安心で心強いですね。
義父も退職後、心配してましたが、社会人交流の勉強会に参加し、今では講師まで勤め、忙しくしてるので、離れたところに住んでるので安心してます。
Carinaさんは執筆活動に勤しみ、いろいろなものを発信してそうです。
昔から女性は強く、意外に一人になる覚悟を決めてるところはあるかもしれないですね。
私たち世代は、やはり先立つものが心配です。
義父にも何か見に就けておいたほうがいいといわれ続け、中途半端なことばかり、今からいろいろ考えたほうがいいし、そんな時期ですね。
- 2009/11/26 (Thu) 23:12
- Yottitti #S0MVRpSc
- URL
小さい頃から、結婚しても子供ができても一人で生きていける力は持っていないとダメよ、
と母に言われてそうしてきたけど
結局、自分はそれに固持しすぎて、
失ってきたものもある、って気がついて
仕事はやめたんですよね。
でも、一人で生きていける力は必要。
特に 私は経済力が心配~
そうなってから、始めるのって難しいですもんね。
でも ちゃんと考えておかなきゃなぁ・・
今、独身の友人とは あまり話が合わないんですけど、将来のために 関係維持しておこうかな、とか こすっからいことまで考えてしまいました。
- 2009/11/27 (Fri) 01:38
- Akiko #-
- URL
「一人を楽しむ力」とりあえず自信があります。趣味の世界だと、世代の違う人たちとも出会えますし。
お友達も、同じような境遇(独身中年女)の友人とはいろいろ遊びに行くようになりました。
独り者は、自分で意識しないと仕事以外なーんにも無くなってしまうので(下手すると仕事すら無くなってしまう)。
お金と老後については、みんな不安を抱いています。独身だからこそ、余計でしょうか。
- 2009/11/27 (Fri) 05:14
- イシコロ #-
- URL
こんにちは(^O^)/コメントありがとうございます。
> お姉さん、さすがですねー。
なんか、こう身内を褒めたみたいで恐縮なんですが、
もともとは、全然、そんな人じゃなかったんですよね。
仕事を少し早めにやめるのも
「やめといたら?仕事なしで耐えられる?」って何度も言ったくらいなんです。
仕事をしているときは、悩んでばっかだったから。
それが辞めたら、全然違っていたので、驚いたんです。
> それこそ、金もない暇も友もない私も、
> (だって家族奉公Onlyな毎日・・)
> 楽しい老後を迎えたい・・ 迎えるにはどうするの??
> ・・と 1人お悩み中です。
ううん。nimo3 さん、大丈夫な気がする。(勝手に)
ブログの記事、いつもさりげないけど、
そこにバランス感覚とか、心のなかで処理したこととか、
いろんな思いがこもっていますもん。
それってきっと、もう、一人トレーニングなんじゃないでしょうか。
もし、お互い不安だったら、そのときは励まし合いましょう!!(頼みます)
- 2009/11/27 (Fri) 08:52
- Carina #-
- URL
こんにちは!
gattoさんにはデザインのお仕事を通じたお友達もいれば、
栄光のバスケ部お友達もいるじゃないですか!!
私なんて、そんな友だちいませんよ~。うらやましい。
> 一人で楽しむのは得意かな?
> そ、、、、それぐらいか、、、。(がっくり)
あ。でも、それが一番だと思います。
記事には書きませんでしたが、
姉の場合は、いささか「外部に友だちを求める」
「誰かとおしゃべりしたい」という傾向が強すぎる嫌いも・・
(って私があれこれ言う権利ないんでうけど(^^ゞ)
一人で楽しめると、
それだけでもう、十分だと思います。
gattoさんみたいに絵も、文章も才能ある人は、
完璧でない??
- 2009/11/27 (Fri) 09:35
- Carina #-
- URL
こんにちは!!
姉のこと、覚えておいてくださってありがとうございます~(笑)
あれからますます元気になり、
盛んに動き回っていますよ~。
> でも私も金なし趣味なし友なしです~・・
同じです。
> それよりも自分がそのころ愚息がニートとかヒッキーとかになっているんじゃなかろうか・・・とそっちのほうが心配~。
そうですよねえ。これからの時代、ほんと大変ですもんね。
特になぜか男子の場合は心配になりがちですね。
男子のほうが繊細ですからね。わかります。
ヒッキーって、宇多田ひかるかと思いました(笑)が
ひきこもりのこと??知らんかった!そんな言葉あるんですね。
娘の中学でも登校拒否が少しずつ増えていますよ(>_<)
心配ですね。あと、きちんと自立してやっていけるか。同感、同感。
- 2009/11/27 (Fri) 09:39
- Carina #-
- URL
こんにちは!
現代の団塊世代は、「家にひきこもってちゃダメ」「生き生きして過ごさないとダメ」という
強迫観念に近いものが逆にあるのかもしれませんねえ。
実は、Yottitti さんのお父さまのように持て余すのが自然なのかも・・・
とも思ったりもします。誰もかれも、生き生きできないですもんねえ。
> 私たち世代は、やはり先立つものが心配です。
本当にそうですよね。私は姉のように優雅には決して過ごせません。
貯蓄も、年金も、大きな違いがありますもん。
団塊の世代も格差があるんじゃないでしょうか。
やっぱり、そこそこのお金は必要ですね。そう思います。
Yottitti さんには、旅もあるし、その旅で得た思い出や
経験という財産がたくさんあるじゃないですか!!
