笑われても自分の歌を歌おう。

根がファッショナブルな人間でも
こだわりの人間でもないので、
しばしば、そんなこと、どーでもよくなります。

というか、


そもそも、おしゃれって何よ?


と「そもそもの成り立ち」から
疑ってかかる気分になってしまうんですね。

土曜日に古本屋に行き、
岡本太郎氏の「強く生きる言葉」を買って以来、
その気分に拍車がかかってしまいました。

岡本太郎さんといえば、
万博記念公園の「太陽の塔」ですかね。
この時期、冬枯れの公園に、
微動だにせず立つ太陽の塔はいいです。

天候に左右されない陽気さを保ち、
一人で、静かで、立派です。

えらいな。太陽の塔。

そんな岡本さんのつぶやきから、
ファッションと題されたものを。


ファッションで注目を浴びようというのもいいけれど、
それより、もっと人間として大切なのは、
自分の体を張って、自分の存在を主張していくことだろう。
こんな服を着ておしゃれをしたから、
どんなふうに自分が変わったかなんて
外見的なことばかりで鏡を見ないで
自分と対決するために鏡を見る。
これが、ほんとうの鏡の見方だ。



自分と対決するために鏡を見る。


気合入れて、ファイティングポーズで見るだけじゃだめなんだろうな。


たくさんのコンプレックスも抱えてらしたみたいで、
その格闘の後が見えるつぶやきが胸にしみます。



他人が笑おうが笑うまいが自分の歌を歌えばいいんだよ。


絶対に妥協しないで。
人と争うのじゃなくてニッコリ笑っていればいい。


負けた者こそバンザーイと、
大いに胸を張ってにっこりする、これだよ。




岡本敏子氏のあとがきに、

どんな短い寸言でも、まるごと岡本太郎であってすっくと立っている。

という表現がありました。


太陽の塔もすっくと立っている。


すっくと立つ。
人も作品も、それができれば、本物ですね。


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コメント

こんにちは☆

Carinaさん こんにちは☆
「笑われても自分の歌を歌おう」とは
自分オリジナルを持とうというのと同じようなものでしょうか?
私も「自分らしさ」ってなんだろう?と考えているので共感できます。

岡本太郎さんの作品はどれも岡本太郎らしいですし、彼だけじゃなくて芸術家はみんなその人らしさを追及するものでなのでしょうね。

昨年くらいにいままでより大きな等身大が映る鏡を買ったのですが(置き場にすごくこまる)
それを買って初めて気がついたのは 自分の頭が大きい!ということでした。 髪をひとつに結ぶとかタイトにまとめると全身のバランスがよくなることがわかりましたよ。

鏡を見て自分と対決・・・老化との対決 コンプレックスとの対決 いろいろありそうです。

  • 2010/01/12 (Tue) 15:35
  • ナチュラルココ #-
  • URL
Carinaさん こんばんは

今回上海で万博工事のすさまじさを感じてきました。ちょうど40年前の大阪万博を模範にしてるようで、国家を挙げての取り組みだそうです。
大阪万博は当時1歳、太陽の塔もいまだに見てませんが・・・

いまでも代表的な偉大な塔で、映像や写真で見ると、当時の国民の豊かな暮らしへの発展への期待を感じます。岡本太郎氏もいろいろな葛藤と戦いながら、そんな国民の願いをこめて作ったのでしょうね。
自分らしさを大切にする、忘れてしまいがちな大切なものを思い出させてくれました。
Carinaさんありがとうございました。
そしてこの本を読みたくなりました。

  • 2010/01/12 (Tue) 20:26
  • Yottitti #S0MVRpSc
  • URL
No title

”自分と対決するために鏡を見る”

対決して本当に美を見つける努力を
なさっていたんですね。
そして作品も世間の評価ではなく自分の想いが作品にきちんと反映されているかが重要で単に見た目が美しいだけのものでは芸術家としての満足感が得られなかったのでしょうか?

