あなたは「田舎の茶髪」か「都会の茶髪」か。

若きイケメン美容師と語り合った内容を書きますよ?と
毎度のことながら大げさに予告しておきながら、
ものすごーく間が空いてしまって大変に申し訳ない!

みなさん、大掃除に年賀状書きに仕事納めに
クリスマスパーティーの準備にと
働き盛りならではの充実した年末をお過ごしですか?

もう師走ですからね、
忙しいですからね。
私ごときのくだらない記事に
みなさんの貴重なお時間を使ってもあれなんで
簡単にチャッチャっと参りますよ。

若きイケメン美容師の発言をまとめると以下の3点!!

(1)40代に40代向けファッション誌を提供するのはやはり危険だ。
  (気を悪くする人は気を悪くするのだ)
(2)当美容院が最も忙しいのは、髪の毛が湿気で扱いにくくなる6月である。
(3)昨年12月以降、自宅でヘアカラーをする人が増加傾向にある。
   市販のヘアカラーは、「どんな人もしっかり染まる」ことを重視し、
   放置時間を少なめに設定しているためやや荒れやすい面がある。


以上!


あー。
そうそう。
髪の毛といえばですね。

林真理子さんのエッセー集
「「綺麗な人」と言われるようになったのは、四十歳を過ぎてからでした」
「田舎の茶髪」と「都会の茶髪」に関するエッセーがあるんです。

イソップ物語では「田舎のネズミ」に軍配があがったように思いますが、
林さんはそんな甘い夢なんて見せてくれませんよ。

さて、私は時々田舎へ帰る。
そのたびにこの町での茶髪率に驚くのである。
ついこのあいだスーパーで福引きに並ぶ人たちを見ていたら
女性の8割ほどが茶髪であった。若い女性はもちろん
「どうしてこんなオバさんまで」と思うような女性まで
チャンと染めていたのである。
・・・・ただ汚らしいという印象であった。

茶髪にするのなら
他のものが必要なのだ。
センスのいい服装、ぜい肉のない体。
そして手入れのいきとどいた肌と髪でなくてはならない。
言っちゃナンであるが、
こういうことをちゃんとするのは
都会の茶髪である。


おおお。われ、田舎の茶髪なり?!


今、このとき、この瞬間にも、
地方のスーパーというスーパー、
大型家電量販店という量販店、
ホームセンターというホームセンター、
歳末大福引の行列という行列に、
「田舎の茶髪」たちが並んでいることでしょう!


「田舎の茶髪」は、「地方のおばちゃん」の別名です。


料理も掃除も子育ても社交も身だしなみも
すべてにおいて手抜き。
決して完璧をめざさず、
そこそこにこなすにとどめ、
そこそこに愚痴をこぼして、
日々の生活を回していく。

わたしはもう「立派な田舎の茶髪」として
この人生を全うするつもりになりつつありますが、
「地方に住んでいても、都会の茶髪をめざす!」
という方のために林さんのことばを再び引用しましょう。


-------------------------------------------
オバサンというのは年齢のことではない。
だらしなさと安逸に走り、
何ら努力しない女のことだ。
-------------------------------------------


-------------------------------------------
四十代は美しい、そして楽しい。
でもあっという間に終わるものなのである。
-------------------------------------------


どうでしょうか。
ぜひ、来年に向けて
ご自身の心と茶髪に喝を入れてくださいまし。


★「悲鳴を上げたくなるほどのお金をかけて私は女優歯を手に入れました」
というエッセーがことのほかおもしろかったです。↓↓↓
歯の美しさにこそ格差が現れる時代ですね(シュン)

「綺麗な人」と言われるようになったのは、四十歳を過ぎてからでした (光文社文庫)「綺麗な人」と言われるようになったのは、四十歳を過ぎてからでした (光文社文庫)
(2010/05/11)
林 真理子

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【関連記事】年末のバタバタにも「残念な人」と「そうでない人」の差が表れますね。
わたし?はは。そりゃもう・・・
図解!オシャレ分布の「残念な人」

こちらから過去記事一覧をご覧いただけます。
長大な巻物のようになっていますが(笑)最古記事から読んでいただくと面白いですよ?うわめづかい

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コメント

「綺麗な人」と言われるようになったのは40歳を過ぎてからです。

林真理子さんに言われてもなぁ~?て感じです。
林さんにしても泉ピン子さんにしても、素材てきには、綺麗から程遠い人達、ただ彼女達に共通しているのは、高所得者で、金銭的に美容費に湯水のごとく使える資金があるということ。女性は、下品な言い方になりますが「お金さえあればいくらでも綺麗になれる」と言う超現実的なお見本だと思います。
いくら外見を繕ってもピン子さんの、持ち前の品のない喋り方は、残念なものです。
何が言いたかったのか忘れてしまいましたが、かなり辛口コメントで失礼致しました。

