洗顔したら、キムタクになるコマーシャルみたいに、
私もヘアカットしただけで
樋口可南子になりたかったけど、
夢かなわず。(カボチャが馬車にならないのと同じね)
しかし、この延長線上に
「新・自分」を作るつもりなので、
気分はそう落ち込んではおりません。
私にとってファッションは、
「自分という人間の情報発信」
美しいか否かより(←明らかに美しくないので)
若々しいか否かより(←明らかに年相応なので)
自分が「どんな人間か」を
過不足なく表わしていることがとっても大切なのです。
(情報発信としてオーケーなら、
赤い髪でもスキンヘッドでもおばさん風でも
一向に構いません)
それが、このところ揺れてたのよね。
鏡に映る自分に納得できなかったのよね。
この「自分という中身」がうまく入っていないみたいな。
居心地が悪い。
それはイヤだ。
まわりの人はまったく気にしないだろうけど、
ほかならぬ私がイヤだ。
というわけで、まあ、手始めに髪を切ろうと
美容院に行ったわけです。
20代半ばの男性美容師さんにお願いするのは
これで2度目。
ヘアスタイルの写真を見ながら
「かなり、短くなさるんですね」
「はい。もう、キリッとした中年になるんです」
「なるほど」
「髪のツヤもなくなるしね。髪の毛、多くないし。
未練なくかっこよく年をとりたいなあと思うんです」
これは、まあ、私の所信表明です。
総理大臣の所信表明に国の将来が左右されるごとく、
私の所信表明には
私自身のルックスが左右されるのです。
論旨は、鳩山首相より簡潔明瞭。
・キリッとしたい
・中年女性ならではのカッコよさを作っていきたい
・分け目は目立たないように
・後頭部のボリュームよろしく
以上、4点を土台にスタイルの具体化へ進みたい。
4項目中、下の2項目は技術でいかようにもできますが、
はじめの2点は、私と美容師さん間の
コンセプトのすり合わせが不可欠となります。
それゆえに、この所信表明に「鈍い」美容師さんには
あんまりお願いしたくない。
美容師さんが、
中年以降の女性の「美」にどれだけ前向きか。
どれだけ自覚的か。
その人なりの美意識を持っているか
最初の段階でとくと見極めたい。
今回の美容師さんは、
反応が好ましかったんですね。
私の所信表明を受けて
「なるほど。いいですね。いいと思います」
「支持ですか」
「はい。ロングにはそれ相応のリスクがありますから。
その方向性はいいと思います。
僕なりにやってみますから、
後でまた修正させてください」
そして、その後は、ほとんど無言でカットに集中。
好ましい。
自宅でのケアと
スタイル再現のための説明が懇切丁寧。
理想的といってもいい。
しばらく、この人と歩もう。
そう思っている次第。
な?んて、長々と私自身のこだわりについて触れましたが、
このような考え方を土台に
昨日の記事におけるショートヘア分類と
自分自身の位置づけについての論考に
進む所存でございます。
毎度毎度、引っ張って申し訳ないが、
続きをお楽しみに。
【関連記事】私が「所信表明」を重視するのは、クレーム下手だから。
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