お正月を体験するのも
今年で48回めとなりました。
紅白歌合戦の最多出場歌手といえば、
さぶちゃんこと北島三郎さんですが、
その出場回数を調べてみたら、
なんと46回。
ということは、あれですね。
お正月歴48回といえば、
押しも押されもせぬ大ベテランといえますね。
もし「紅白正月合戦」なんてものがあれば
大トリを務められるほどの、
大御所といえるわけです。
しかし・・・。
ほぼ毎年、実家で過ごすため、
おせち料理をしっかりと作ったことなし。
初日の出を見るために
早起きしたことなし。
正装して挨拶まわりしたことなし。
と
なんとも大御所の風格に欠ける
お正月ベテランですよ。私は。
こんなことで、伝統の継承はどうする!?
と
柄にもなく
反省しようかなあ、
どうしようかなあ、
やめとこうかなあ
と迷っていたら、
実家から戻った1月2日。
スーパーに出かけてみて
なんだかとっても安心しましたよ。
お正月の巨匠から、大ベテラン、中ベテラン、
さらにはベテラン、中堅、若手、初心者まで
大挙して食品コーナーに詰めかけ、
握り寿司盛り合わせだの、カップラーメンだの、
から揚げだの、中華プレートだのを
どっさりと勢いよく購入していましたもん。
み?んな、お正月ベテランの風格なし!
私たちって、結局、
年がら年中、買ってばかりなのねえ。
というわけで
お正月の過ごし方について
批判的な見解に展開することも可能なんでしょうが、
そんなこと、この私には荷が重いので遠慮して・・・
きっと、スーパーの食品売り場に集まった皆さんもね。
無邪気に買い物を楽しんでいたわけじゃないと思うんですね。
・こんなにお金使って大丈夫か。
とか
・こんな正月の過ごし方でいいのか。
とか
・父さんも母さんも老けたなあ、大丈夫か。
とか
・この姑、うっとうしいなあ。
とか
・息子に仕事がみつかるのだろうか。
とか
・本当は一人でのんびり過ごしたいんだけど。
とか
・休み明けの仕事がユウウツだ。
とか
もう、いろんな思いが
去来してるんじゃないでしょうか。
近年、お正月ベテランの風格も
その風情も情緒も、ハレの気分も
急速に失われつつありますが、
お正月という節目に
胸に去来する複雑な思い
は変わらないように思います。
自分と家族の来し方行く末を思ってしまうお正月。
希望と憂いが錯綜して、
やるせないような、切ないような、味わい深いような
なんともいえない時間ですね。
皆さんのお正月は、どんな希望とどんな憂いで構成されていましたか?
何はともあれ
遠い未来だったはずの2010年になっちゃいました。
ここはもう腹をくくって
憂いにはしばらく蓋をして、希望を少しばかりふくらませて
まいりましょうか。
あけましておめでとうございます。
今年もどうぞ、よろしくお願いします。
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