やはりご年配の男性諸氏。
女の私がいくら
「後頭部の薄毛」に悩んでいるといったところで
脱毛面積のとめどない拡大や
その先に待つ砂漠化の恐怖に
人知れず耐えていらっしゃる
男性諸氏の苦悩には遠く及びません。
ああ、そんなハゲの悩みに、
殿方はどのように立ち向かっておられるのでしょう。
「雪山の雷鳥作戦」で立ち向かっていらっしゃいました。
さらに
「大人のお洒落坊主作戦」でも立ち向かっていらっしゃいました。
そうなのです。
うちのダンナのような
ダサいオッサンだけだったのです。
洒脱な作戦名によって
ハゲを大人の魅力に転換するための戦略を説いてくださる
ハゲ界の諸葛孔明ともいえるお方は、
ファッションビジネスコンサルタント・平井義裕氏。
(YOMIURI ONLINE「嘆くことなかれ、ハゲは大人のお洒落」)
ではまず、「雪山の雷鳥作戦」から探ってみましょうか。
その本質は、
夏にはうずらのような茶の毛色をしている雷鳥は、
冬には純白に変わります。
彼らは自分の毛色を周りの風景に同化させることで、
外的から身を守っているのです。
この考え方を髪に当てはめると、
薄くなった髪の毛を頭皮に同化させれば
薄毛は目立たなくなるはずです。
という「自然界における保護色」の思想にありました。
方法は、いたって簡単です。
髪の毛を坊主にする。
な?んだ。そんな方法か。
松山千春みたいに剃っちゃうわけね。スキンヘッドね。わかった。わかった。
なんて早とちりしちゃいけませんよ。
もっとデリケートなんです。雷鳥作戦は。
坊主といってもスキンヘッドではインパクトがあり過ぎて
日常の仕事に支障がでますので、
5?6mm位の長さが良いでしょう。
これより長く1cm位にするとややボサボサの無精に見え、
頭にカビが生えているかのように見えますので
5?6mmを維持して下さい。
ね、ビミョーでしょ。(頭にカビという表現が秀逸だな)
つまり、ほら、あれですね。
ビートたけし氏、所ジョージ氏などが
まさしくこの「雪山の雷鳥作戦」を実践し、
「お洒落坊主」になっているといえそうです。
しかし。これで終わりではありません。
さらに先のステップがありました。
鬚を伸ばす。
大人のお洒落坊主にさらにお洒落度を増すには
森繁さんのように「髭」 が必要になります。
髪のボリュームがある上に髭を伸ばすとむさ苦しいですが、
顔の上部のボリュームが減ってきたら、
顔の下にボリュームを出しても暑苦しくはなりません。
逆に顔のバランスが良くなります。
う?ん、そう来たか!
鬚があったか!!
「上がダメなら、下があった!」とばかりに
これまで2枚刃、3枚刃の専門用具を用いて
毛根から根こそぎとる勢いで伐採してきた鬚を
今度は、手のひらを反したように丁重にもてなし、
「たまには剪定するけど、基本、好きなだけ伸びていいよ」というわけです。
まさしく鬚の「雑草から園芸植物への昇格」ですな。
虫がよすぎる気がする。
でもうらやましいような気もする。
この方法、鬚の生えない女性には
残念ながらマネできませんが、
どうでしょう。
たとえば、
ベリーショートにして
首元に大判のストールをぐるぐる巻いて
その先端をアゴ鬚状に垂らす
なんてファッションにしてみると
鬚の効用を実感できるかもしれません(どうだろ?)。
いずれにしろ、男も女も年をとったら
未練より決断。
ないものねだりより、新たな価値の発見。
ってことですか?
薄毛のおっさん、もとい先達に深謝。
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