鏡は外面を映し出しますが
鏡と向き合う事で自分の内面とも向き合い、自分の本質を見つめて心と対話する事も大切なのですね。

  • 2010/01/12 (Tue) 21:57
  • あっころ #-
  • URL
No title

「そもそもおしゃれって何よ?」

ですが・・・私の場合は、 
「好きなものに囲まれ、心地よく暮らす」 
ですね。

おしゃれって洋服だけじゃないと思います。

私はファッション業界に身を置いていますので、異常に洋服にこだわる人、着ているものでその人の格を判断しようとする人など沢山見てきましたし、そうされました。

でもね、いくら洋服にお金をかけてても、ちっとも幸せそうに見えない人が多かったんです。

最新のファッションに身を包んでも、包んでるもの自体が最新なの?ってカンジですかね(笑)

なんでもそうです。
バランスだと思います。

人は、毎日食べるものだったり、暮らす環境で作られると思います。
だから、きちんと生活をしてこそ、おしゃれなんじゃないでしょうか。

私は残念ながら、「すばらしくセンスの良い人・・・」ではありません。
むしろ、普通よりちょっと背伸びをしているくらいでしょう。
だからこそ、一つ一つのものにこだわらないと、おしゃれにはなれないんです。

一つ一つを自分の感性で選び、大切に使う・・・。
そうしていくと、自然と心地よい空間が生まれてきます。
それが私の目指す、おしゃれでしょうか・・・。

洋服なんて、その人のほんの一部でしかありません。
特に、最近洋服に興味が沸かなくなってきたので、余計そう感じるのでしょうね。

そうだ!最近の私は、仕事で戦わなくなってきたんです。
確かに、誰かと戦いながら仕事をしていたときは、着るものが重要でしたよね。
今は、洋服で武装する必要が無くなったんですね。

それにしても、Carinaさんのお題はいつも深いわ~。
色々考えさせられました。

  • 2010/01/12 (Tue) 22:11
  • fu~ #-
  • URL
Carinaさん、おはようございます!

好きです、、、この言葉、、、。
『他人が笑おうが笑うまいが自分の歌を歌えばいいんだよ。』

そんな風に頑固で、屈託なく、伸びやかでありたいです。
それでいて、しなやかな大人テイストが持てたらいいなあ。へへへ。

その本の中の抜粋だったのでしょうか、それとも昔のトーク番組(徹子の部屋?)だったのか、忘れましたが、

『「なんか、いいわね~」は、「どうでも、いいわね~」なんだよ!
僕は、「わっ!?なんだこりゃー?!」、つまり、「わっ、スゲー!!!」を作りたいんだ!』

この言葉にも、すごく打撃を受けました。同意ばかりを求めてちゃ生み出せない、、、って。
(重ね合わせたのは仕事の事でしたけど)

Carinaさんは、大人でありつつも、自分の歌を歌える人だと思うのです。『私、歌いますよ?』ニコッ、、、!って!

  • 2010/01/13 (Wed) 09:01
  • gatto #e8aPltnE
  • URL
No title

Carinaさん

そもそもオシャレって???

こういうことPUYOKOもたまに考えるわ。
で、思うのはオシャレって流儀と知性って
ことだわね。
ファッショニスタであろうとなかろうと、
センスがよかろうと悪かろうと、
身に付けるものはその人の流儀と知性を
雄弁に表現してしまうものなのよ。

侮れないわよん(笑)

  • 2010/01/13 (Wed) 13:18
  • PUYOKO #-
  • URL
★ナチュラルココさん

おはようございます。めちゃくちゃ反応鈍くてすみません!

