「女」をプラスする、という発想へ。

というわけで
女性ホルモンの急激な減少とともに、

概ね40代半ば過ぎから、
女の天然美はあれよあれよと
驚くほどのスピードで失われます。
(覚悟めされよ。アラフォー諸君)

私たちの将来の姿を
いたるところで身をもって示してくださっている
60代や70代の諸先輩方を拝見しても、
それが、まごうことなき真実だとわかりますね。

ツヤ、ハリ、潤い、
膨らみとくびれからなる曲線の維持を賭けた戦いは
大げさな言い方をするなら、
不可能への挑戦。

その戦いの勝者が、地球上に一人でも存在するなら、
私はぜひ、この目で見てみたい。
(80歳になっても違和感なくピチピチの女性とか)

もちろん上手にホルモン療法を取り入れたり、
美容整形に投資して
「天然」から「人工」の美にシフトするという
「あくなき挑戦の道」もあるにはあるんでしょうが、

そんな熱意ないもんな。私。

できれば、もっと楽に、


老いを受け入れながら、(それなりに)美しくありたい。


んじゃ、どうすればいいの?

というのが悩ましい問題なのですが、

先日来紹介している光野桃さんの
「私のスタイルを探して」 (新潮文庫)を引き続き読んでいたら、
共感できる一節がありました。

たとえば、こんなところ。

若い頃に比べて衰えてきた肌、やせてきた髪といった
外見上のハンディに、色や装飾をプラスする。
それが人間の編み出してきた生きる知恵としての
「おしゃれ」だと思う。


なるほど?。だったら私たちこそ、おしゃれ世代ど真ん中じゃん。


さらに外見上の衰えは、内面の充実や円熟と反比例する。
だからプラスすることによって
外見上のハンディを克服すると同時に、
年をとったことによる内面の充実を
ファッションによって表現する。
それがおしゃれの役割だと思う。


そっか。そっか。
内面が充実しているかどうかは、はなはだ不安だけれども、
まあ、若いときよりはマシだとして、
そういった内面に勝手に自信を持っちゃおうかな。
細かいことを気にして、反省ばっかりしてきたけど、
事態はそんなに好転しなかったし、
自分もそうそう成長しなかったんだから。
もう、根拠なく自信持っちゃおうかな。
生きてきたもんね、そろそろ半世紀になろうという長きにわたって。


女性ホルモンといっしょに「華やかさ」がなくなるんなら、

おしゃれで「華やかさ」をプラスすればいい。



意図的に女をプラスするのも楽しいかも。
がんばれ。私。


【オススメ記事】
忍びよる「所帯やつれ」を撲滅するには?

こちらから過去記事一覧をご覧いただけます。
最古記事から読んでいただくと面白いですうわめづかい

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コメント

No title

年明け最初の月に良いお話を読ませていただきました。はりきっちゃお。

  • 2010/01/19 (Tue) 12:49
  • Yさおり #tHX44QXM
  • URL
No title

更年期治療、前回の記事でどんなもんかな?って
あれこれ調べてみると
http://mmh.banyu.co.jp/mmhe2j/sec22/ch243/ch243a.html
http://www.e-expo.net/world/2009/02/post_163.html
ホルモン治療を若さを保つ為に受けるのは
リスキーだなって思っちゃいました。

漢方とかコラーゲンとかちょいとふっくらする
ものでなんとなく補っていくくらいが関の山だって事なのね(泣)

熟年になっても魅力的な女性、京都の芸者さん上がりのお茶屋さんのママとか
艶っぽくって幾つになっても色気が有りますよね。
そうしたプロだから、日々精進して年をとっても
艶っぽくってかわいらしいんでしょうね。

