誰に見てほしくてオシャレする?(2)

オシャレというのは、
よほど他を顧みない「奇装」をしない限りは、
他人の視線を前提にして行われるから、


やっぱり、だれに向けてオシャレするか。


は大切ですね。


自分が「自分を見てほしいと想定した他人」が、
実際にそんな風に自分を見つめるか否かは別にして、


だれを想定してオシャレしているか。


は明確に表情や立ち居振る舞いに現れるように思います。


「自分と恋に陥るかもしれないまだ見ぬ男」に向けて装う。

とか

「自分と競り合っているであろう同世代の女」に向けて装う。

とか。

同窓会なんてその2つの欲望がわかりやすく現れるから、
哀しくて、面白くて、俗っぽくて、ときめく。
そこに「かつての私」と「かつてのあなた」という
時間軸まで加わるから、物語はさらに重層的に!

いやあ、私たち、
若いころに比べて巧妙に、賢く、
過剰なほどの謙遜で会話を包む術だけは身につけたけれど、
その実、かつてよりはるかに増大した
「勝ちたい欲求」がフツフツと心中にたぎっている。

そんなことないですか。

20代のころの私が
他人事のように見つめていた
中高年女性の姿。
はるかに年上の女性の姿に
少しでも「若さへの執着」の匂いを感じた時
「年齢重ねてそれかよ」的な軽蔑を感じていたはずなのに。

だからこそ、今の私は、
老いを肯定的に受け入れ、
凛とした女性になろうと
一歩踏み出したはずなのに、


この競争意識に揺れる。

揺り戻される。



「みんな違ってみんないい」の境地、今なお遠し。


いかん。これではいかん。


これからの幸せな時間を創るために装いたいよ。


「あの人と友だちになりたいな」
と思ってもらえる装いができたらサイコー。

凛としてなくてもいいからさ。
若者に憧れられる必要もないからさ。


勝つための装いでなく、

出会うための装い。


友だちになりたい人と
男性・女性を問わず、
友だちになれたらすばらしい。

楽しいことたくさん話したいよ。

48歳の5月。めざすは、そんな装い。
という方向性なら私は勝てる。(あ、あれ??)


【関連記事】↓こちらが(1)ですね。よければ、どうぞ(*^_^*)
誰に見てほしくてオシャレする?

こちらから過去記事一覧をご覧いただけます。
更年期の体の変化とか、そんなあれこれも書いています!!うわめづかい

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コメント

No title

Carina様

こんにちは。
同じこと考えていました・・・

「みんなちがってみんないい」by金子みすず・・・本当にその通り・・・道なお遠し(泣)

勝負する気は更々無いけど、何故か身を置く「着画」カテ・・・(苦笑)

最後の一文の締めで今日も笑わせていただきました♪

それでは、また~、ごきげんよう~    蘭子

勝負からおりたいけど。

わたしもまさに、
その「競争意識」とやらに
苦しんでいる一人です(泣)
若い子にはマネできない着こなしをしてやるわ
なんて頑張ってきましたが、
それってたいてい
「オトナのオンナ」とか
「デキるオンナ」的なファッションになっちゃって、
まあ、アラフォー時代はそれでもよかったですけど、
40代も後半に突入したことだし、
さすがに最近は、
「これって、はたから見ると
 イタいおばさんになってるんじゃ?」
などと思うことしきりで・・。

そもそも自分自身がキャラ的に、
「オトナのオンナ」とはほど遠いので、
周りの人を騙すのに疲れたってのも
あるんですけどね。

でも一方では、
いつまでも現役の女性でいたいし、
そうであるならば、
男性の目を意識すべきだとも思うし。

40代半ばは迷います。

最終目標は
樹木希林さんなんです。
でも、
そこに行くまでの道のりがむずかしい・・

  • 2010/05/02 (Sun) 17:54
  • ヴィヨンの母 #-
  • URL
No title

誰に向けてのおしゃれか・・・というと・・・、
月並みですが、「世間」 でしょうか・・・。

今さら男性を意識する場面もないわけで、その場その場の世間に対して・・・というのが私の場合です。

TPOみたいなもんでしょうか。
今日のシュチュエーションなら、○○風・・・と自分でテーマをつけてスタイリングを楽しんでいます。
自分なりのスタイルが作れたときは、なかなか快感です♪

せっかくのおしゃれです。
いろいろ試してみましょう。
ワンパターンでは面白くないですからね。

私なりには、色んなバリエーションと思っていますが、他人様から見れば、どんなスタイリングも「私っぽい・・・」になるんでしょうけどね。

  • 2010/05/03 (Mon) 15:45
  • fu~ #-
  • URL
No title

誰に向けての・・・というよりは
私の場合は「私はこんな人」っていうのを表すための装いかな?