それが岡本太郎さんは、さすがに深くて
「自分らしく、じゃなくて。人間らしく、生きよう」みたいな
つぶやきもあるんですよ。
結局、中途半端で自己防衛的な自意識を抜け出せってことだと思うんですよね。
そのすがすがしさがいいんだ、みたいな。

大きな鏡いいですね!体重を計るだけでやせるみたいに
鏡に映すだけできれいになるのも事実だと思う。
対決・・・ほんといろいろあります。
私の場合は、「投げやり」との対決だ(^^ゞ

  • 2010/01/15 (Fri) 08:55
  • Carina #-
  • URL
★Yottitti さん

おはようございます!そしてお帰りなさい!
上海の旅、すっごく楽しそう。
&めちゃくちゃおいしそうですv-238

そうですよね~。上海は万博を控えているんですね。
40年前の日本みたいなのでしょうか。
その熱気のなかに一度、身を置いてみたい気がします。

太陽の塔は、なんかとてもよいですよ。
あっけらかんと毅然としていて
見るたびに気持ちが晴れやかになります。
時代とともに色褪せないのはほんと不思議です。

  • 2010/01/15 (Fri) 08:59
  • Carina #-
  • URL
★あっころさん

おはようございます!

> 鏡は外面を映し出しますが
> 鏡と向き合う事で自分の内面とも向き合い、自分の本質を見つめて心と対話する事も大切なのですね。

そう、そういうことをおっしゃているんだと思うんです。

画家が自画像を描くみたいに、鏡を見るってことでしょうか。
それってとても厳しい営みですよね。
でもときどき、私たちも鏡を見て思わず内面を自問すること、ありますよね~。

そのとき、その鏡のなかの自分との対話を勇気とか、
そういった前向きの気持ちに変えたいですね。
一歩踏み出す。そのために鏡をみるみたいな。

  • 2010/01/15 (Fri) 09:02
  • Carina #-
  • URL
★fu~ さん

好きなものに囲まれて暮らす。

その言葉は最近、私も考えていたんです。
昨日(14日)の記事もちっともうまくかけていないんですが、
実はそのことにつながっているんですね。

自分だけを「切りぬいて」おしゃれしても
背景(暮らしとか環境)といっしょでないと
素敵に見えないってこと。
ポーズしてもダメってのは、そういう問題意識だったんですよね。
読み返してみるとまっ~たく書けてないんですけど(>_<)

fu~ さんのブログでも書かせていただきましたが、
着物に対する視点に共感しました。
これからの着物と深まる関係を楽しみに拝見しますね。

  • 2010/01/15 (Fri) 09:10
  • Carina #-
  • URL
★gattoさん

> そんな風に頑固で、屈託なく、伸びやかでありたいです。
> それでいて、しなやかな大人テイストが持てたらいいなあ。へへへ。

ああ、gattoさん。gattoさんのブログは
まさしく↑↑↑↑ですよ!
頑固なのに屈託なく伸びやか。しなやかな大人テイストだもん。

> 『「なんか、いいわね~」は、「どうでも、いいわね~」なんだよ!
> 僕は、「わっ!?なんだこりゃー?!」、つまり、「わっ、スゲー!!!」を作りたいんだ!』
> この言葉にも、すごく打撃を受けました。同意ばかりを求めてちゃ生み出せない、、、って

ああ、そんなことがあったのですね!その番組、見たかったなあ。

そうそう、実は昨日新聞を読んでいたらオードリーが太陽の塔に触発されたらしく、
あの春日くんの胸を張ったポーズは、太陽の塔のマネらしいのです!!
びっくりしたなあ(笑)gattoさん、いつもほめてくださってありがとうございます!
お忙しいと思いますが、無理なさらないでくださいね。

  • 2010/01/15 (Fri) 09:16
  • Carina #-
  • URL
★PUYOKOさん

おはようございます!

流儀と知性ですか。
なるほど、うわあ。深いなあ。
ちょっとどっちの言葉もすごく魅力的だけども、
すぐに手に入るもんじゃないですよね。

そっかあ。だからこそ時間をかけて培うものなんだろうなあ。

> ファッショニスタであろうとなかろうと、
> センスがよかろうと悪かろうと、
> 身に付けるものはその人の流儀と知性を
> 雄弁に表現してしまうものなのよ。

そのとおりなんですよね。昨日、本を読んでいて
同じようなことを感じていました。
また書いてみます。おひまなときにご意見ください<m(__)m>

  • 2010/01/15 (Fri) 09:19
  • Carina #-
  • URL

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