ここ、狙ってみて見本にする事が良いかなって
思いました。
立ち居振る舞い、お化粧、こんな事はリスクもなく健康を失う事も無いからね~



  • 2010/01/19 (Tue) 13:39
  • あっころ #-
  • URL
No title

はじめまして
いつも読ませてもらっています。
根拠ない自信 って今考えていることに
ピッタリ合いました。
何も特技なく、思ってもみなかった人生を
送っている自分だけど子供3人いて
半世紀近く生きてきて。
自分を嫌ってきたけど
ま~長く生きれてるんだ。
これでいいんじゃないか って
手を打ってもいいですね。
もちろんおしゃれの心を忘れずキレイにいきます。
これからも楽しみにしています。

  • 2010/01/19 (Tue) 15:05
  • midori #-
  • URL
No title

変化の節目って感じます。はじめは28くらいで、次が36くらい、そして現在。
覚悟はしてるものの、やはり女性は永遠に華やかでいたいもの。そうしておしゃれで補う知恵がついたのですよね。
自信を持っておしゃれをして輝いてる女性は素敵ですものね。
風邪をひいて緩んでましたが、気を引き締めないといけないです。

  • 2010/01/19 (Tue) 21:44
  • Yottitti #S0MVRpSc
  • URL
あえて「引き算」も

Carinaさん、こんにちは。
文春文庫「おしゃれの視線/私のスタイルを探して」を買いました!
ざっと読んでみて、けっこう「うん、そうそう」とうなずける部分ありました。またじっくり読んでみて、他の著作もおもしろそうなので読んでみようかと思います。

さて、上記の「足し算の美学」、基本的には賛成なのですが、若者が質素でシンプル志向の欧米(特にヨーロッパ)と違い、若者ファッションがやたらデコラティブな日本においては「足し算」は要注意じゃないかと思います。
若い世代との違いをつけるなら、あえて「引き算」もありかと思いますよ。悪趣味な「足し算」は、演歌歌手のディナーショーに群がるおばさんみたいになってしまいますからねえ。

  • 2010/01/20 (Wed) 12:52
  • イシコロ #-
  • URL
私も

「私のスタイルを探して」と「おしゃれの視線」以前にそれぞれ105円でゲットして読みました。
頷けることが多いですが、最近の光野さんの近影を見ると、ちょっと・・・^^;
でも「華」のある人です。装いにも「華」がある。

イシコロさんも書いていらっしゃいますが、足したらその分どこかで引かなきゃマズいでしょうね^^;
スカーフをプラスするなら、ブラウスはフリルのものはやめてシンプルなものにするとか。
大ぶりのネックレスを着けたならイヤリングは取るとか・・・。

何事もバランスですね。

>年をとったことによる内面の充実を
>ファッションによって表現する。
>それがおしゃれの役割だと思う。

と同時に見せようと意図しない内面までもが滲み出てしまうのがおしゃれの怖さであり、実は楽しみだと思います。

ファッションを見ると、その人の家が綺麗か汚いかまでなんとなく透けて見えるような気がしませんか^^?

  • 2010/01/20 (Wed) 15:00
  • ヨウコ #IwiPhfUQ
  • URL
★Yさおりさん

こんにちは!

さおりさんはすでに着々とデザインされていますもんね。
人生もおしゃれも。

私は、その姿勢にまなばせてもらってます。

私もはりきっっていこうv-91

  • 2010/01/23 (Sat) 09:48
  • Carina #-
  • URL
★あっころさん

役立つ情報をありがとうございます!

私の姉が少しの期間だけホルモン療法をやっていたんですが、
そのときは、「頻繁に乳がんチェックしておけばいい。
メリットのほうが大きい」という論調だったように思います。
でもあっころさんの紹介くださったリンク先を見ると、
やはり続けると乳がんのリスクが高まるんですね。
確かにリスキー。

> 熟年になっても魅力的な女性、京都の芸者さん上がりのお茶屋さんのママとか
> 艶っぽくって幾つになっても色気が有りますよね。
> そうしたプロだから、日々精進して年をとっても
> 艶っぽくってかわいらしいんでしょうね。

ああ、わかります~。以前、祇園おどりを見にいったんですが、
舞台上で踊る芸妓さんで姿のとても美しい方がいて
舞台裏を知っている友人に「あの人、めちゃくちゃ色っぽくてきれい」と
言ったら、「ああ、70歳くらいだよ」って言われてしまいました(笑)

