家族と待ち合わせてオープン仕立ての
「釜めしと炉端焼」が売りの店へ出かけたのですが、
奥の2つのテーブルには、
40代半ばと思われる女性たちのグループが
座っていました。
一つのテーブルはPTA役員の忘年会風で
10人程度の集まり。
もう一つのテーブルは、
仲良し3人組のママ友、という感じです。
皆さん、盛りあがって笑いが弾けるときでも
ハタ迷惑な馬鹿笑いにはならないという
節度ある女性たちばかり。
上品な庶民、という感じの方々です。
店の前には、多くの自転車が駐めてありましたから、
上品な庶民は、ご近所の主婦の皆さん
でもあるわけです。
ご近所ですから、おのずとファッションも
普段着のちょっとだけオシャレ・バージョン
という感じになりますね。
しかし、この
普段着のちょっとだけオシャレ・バージョン
って、どうですか?
「ちょっとだけ」という超ビミョーな程度だけ
ドレスアップする。
いかにも難易度が高そうであるにもかかわらず
主婦にとっては
最も多いシチュエーションではありませんか?
その夜、私が遭遇した上品な庶民主婦の皆さんは、
さっきまで家でダンナと子どもにご飯を食べさせていて
↓
「あ、こんな時間!」と急いでクローゼットを開ける
↓
下はジーパンのままでいいや。上だけ今年買った服に変えよう。
↓
う?ん、ちょっとさびしいな。ネックレスをつけようか。
↓
軽く化粧して、髪をといて
↓
ダウンジャケットをはおって
↓
「お風呂入って寝といてねえ!ファンヒーター消してよ?」
なんて言いながら靴やブーツを履いて
↓
玄関を出て
↓
自転車を飛ばして
↓
今、生チューで下品にならない程度にプハーッ!している
ように見えました。(というか、私がいつもそうなんですが)
しかしね。ちょっと離れたところから
ひと塊として彼女たちを見ると、
グレイっぽい服を着た茶髪のおばさん連中
にしか見えなかったです。
アクセサリーの違いなんかは、
よほど注意して見なければ目に入らないほど
グレイっぽい服を着た茶髪のおばさん連中
の印象が濃厚でした。
そして、それは、
(自分に喝を入れるためにあえて厳しい言葉を選ぶなら)
「劣化したOLたち」のようでした。
適度に集団内のファッションルールに合わせ、
適度に女性的であることを大切にし、
適度に常識的で上品な振る舞いを守り
適度に相手との距離を保ちながら親睦を深める
若いOLさんたちから
「若い」という部分だけを取り除いた感じ。
あらゆる「適度」志向が、
グレイな服と茶髪に凝縮されている感じ。
たまたまその日は仕事帰りで
ちょっとだけかしこまった格好をしていただけで、
この私も、まぎれもなく、そのなかの一人です。
つまらん。
と思いました。
なんか、つまらん。
と思いました。
もっと個人として、
もっと堂々としていてほしい。
40代の私が、
40代の女性たちを見て、
そんな願いを持ちました。
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