アンチエイジングに血道をあげても
「オバサン化」を根底から防げそうにないので、
いっそのこと思いきった制度改革をお願いするのはどうでしょう。
「オバサン」(オバチャンも含む)という言葉を全面使用禁止にして、
いかなる状況においても、
その言葉を用いた者には厳しい罰則規定を設けるのです。
(懲役5年か罰金1000万円とか、どう?)
そして
フランスかぶれといわれようと、
イタリアかぶれと笑われようと、
「自分の顔立ちを鏡で見てから言え」と謗られようと
「オバサン」の代わりに
「マダム」を用いるという法律を施行する。
もう、それだけで
「若い子が来るかと思ったら、オバサンが来たよ」
「オバチャン、おしゃれしてどこ行くの?」
「うちの嫁も、すっかりオバサンになってさあ」
なんて、私たちの心を日々傷つける言葉の数々が、
「若い子が来るかと思ったら、マダムが来たよ」(ゴージャス感アップ!)
「マダム、おしゃれしてどこ行くの?」(オペラとかかしらん)
「うちの嫁も、すっかりマダムになってさあ」(大人の色気にランクアップ!)
と、もう、ことごとくニュアンスを変えるじゃありませんか!!
しかし。
そのかわりといってはなんですが、
この法律は私たち自身にも適用されるため、
「若い子はいいなあ。オバチャンになったらもうダメよ」とか
「この年になったら、正真正銘のオバチャン。何やってもいっしょ!」とか
「オバチャンは厚かましいもんよ。それがどうした?」
といった
オバサンを自認することで謳歌していた
・開き直り
・投げやり
・厚かましさ
・あきらめ
・ずぼら
・がさつ
・馬鹿笑い
・食欲全開
などの
周囲の尊敬や憧憬は得られないが、
それなりに居心地のよかった数々の特権も
すべて手放さなければなりません。(マダムだもん)
ど、どう?
想像以上に大変かもしれませんね・・・。
う?ん。困ったな。
であるならば、
法律の施行と同時に、セイフティネットとして
大阪あたりに「オバサン特区」を作ってもらい、
40歳以上の女性には
特区への交通費・宿泊費として利用できる
「マダム手当」を支給。(←所得制限ありかな、やはり)
毎日のマダム暮らしに疲れたら、
その特区に集まって「心の洗濯」をするというのはどうでしょう。
そこでなら全国各地から集まったマダムたちが、
それぞれの方言で
「いやあ、あんた、もう。マダムすんのもしんどいわ」
「ほんと、ほんと疲れるわよねえ」
「私たちオバサンやけん、もう、オバサンでよかとばってん」
などと口ぐちに不平を主張しあがら、
持参したお菓子を分け合って食べ、
お好み焼きを食べ、たこ焼きも食べ、
生ビールも飲み、ウーロン茶も飲み、
大浴場なんかにも浸かり、脱衣場ではスッポンポンで談笑し、
もう、思いっきり盛り上がるのです。
目に浮かぶなあ。
楽しそうだなあ。
もう、おしゃべりしまくっちゃうよ。
結局、オバサンでいたいのか。私。
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