お友達といったって、誰にでも彼にでも好かれたいとは思わないしなぁ。
競争意識っていうのは意外と(^^?)ほとんど意識したことがない気がします。
勝ちとか負けとか「何をもって???」という感じです。

だから前の記事の「一応感」でいえば
学校へ行くときは「私も一応ちゃんとした母」ということが表せれば充分なワケで、
自ずと装いは「一応」って感じになるかも^^;なんて思いました。

  • 2010/05/03 (Mon) 20:56
  • ヨウコ #IwiPhfUQ
  • URL
No title

「誰に向けて」というのは
やっぱり言い古された言葉ではあるけれど
TPOにあった服装ってことかなあ?

この間、仕事関係の男性と2人で出かける機会があったんです。
その人が、スーツで来るのかを尋ねなきゃって思ったし、
それを聞いたうえで
スーツの隣にいても浮かない様な服をチョイスしました。
その人、にもそうですが、
その人と歩いているところを見る
周りの人からの目線ってのも
気にしていた自分がいます。

これって、実は久しぶりの感覚でした(爆)
いくつになっても
服を選ぶこういうドキドキ感っていいですよね。

  • 2010/05/05 (Wed) 10:56
  • おどろんまま #-
  • URL
No title

洋服を選ぶ時は私もTPO派かな。
相手はだれか、何処に行くか、時間は、
目的は、体調は、そんなもろもろの細かい事を
考慮して居心地が悪くならないように、楽しめるように洋服やメイクを決めます。

勝ちたい気持ちというのか、おしゃれしてほめられたりにっこりお愛想などされると認められたようで、子供でもおばあさんでもだれでも嬉しいです。
人はファッションメイクですごく変わるって
たまたま見たTVでikkoさんのスッピンとメイク後
の激変振りで感じました。
どんな人も美しくなる努力をすれば、綺麗に見えるものです。たまにそんな風にお化粧して変身すると気持ちが前向きになりますね♪

  • 2010/05/05 (Wed) 12:23
  • あっころ #-
  • URL
No title

やっぱり あまりにも流行おくれの装いはしたくはないですね。
この年代でも感度は、しっかり張ってますってとこは見せたいし・・てことは若い世代に勝ちたいのかなぁ~
老いや自信のないところを、隠すのではなく
努力して美しさを保って出すほうがいい
デコルテだって努力しだいできれいになるものです
上品で流行も知っていて、でも年齢相応の取り入れ方をして 少し色香も漂わせたい

これがめざすところかなあ 

No title

私のオシャレ・・・・

まず1つは仕事での自分を出すためのもの。
だから若さより健康性や笑顔が伴わないもの 無理があるものはこの場合却下!
仕事内容が学会だったりだから高価すぎるものはステータスある人たちのもので 私には必要ない。私は影の黒子ちゃんだから・・・だから清潔感と少し流行 でもスーツでいいんでしょう。
(外すほどの流行遅れのスーツにパンプスだと 私の肩書きじゃ相手されないので相応にする。押しのある格好てのはあると思うのでする。
これはオシャレというよりTPOかな?)

もう1つは自分のため

自分がしたいなあって格好をしたい
それだけ・・・誰かが見たら痛いだけの格好
誰かには 浅はかにしか見えない格好
それを承知した上で やっぱりやりたいファッション

個人的に女性として媚びるつもりはもうない。

ただ 仕事として女性本来の何かを生かせて1つでも 良い話題 情報が入ってくるためのスキルの1つとしては媚びて(?)オシャレも必須!
この媚びには 知性も必須
ここが痛いなと思う 辛いなと思うけどね(爆)

  • 2010/05/06 (Thu) 12:17
  • ちゃーばー #-
  • URL
コメントありがとうございます!

