40代。日常の佇まいが大事だ。

家族でキャンプに出かけ、
近くの食堂で昼ごはんを食べたときのこと。

隣のテーブルには、
地元の男性と思われる二人連れが座っていて、
ビールを飲んでいた。

二人ともちょっとご機嫌になっていて、
自分を大きく見せようと、
共通の知人の悪口に夢中になっている様子。

わかる、わかる。その気持ち。
ストレス発散だよね?。
悪口、言っちゃえ。言っちゃえ。お休みだもん。

私の左隣に座る男性は、
片方のスリッパを脱ぎ、
その足を、もう片方の腿の上において、
貧乏ゆすりより、わずかに鷹揚な
「中流の下ゆすり」中。

上半身はというと、
肘はテーブルにつき、
相手の話を聞いているのか、いないのか
握った割り箸でリズムをとるように
皿をカチャカチャ言わせている。

パーカッショニスト系飲食スタイルとでも言いましょうか。

私とほぼ同世代と思われるお二人さんを
親子丼を食べながら見ていたら、
若いときの彼らの姿が見える気がした。

Tシャツにジーパンかなんか着て、
片足をもう片方に乗せて落ち着きなくゆすって
そこにはいない「連れ」の話題に盛り上がり、
テーブルに肘をついてつまみを食べ、ビールを飲む。

いるよね?そんな若者。今も、どこにでも。

若いころは、きっとそれでも女の子にモテることもあったんだ。

でも20年後の彼らにそれはない(と思う)。

ご機嫌になって自分たちを大きく見せた気になっても
傍からは決してそうは見えないもん。

ライフスタイルの見直しをすることなく年月を重ねると、
知らない間に小汚くなる。


ストレスたまるのもわかる。
悪口言いたくなるのもわかる。
こんなときぐらい自分を大きく見せたくなるのもわかるよ。
私もそうだもん。

でも、

背筋は伸ばそう。

行儀よくしよう。

それだけで男が上がる。女も上がる。

自戒を込めて言う。

日常の佇まいが大事だ。

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