その言葉に込める意味も熱意も、人それぞれ。
その人の生い立ちや
その後の境遇なんかにも
かなり関係あるんじゃなかろうか。
私は、1961(昭和36)年生まれ。
父が40歳、母が38歳のときの子で、
今では、30代後半の出産なんて当たり前だけど、
当時としてはやはり高齢出産だったらしい。
ことの良し悪しは別にして、
年配の親の子は、「老い」に敏感になる。
少なくとも、私はそうだったな。
幼い自分が依存しなければならない親が、
健康であり続けてくれるか、
死なないでいてくれるかは、重大問題だもんね。
生命の本能として「老い」に敏感になったと思う。
そんな両親ですが、
父は、零細企業の社長で高度成長下には羽振りがよく、
「俺は、畳の上では死なんばい。一生現役たい!」
と豪語していたものの、
寝たきりになりベッドの上で亡くなった。
母は、看護師・助産師として働き、
専業主婦になった後も、短歌や書道や芸能界ゴシップを好み、
打てば響くような会話が小気味よかったが
今は、堂々たる認知症だ。
ああ、思うようには決して老いられない。
心底、そう思ってます。
ある日、突然、大鉈を奮って襲いかかる。
そんなこともあって、
私は、エイジングには興味津々だが、
アンチエイジングには、ほぼまったく興味がない。
今後、カラダの機能を一つずつ失っていっても
尊厳を保つには、どうすればよいか。
これから、どう抗おうとも
確実に死に向かって衰退するなかで、
何をやり続けていれば、
深く、しみじみと「幸福」だといえるのか。
関心は、そっちを向いているんですね。
それにね。寝たきりの父の見舞客には、
同年配でありながら「自分がまだ若々しく元気」なことを
心中、ひそかに喜んでいることがにじみ出る人がいて
その表情はとても不快で、卑しく見えた。
あの日以来、
さしたることもない自分の若々しさや達者さを
うれしげに自慢する中年や老人が好きじゃない。
てか、嫌いだ。
老いへの想像力には、
人間の真価が問われると思う。
・・・な?んて偉そうに書いていますが、
その一方で、Yさおりさんのブログにあった
整形手術をしなくてもメークで
年齢をぐっと落として見せることができるという内容で、
ビフォーとアフターの写真がいっぱい!
もちろん、テクニックも説明されています
という紹介文にハートを射抜かれ、
間髪入れず、
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を購入した私。
はあ? アンチエイジング、やる気満々じゃん。
というご批判もあろうかと思いますが、
そこはそれ、人間はそう単純ではないということでご容赦を。
いやあ、それにしても整形しなくて、ぐっと若くって甘美な響き (。→ˇ艸←)
効果のほどは、また後日!
(この記事、こんな終わり方でよかったのかな?)
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