それは、もう十分な「準備」だと思います。
- 2009/11/27 (Fri) 09:44
- Carina #-
- URL
こんにちは!
ああ、わかります~。
大事にしたい日常の暮らしと、
経済的な基盤の維持との間で。
他人は誰も言わないのに、
自分で「どうするんだ?」って自分に問い続けますよね。
私の30代はほぼすべて、その問いかけだったように思います。
今、成長したか、すべて解決したかというと「いいえ」なんだけど(>_<)
今、独身の友人とは あまり話が合わないんですけど、将来のために 関係維持しておこうかな、とか こすっからいことまで考えてしまいました。
こすっからい、なんて言っちゃうところがAkikoさんらしい
思慮深さですねえ。
いつの間にか疎遠になっちゃうこと、ありますよね。
やっぱりその人の立場や環境に影響されますもんね。友人関係。
私は、もともと友だちが少ないので、
「もう、いいや」って思ってます。姉みたいに、友達を求めてもいないし。
ってこれが孤独な老後への一歩かな??
- 2009/11/27 (Fri) 09:51
- Carina #-
- URL
イシコロさんは、きっとそうだろうなあという気がしていました!
ファッションのことを語る際も、すごく自分のなかで考えて、
とりあえず「こんな結論を出してみて先に進む」という意志と姿勢が見えますもん。
> 独り者は、自分で意識しないと仕事以外なーんにも無くなってしまうので(下手すると仕事すら無くなってしまう)。
夫に不平をぶつけ、子供をしかり飛ばしている間に(さほど必要でもないのに)
そのような意識を持つ機会を失っているのが私です。
ヘタすると、な~んも、なくなっているってことがあるぞ、
と時にゾッとすることがあります。
そんな意味で自分に喝を入れようと書いてみました。
人生の危機感、は、誰にでも必ずや必要と思います。
- 2009/11/27 (Fri) 09:55
- Carina #-
- URL
すいません、
私そうなったら男探しちゃいそうです。
性格なんですが自立不可能の甘えた人間なので
一緒に住むならわがままを許してくれる寛大な
人じゃないと無理なので・・・・
お姉さんとっても素敵です。
2度目の青春を謳歌しているみたい♪
少しだけ衰えた部分をコミュニティーを作って
かばいあいながら暮らしていくには、それなりに
女性社会のルールを守れないとダメですね。
- 2009/11/27 (Fri) 12:38
- あっころ #-
- URL
こんにちは!
ああ、そうだ。そうだ。その方法がありますよねえ!
> 性格なんですが自立不可能の甘えた人間なので
> 一緒に住むならわがままを許してくれる寛大な
> 人じゃないと無理なので・・・・
ううん。そう言えちゃうことが、自立というか強さなんだと思います。
世間の「こうしなくちゃ」的な流行に流されず、
自分は「こうだから、こうする」って言えることって素晴らしいなあ。
私、流されがちだから、あっころさんみたいに言えるって憧れます。
姉は、あまり遊んでこなかったので、
第二の青春ですね。
しかし、過去も現在もどちらの青春にも男性の姿なし(笑)
- 2009/11/28 (Sat) 07:43
- Carina #-
- URL
こんにちは。独逸在住40半ばの真奈と申します。
なんか・・ネットサーフィンをしていて、寄らせていただきました。
実は・・・この年でバツ2になろうとしています。
今までいろいろあって、すっかり自分を見失っていました。
この先のことは全然見えていなくて不安もいっぱいです。
まーB型なので、最終的にはどうにかなるさ!なんですけどね(笑)。
でも、自分に自信をとりもどし、これからポジティブに自分の人生を生きていきたいと思っています。
お姉さまのお話。なんかとっても勇気づけられました。
私もポジティブ&アクティブで、サードライフ(勝手に名付けてますが)を満喫しよう!と思います。
とっても読み応えのあるブログですね^^
ちょくちょくお邪魔させていただきます。
よろしくお願いしま~す!
- 2009/11/28 (Sat) 15:27
- 真奈 #C9mMlKkc
- URL
こんにちは!コメントくださり、本当にうれしいです。
今、真奈さんのブログに少しだけお邪魔しました。
ドーンと大きなクリスマスツリーに目を奪われました。
また、後でゆっくりと拝見しますね。ドイツの暮らし、とても興味があります。
私の姉ですが、もうほんとに心配症で、
電話でそれにつきあうのが大変な人物だったんですが、
最近、いろいろ名言(?)を口にしています(笑)。
「昔、眠れないほどいろいろ心配したけど、
それは、ぜーんぶ現実にならなかった」
「自分はマイナス思考だと思ってきたけど、
意外に積極的であっけらかんとしていることがわかった」
とか・・・。
心配していたことと異なる事件が起きるのが人生だそうです。
姉自身、まだ60歳の若輩者ですが(笑)、
なるほどなあ、そうかもなあと思いました。
真奈さんのサードライフ。
ブログを拝見しながら、応援しています!!
これからもよろしくお願いしますm(__)m
- 2009/11/29 (Sun) 10:59
- Carina #-
- URL