日本中をありとあらゆる贈り物が
行きかう季節ですね。
クリスマスプレゼントだ、
お歳暮だ、
お年玉だ、
お年賀だ
とモノを贈る機会が立て続けにやってきます。
どうです?皆さん。
今年1年、贈り物上手として
その才能をいかんなく発揮してこられたでしょうか。
私は、ダメですねえ。
ちっとも上達しません。
贈り物上手になってこそ、大人。
とわかってはいるんですけどねえ。
ほら、贈り物には、
(1)先様を想う気持ちの深さ
(2)品物選びにかけた時間
(3)品物選びの土台となる日ごろの食事・生活へのこだわり
(4)良いもの選ぶセンスと美意識
なんかがギュッと凝縮しているじゃないですか。
いわば、
贈り物こそ、大人の腕の見せ所!
といえるでしょう。
「う?ん。さすがは、あの人だ!」
と
毎回、感嘆してもらえるような
毎年、首を長くして待ってもらうような
あっぱれな贈り物をしてみたいものです。
な?んてことを考えながら、
この1年を過ごしたわけですが、
贈り物上手への道を阻む敵は
意外なところに潜んでいることが
わかりました。
「暮らしへのこだわり」とか
「先様への思いの深さ」とか、
そういったレベルに到達する以前の問題です。
それはですね。
品物選びをする際に、
心のなかに突如、現われる
「ま、こっちでいいよね」
という「ケチのささやき」なんです。
一例を申し上げましょう。
今年の秋のことです。
旅行先から老舗の「栗きんとん」を
40年来の友人に贈ろうと思いつきました。
あいにく住所録を持ってきていなかったため
その友人に電話して住所を尋ねるとともに
「めちゃ美味しい栗きんとん、ドーンと贈るから」
と相手の期待をあおるだけあおっておきながら
いざ、品物選びをするときに
20個入り 4410円(税込)
と
15個入り 3307円(税込)
を前に
「15個入り。ま、こっちでいいよな」
という「ケチのささやき」に負ける。
15個入りは、
どう見ても「ドーン」という感じじゃなく、
「これっぽっち」という感じなんですけどね。
(ま、20個入りもドーンじゃないんですけど)
この「ケチのささやき」は、
持ち寄りパーティーに
コロッケなんかを買っていく場合にも
必ずやってきます。
「30個じゃなくて、ま、20個でいいよね」
娘のピアノの先生に贈る場合もやってきます。
「ま、こっちの安い方のスカーフでいいよね」
しかし、これだけは言えますが、
明らかに
30個買って行ったほうがいい。
高い方のスカーフがいい。
のです。
量が求められるときは、たっぷりの量を。
質を求められるときは、ちゃんとした質を。
手作りのプレゼントなど、
お金をかけずに
心を込める方法もありますが、
そうでない場合は、
「こっちでいいよね」という
「ケチのささやき」の誘惑に負けず、
「こっちがいい」と確信できる贈り物をしたい。来年こそ。
あまりにもレベルの低い抱負でお恥ずかしい限りですが、
そんな風に思っています。
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