  • 2010/12/23 (Thu) 19:39
  • kankan #-
  • URL

こんにちは。

今年40になった私には
とても説得力のある引用でした。

子育ても楽になり、
仕事も大変だけど充実、
自由な時間も自分のために使えるようになってきた!!
まさにそんな喜びを感じています。

自分の似合うものや本当に好きなもの、ひと、ことが
わかってきた気がします。
この10年、
そういう、自分の大切なものを大事にしていきたいです。
3月で、一つ年を取るので
この1年、無駄に過ごしてなかったか、
家の大掃除をしながら、考えてみます(笑)

  • 2010/12/23 (Thu) 20:23
  • おどろんまま #-
  • URL

世界を、物事を沢山知るようになるのはある意味不幸ですよね。
田舎の人はその人の懐なり、その地域の環境に合わせて
十分見合っているのに
一寸外を見ただけでこの↑目線ってなんなんでしょうか!

”知るを足りる”今読んでいる”うさぎとマツコの往復書簡”に書いてありました。それが出来ない二人なんだけど、(私もそうだ)

田舎の茶髪で生きていくと言うcarinaさんの言葉素敵ですよ。
私も田舎の茶髪上等!ってタンか切って生きちゃいますわ。

  • 2010/12/23 (Thu) 21:06
  • あっころ #-
  • URL
単なるひがみです

私も・・・林真理子って、金に物言わせて力技な人だし、エッセイも下品なので読むのをやめた一人です。雑誌のコラムで「DNA鑑定のダイエット法は効果抜群、金はかかるが私の周りはみなお金持ちなので」って・・・チラ裏に買いてろよ!って感じです。要するにいい事を言ってるのだとしても、貧乏アラフィフには反感買うだけ  って私だけ?まあ デブは自己責任と私も思うけどね。日本の洋服のサイズが限りなくデブに優しいのが元凶なんじゃないかな。チビデブ用の服充実。

  • 2010/12/23 (Thu) 22:13
  • わたしも #7p6dSNiI
  • URL
ど、同感・・・

ずばり!ですね。

でも、逆に言えば
努力次第でおばさん化は ある程度
防げるってことでしょう?

私も頑張らなきゃ~

手抜きしても 手抜き感は出しちゃいけないってことですね。
(手抜きするのかよ)

  • 2010/12/23 (Thu) 22:55
  • Akiko #-
  • URL

田舎のおばさん です。。。茶髪ではありませんが

体型に あった 一張羅を購入して この冬は楽になりました(白ジャケの人)
悩まなくても 『とりあえず これを着て おでかけすれば なんとかなる』
という めんどくささの塊で外出するのですが。。。
(他)人? の 扱いが? 明らかに 違う????のです

『人は見た目』なのか どうか わからないけど
努力できる部分は努力すればいいのかな。。。って お前が言うなっ(笑)

ピン子さんも真理子さんも 血を吐くような努力をされているんですよね

ワタシには無理です。 田舎のおばちゃんでいいです。
と 開き直るまえに 諦めてるから 成長がないのか。。。。

-------------
茶髪にするのなら
他のものが必要なのだ。
センスのいい服装、ぜい肉のない体。
そして手入れのいきとどいた肌と髪でなくてはならない
--------------

おお だから 林さんは黒髪なのか

他のもの を 持ってない ワタシも 茶髪を避けているのか。。。

妙なところで 納得っ


  • 2010/12/23 (Thu) 23:26
  • わに #qbIq4rIg
  • URL

茶髪ではありません。自毛じたいが栗色なのでずっとそのままでしたね~

確かにお手入れしてない馬の尻尾みたいな茶髪はNGですよね。

林真理子さんの小説「不機嫌な果実」とか「ANEGO]なんかは面白かったけど…  この方ホントにご自身のこと美人だと思ってるのかしらね~

先日NHKで林真理子さんが出てましたけど
わたくし思わず目を疑いました。
なんだかとってもお疲れなのか
髪も???だしメークも???だし
ナチュラリストに方向転換?と考えちゃうくらい、
そのへんに居る人でしたよ。
見てられなくて速攻チャンネル替えましたから
carinaさんの文を読んで納得できません(暴)
あの方、そんなこと書ける筋合いじゃありませんが。
(いつ書かれた文章か知りませんけどね)
メークさんに頼まなかったの?と思ってしまったもので~

  • 2010/12/24 (Fri) 10:36
  • 帰り道 #goDNpq7c
  • URL
夏に読みました

林真理子さんのエッセイ、好きです。
嫌味に思える書きっぷりもたぶん作家的露悪趣味せい。
心のなかでは自分のことを今でも田舎の人だと思ってるオドオドした部分が感じられて、
東北出身の真性田舎モノの私には、
都会的美人を目指す田舎ムスメのアイコンとして、
笑いながらも行くとこまで行って!と応援したくなっちゃいます。

ところで、茶髪・・・
一昨年ごろから茶髪が見た目年齢を加速していることに気づいて、
思い切って高校生以来の黒髪に染めなおしました。
アラフィフには、都会の茶髪でも田舎の茶髪でもない、
黒髪という選択もありかもです。