それくらい動きと雰囲気と堂々とした風情が「現役」だったんですよね。

長年の精進ってすごいですね。
ダラダラしてちゃいけないなあ。

  • 2010/01/23 (Sat) 09:53
  • Carina #-
  • URL
★midori さん

はじめまして!いつも読んでいただけているなんて
とてもうれしいです。なんだか緊張します。
ありがとうございます。お返事がものすごく遅くなってすみません!

midoriさんも私と同じような気持ちを持っていらっしゃるんですね。
私ももう、挫折続きの人生で
「ああ、結局、こういうのなのね。私・・・」みたいに
落ち込んじゃいます。
このブログも、「こんなこと書いたら、馬鹿にされないか」という
自信のなさとの葛藤続きなんですが、
同じように考えてらっしゃる女性がきっといると、どこかで
信じて書いています。

そうですよ!それでいいと思います!

子供3人にご飯を作り、弁当作り、
勉強のことで叱り、お金を出し、掃除もし、洗濯もし、
いっぱいいっぱい働いてきたのですから、
「根拠ある自信」で堂々と、「わが人生に悔いなし」でまいりましょう!(笑)
言ったもん勝ち、の精神でいきませんか?
私もそれでいきますよv-91

  • 2010/01/23 (Sat) 09:58
  • Carina #-
  • URL
★YOttitti さん

こんにちは!
体調が今一つのなか、いつもコメントくださってありがとうございます!

変化の節目。ああ、そうかもしれない。
Yottitti さんの書いてらっしゃる28歳と36歳って鋭い気がします~。
私28歳から30歳のころにノースリーブから出た腕が
太さは変わっていないのに、「あ、昔と違う・・・」と感じました。
オバチャンテイストが入ってきている・・・みたいな(笑)

次の節目は、やはり45前後でしょうか。
いつまで可憐なYottitti でいてくださいね~v-238

  • 2010/01/23 (Sat) 10:02
  • Carina #-
  • URL
★イシコロさん

こんにちは。うわあ、お買いになったんですね!

私は「おしゃれの視線」は読んでいないので、
両方お読みなったんですね。いいな。

なんか節操のないことを言うようですが、
このところ女子大に足しげく取材に行っていて
若い女性たちを見ていると
シンプル率低し(笑)
もう、メイクもブーツもジャケットも
かなり派手で、「光野さんの理想とする若者いないじゃん」と
思っていたところなんです。
この文化から育つと、確かに危険かも(^^ゞ

> 若い世代との違いをつけるなら、あえて「引き算」もありかと思いますよ。悪趣味な「足し算」は、演歌歌手のディナーショーに群がるおばさんみたいになってしまいますからねえ。

おもしろい(笑)
ほんとですね。危険すぎますね。

  • 2010/01/23 (Sat) 10:14
  • Carina #-
  • URL
★ヨウコさん

そうなんです。私も光野さんの写真などを拝見していて、
ムム・・・ちょ、ちょっと、これは・・・と思いました(笑)
でもそれも含めて光野さんスタイルなのかとも。

> と同時に見せようと意図しない内面までもが滲み出てしまうのがおしゃれの怖さであり、実は楽しみだと思います。
>
> ファッションを見ると、その人の家が綺麗か汚いかまでなんとなく透けて見えるような気がしませんか^^?

ああ、そこ本質ですね!

たとえばヨウコさんのコーディネートからは暮らしの「きちんと感」が
ちゃんと出ていますもん。
何にしろ、ほんの小さな現れから、
日ごろの暮らしが明確に透けて現れるんですよね。

美人の汚ギャルは存在するが、
美人の汚中年は存在しない。
厳しいけど、真実だと思います。(あ、これ書こうかな。ありがとう!ヨウコさん)

コメントしなかったですが、ランチに行く装い素敵でしたv-237
あんな素敵に現れるママともいませんよ。私のまわりには。

  • 2010/01/23 (Sat) 10:20
  • Carina #-
  • URL

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