
について申し述べたいと思います。
そもそも、アンチエイジングの観点に立つと、
表情は動かすべきか。
動かさざるべきか。
それが問題でした。
顔の表情を動かすとその部分がシワになる。
顔の表情を動かさないと筋肉が衰えてたるむ。
行くも地獄、戻るも地獄。
いったいどうすりゃいいの?
と思ってきましたが、
表情は動かす。
という方針に決めました。
それも、単に動かすだけでなく、
可能な限り、大げさに動かす。
という方針でいきたいと思います。
というのもですね。
高齢者の笑いからは、
本人の感じているおかしみの感情が
実際より低くしか見積もられない
なんて実験結果を知ったからなんですね。
簡単に言うと、こういうことです。
たとえば、お正月。
家族全員がそろって茶の間のコタツに入り、
みかんを食べながら、
お笑い番組を見ています。
漫才は、「カウスボタン」とか「いくよくるよ」みたいな
掛け合いのスピードが速すぎない、
安心できる内容だったため、
おじいちゃんもおばあちゃんも「大笑いしている」。
にもかかわらず、
孫の目から見るとおじいちゃんもおばあちゃんも
「とっても、つまらなさそう」に見える。
みたいなことです。
いやあ。
お年寄りは感情の起伏そのものが
なくなっているわけじゃないんですね。
(多少はあるかもしれませんが)
それよりも、
若いときからやってきた
「この感情のときは、この表情!」
という自己の顔面イメージと
実際の表情がずれてきちゃう
というわけです。
↑
(意外にも、ファッションやメイクの問題と共通していますね)
幼い子供に笑いかけるお年寄りの表情が、
「とってつけた」みたいに見える場合があるのも、
「イメージと表情のズレ」に由来しそうです。
いやあ、これは一大事ですぞ。
とくにユーウツ系の表情が定着した人に、
この傾向が顕著らしい。(いかん、いかん)
箸が転んでもおかしい年ごろは
とっくに過ぎましたが、
こうなったら年齢なんて気にしちゃいられません。
なんにも転げなくても
大げさに、お腹を抱えて、
顔なんか、もう、くしゃくしゃにして
涙も鼻水も、もう垂れ放題に垂れさせて、
七転八倒しながら笑い転げましょうぞ。
40代の今から、感情表現を豊かに、
とくに笑顔を大げさにして
表情筋にとことん形状記憶させるべし!!
その際、若者が「バカじゃないの?」と冷たい目で見ても、
気にしちゃいけません。
その「バカじゃないの?」という皮肉な表情が
無表情な老人への第一歩なのですから。
彼らの遠い将来を楽しみに放っときましょう(´艸`)
豊かな表情のまま年を重ねられたら、
どんなアンチエイジング技にも勝る
人生の宝になるかもしれませんぞ。
★以上、老いはこうしてつくられる―こころとからだの加齢変化 (中公新書)を土台にしています。
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