★蘭子さん
うわあ、蘭子さんも?

私もね。競争意識はそんなに高くない方だと思うんですが、
やっぱ、あるんですよねえ。
それが、自分の思い切った変化というか、そういうものに
ストップをかけるなあ、なんて思っていたんです。
まあ、それが「生きている」ってことかな(^^ゞ

あ、そうそう!お顔拝見しました!
もう、めっちゃ美人じゃないですか!!
おまけにスレンダーだし。
うらやましさ倍増しましたよ~。
でも、お人柄なんかがよりわかってうれしかったです!!

★ヴィヨンの母さん
樹木希林さんかあ。
あの方を志すというのは、かなり難易度高いですよね。
そもそも、外見的に「このようにオシャレしています」という
タイプの方じゃないから、やはり、そこは、内面になるのかなあ。

ブログにお邪魔したのにコメントせずに帰ってしまいました!
今度の記事も、その前の記事(酒飲みかあさん伏見を歩く)も
しっかり拝見しました~。
この前、夫が「キザクラ」のところで
お酒の入った葛餅を買ってきたんですが、
美味しかったので、そして伏見もまた情緒があってよいというので、
ぜひ歩いてみたいと思っています♪

★fu~さん
今日のシュチュエーションなら、○○風・・・と自分でテーマをつけてスタイリングを楽しんでいます。

こういうところが、さすがです!

そうなんですよね~。
特に誰に見せると肩に力入れるでなく、
楽しめて、そしてなお、その人らしかったら最高ですよね。

★ヨウコさん
ああ、そうかあ。ヨウコさんのブログから伝わる明るさって
そういう「勝ち負けって何?」っていう心持ちから
生まれるんでしょうね!

私、何を競っているわけでもないのにね(^^ゞ
なんでしょうね。結局、自分にあんまり自信がないのかも(と今更ながら気づく)
つまり他人と競争しているようで、
自分が自分をどう見ているかってことなのかも
・・・と思いました。

★おどろんままさん
こんにちは!ご無沙汰しています~。うれしいです。

なんか、そのシチューーションを想像するだけで
おどろんままさんのピリリと心地よく緊張感のある
精神状態が伝わってくるみたいです♪
そうですよね~。
そんな風に、一緒にいる人にさりげなく合わせるとか、
その時の周囲の視線とか・・・楽しく考えられると最高ですよね。
ってことは、つまり大事なのは適度な緊張感・・・??
ってことは、私に欠けているのは緊張感???かも。

★あっころさん
Ikkoさん、私も見ました。
なんかすごく努力家ですよね。
ピンと張った糸みたい。切れそうで切れない感じ。
すごい人だなと思いました。苦労もしてらっしゃるんでしょうね。

やっぱTPOかなあ。そして、そこで褒められると嬉しいもんね。
気持ちが後ろ向きの時こそ、おしゃれって有効だなあと
最近、思っています(^^)v

★kireidokoro さん
kireidokoro さんの目指すところって、
これから老いを重ねる人間としては、
理想的だと思います!

そうですよね。今日、電車に乗って出かけましたが、
あまりにも流行を無視した格好は、やはり、
「すべてにおいてズレているかも・・」と
感じさせる危険があるなあと思いました(笑)。
私の隣に座っていた人(60代の女性)は、
すべてにおいて流行からずれていましたが、
ずっと、小さなピンク色の手かがみで髪の毛を直し
ファンデーションをあちらこちらに用心深く塗っていました。
どこを直そうとしているのか。
完成形はどこにあるのか。ミステリアスでした(笑)

★ちゃーばーさん
もう、そのまんま、ちゃーばーさんところで
記事にしてください!!
こんな内容の濃いこと、コメントで書いたらもったいないよ~。

私たちのおしゃれに必要なことが
ぎっしり詰まってるもん。
最後の3行もいいなあ。見習います!!

  • 2010/05/16 (Sun) 16:21
  • Carina #-
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Carinaさんの人気ブログの記事を読んで、年上の友だちのことを思い出しました。

  • 2010/05/08 (Sat) 15:08
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