私みたいなそこらのおばちゃんが
「太ったままでいる」のとはわけが違います。
ついつい食べ過ぎてしまっちゃうことによる体重増加、
という側面もあったんでしょうけど、
あれほどの美女です。
「いかん、やせねば!」
とわが姿を見て
ダイエットを決断したくなる瞬間もあったに違いありません。
(なかったとしたら、それはそれですごいなあ)
でも、やせなかった。
太ったままで、
親しみやすくなって、
ますます優しげになって、
幸せオーラを振りまいています。
どんなことを考えている人なんだろうと探してみると
「人が老いるって、自然なこと。
そこにドンと腰を据えれば、何か見えてくるものがあるし、
よけいなことに惑わされず、心穏やかに生きられるのかもしれない。」
と昨年のインタビューで答えてらっしゃいました。
なるほどねえ。
彼女自身が、ドンと腰を据えようとしたのかもしれませんね。
もうひとつ。私が好きなのは、この答え。
(“恋多き女”といわれた時代もあったが)
「あぁ、そうでしたよねぇ。もう前世みたい。
あのときは嫌でしたけど、
いま思えば、何て華やかな言われようなんでしょう」
周囲のだれもが息をのむほど美しかったであろう
スレンダーでセクシーな容姿と
選ばれたごく一部の女しか味わえない優越の記憶を
「もう前世みたい」と軽く流すってすごいな。
太るという老化現象を一つ選びとり、
今を生きる道を選んだ
といえるかもしれませんね。
すべての老いの兆候を
しらみつぶしに排除するのでなく、
どこかひとつ、自然に抗わずに受け入れてみる。
体重でも、白髪でも、シワでも。何かひとつを。
幸せオーラって、そんな悠揚な心持ちから発せられるのかもしれない。
この人を見るたびにそう思います。
【関連記事】松坂慶子さんについては、以前も違う角度からも書いていました。
こちらもおもしろいですよ?↓
太っちゃう、という戦略。
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年をとるって滑稽で哀しくて面白いな?と思っていただけたらハッピー

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