去年の話になりますが、
「セックス・アンド・ザ・シティ」映画版の
キャリーにも同じことを感じたのです。
ご覧になりましたか?
(余談ですが、キャリーを演じるサラ・ジェシカ・パーカーって
往年のバーブラ・ストライザンドに似ていませんか?
バーブラから、あくを抜き、ちょっとだけフェミニンかつ美人にした感じ
…って話題が古すぎ?)
それはさておき。
もちろん映画でも、キャリーはものすごくオシャレで垢抜けていました。
決してバツグンの美人というわけではないのに、
彼女が着こなして街を闊歩すると、
ものすごく「旬」に見える。
しかし
腕も、ものすごく鍛えていた。
腕だけってことはないだろうから、
全身をものすごく鍛えているに違いない。
それでも振袖問題は、完全には解決していなかったのです。
サラ・ジェシカ・パーカーをもってしても。
テレビシリーズのころに比べると
「年をとったんだな」と
ファンだけに少し寂しくなったのは事実。
思うに、
若い美しさには、作為性がない。
うなじも
二の腕も
肌も
それらがどれだけ美しく輝いていても、
そのほとんどは本人のあずかり知らぬところ。
反対に、
どれだけ美しくても、
努力や作為の痕跡がはっきり見えれば見えるほど
若くは見えなくなる。
さらに
完ぺきに容姿を仕上げれば仕上げるほど
かすかな隙からのぞく「老い」がひときわ濃密に匂い立つ。
ふとした動きの首筋に、
食物をかむときの口元に、
かすかにブラブラする振袖に。
老いは、襲い掛かる激流だ。
堤防を築き上げても、かすかな隙間から浸水する。
若々しさを少しでも保つために努力を続け、
老い急がず、決して投げやりにならず、
しかし「老い」を隠し切ることはできないと
どこかで腹をくくっていたいと思います。
最後に。
二の腕を鍛えても、残念ながら振袖問題は全面解決とはいきませんが、
意志も、肉体も、とても強そうな
あまり女性的ではない、筋ばったボディができあがります。
それは、それでかなり素敵だ。というのが私の考えです。
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サラ・ジェシカ・パーカーは代理出産で双子の赤ちゃんが誕生予定。
「セックス・アンド・ザ・シティ」の続編も予定されているんですね。
どうやら彼女は、アンチエイジングという言葉が嫌いらしい。
画面を下にスクロールすると鍛えられた見事な腕も見ることができます。
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