天衣無縫に老いて「つぶやき名人」に!


このところ「食欲の秋」ばかりに力を入れてきたので、
「芸術の秋もちょっとやってくるべー」と重い腰をあげ、
美術展なぞに行ってまいりました。

上村松園という美人画の大家の回顧展なんですが、
さすがに古都・京都だけあって
伝統的というか、歴史的というか、
昔の日本を比較的よくご存知の紳士・淑女で大にぎわい。


いやあ、それにしても紳士淑女は、
つぶやきの名手ぞろいですな。


ツイッターのトップページで
「人気のツイート」として紹介したいくらいです。

たとえば、
それぞれベージュとクリーム色の
すべすべした布でできたダウン風ジャケットに
茶系のフェルト帽子、パンツ姿の
70代と思われる女性2人連れは、
展示ガラスに頭をくっつけるようにして
しきりにうなづきながら、

「この人、亡くなる1年前に文化勲章もろたはるねん」
「いや、ほんま?」
「よかったなあ。間におうて?」
「ほんまやなあ?。危なかったなあ」
「女やから!女で初めてもろた人やから。この人は」
「難しかったんやろうなあ。今と違て」
「そらそやわ。大観なんかな。チャッチャと、もらわはったけどな」
「大観はな」
「大観は早かったな」


と文化勲章について熱い生激論をしておられました。
家に帰ってウィキペディアで調べてみたら、
横山大観、第1回文化勲章受章者。
「大観チャッチャ説」真実だったんですね。

さらに「櫛」という絵の前では、
80代と思われる小柄の女性が娘さんほどの年齢の女性に、

「わたしはこのクシよりもっと歯の細かい竹製のクシを持っていた。
当時は、その櫛で毎日、髪をすいていたから、
戦時中でも、頭シラミは一匹もいなかった!
学校でわたしだけいなかった」

と力説しているし、

かと思えば、

背中に「pierre cardin」の文字が
麗々しくプリントされたトレーナー姿の紳士は、

「美人画は、めでたいときだけや。
やっぱり、山水がええ。山水ならいつもでええ。
こんな仰山、美人画があっても手に余るだけや」


と自宅の掛け軸としてどうか、
という点にのみこだわって論じているし。


対象がなんであれ、場の雰囲気がどーであれ、
自説の開陳に何ら臆するところのない、
堂々たる姿勢にやられました。


ズレているようで
どこか真実を突いているところも素敵♪


わたしも、こんな風に天真爛漫に、あっけらかんと

自分の目線でバッサバッサと物事を斬る淑女

として生きていきたいです!


あ、最後になりましたが、絵は、どれもものすごくよかったですよ(笑)
孫にあたる画家・上村淳之氏へのインタビューなどもどうぞ。


【関連記事】「老い方」について、あーでもないこーでもないと考えてます♪
「ステキな老いって?」のカテゴリー

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コメント

失礼します、はじめまして

素敵ですねー、老いも素敵。にたにたニコニコニマニマと読ませていただきました。上手にかけませんので拍手ぽちさせていただきます。いつも楽しませていただいてます。

  • 2010/11/17 (Wed) 17:26
  • s_chiko #LMs.iqQA
  • URL
久しぶりにコメントします

何だかスカっとしました(笑)

この前のスヌードの記事にも影響され、昨日は朝から
巻き方を一生懸命練習したりして(笑)

carinaさんのブログ大好きです!

  • 2010/11/17 (Wed) 22:47
  • りんりん #-
  • URL

美術館お好きな人は詳しいですよね。
そばにくっついてると、いろいろな豆知識が耳に飛び込んできて、思わず納得~!とか、時にふきだしてしまうこともあります。
知識があり、さりげなく話してるかたをみかけると、あーいうふうに素敵になりたい~と思います!

  • 2010/11/18 (Thu) 13:44
  • Yottitti #S0MVRpSc
  • URL

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