  • 2010/12/24 (Fri) 15:08
  • ちかおばちゃん #-
  • URL

茶髪が急に浮いて見える年齢って来ますよね。
あれ?今までと同じ色なのにこの違和感な何者・・・みたいな。

そんな時って、顔色がくすんでいたり、疲れ顔していたりなんですよね。

最近は極端に色を変えることをしなくなりました。
トーンをひとつ暗めにしたって感じでしょうか。
その方が白髪も良く染まってくれて・・・って効果の方が大切だったりして。

いつまでも小奇麗でいたいけど、そのためには外に出なくちゃね。
家でくすぶっていたら、どんどん自分がさびて行くような気がするし・・・。
って言いながら、家でくすぶっているんですが ><;

  • 2010/12/24 (Fri) 16:54
  • KIY子 #-
  • URL

茶髪経験なし。茶髪にしたいと思ったこともなし。
もちろん白髪が気になるお年頃なので(笑)
ヘアマニキュアはしてます。
実年齢より若く見られることが多いですが、
21歳の娘が言うには、「茶髪にしてないのがいいんじゃない?」

その21歳の娘も今だ茶髪もパーマも経験なし。
ロングの黒髪がすっかりトレードマークになってしまって、
友達からも「○○ちゃんは染めないで。」って言われているそうです。
でも、若い彼女は一度は染めてみたいようで、ちょっと悩んでいるみたいですが(笑)

というわけで、もちろん本人の好みでいいと思いますが、
「茶髪にせず、黒髪で」という選択に一票(^^♪

  • 2010/12/24 (Fri) 22:06
  • sherry #-
  • URL

都会のおばちゃんです。アラフィフです! 
 
いつでも恋した人に告白できるように、準備万端整えている、それが都会の(茶髪)おばちゃん、・・・・・
                   じゃないすか?

  • 2010/12/25 (Sat) 02:54
  • マキ #-
  • URL

林さんの言葉の引用、涙出てきました。
40代は美しい、楽しい でもあっという間に終わる の所。
そうなんでしょうね。自分がその最中にいるときはよく分からないのでしょうね。若いころ何もしなくても美しかった自分に気付かなかったように。

若い頃よりもやはり努力は必要ですね。
最近ヘアアイロン買いました。
ネットで見つけたうわさの杏油というのも買いました。
うねってた髪がさらさらしっとりまっすぐになりました。
ちょっとこれですっきり見えるかしらん?
私は白髪頭を染めていないのでこれからはヘアアイロンして
さらさら髪、まめなカットと行きたいと思います~。

  • 2010/12/25 (Sat) 10:42
  • midori #-
  • URL

美容院シリーズおもしろかったです!

茶髪・・・
まだこんな言葉がなかったころから
茶髪歴30年以上たってしまったのですが
ただ単に明るい色にしたいという理由からだけで。
もちろん現在は白髪染めですがそれでも黒にはしてないです。

あたしが感じるのは
田舎と都会の差っていうよりはセンスがいいか悪いか
服装と同じでそれにつきると思うのですがね・・・

うちの叔母、70歳近いのですがかなりの短髪で
金パに近い感じに染めてます。
でもなんかおしゃれっていうのか
絶対に自分にはできないと思うけど
素敵だな~って感じてます。

  • 2010/12/26 (Sun) 10:00
  • MJ #-
  • URL
いつも楽しみです

つも初めてコメント致します

いつもワクワクしながら読んでますよ^^

するどい観察眼に笑ったり、頷いたり~~


そして林真理子さん、大好きです♪

彼女の公演聴いたことがありますが、とても繊細な方です。

でも物書きは鋭い目線が無いとダメだと思います

私はこの茶髪の文章に思わず膝を打ちました

非難を恐れず書くこの作家魂!!!

私は絵を描きますが、日本人の肌に茶色はかなり難しいのです。

黄色人種の定めですね、残念ですが肌も年が行くとマットになり沈みますから…

洋服もしかり、昔の着物の色が一番合うんですけどね…話しがそれました。

また来年、楽しみにしています(^▽^)

  • 2010/12/28 (Tue) 18:47
  • みきみき #gHke2YW6
  • URL
一年かかりました

こんばんは、念願の初コメントです。
長い長い道のりでした(笑)
「この年末、何かやり残したことがあるような…??」と
心に引っ掛かるものがありよく考えたら、こちらへのコメントでした。
なかなか壁を乗り越えられず、一年以上経っちゃいましたが
今年中に達成できてよかったです(´▽`*)

私は林真理子さん、好きです。
25年前彼女が直木賞を受賞したときの風貌、
あのオーバーオールにボサボサ頭がまだ目に焼きついています。
少し年上の彼女が
「自分が歳をとったとき、自分に惜しみなくお金をかけられるように
自分自身の力で財力を築いておきたい」と言っていたこと、
そして実際どんどん作品を世に送り出し
たっぷりお金をかけて綺麗になられたことに感心しました。
仕事に対する努力も並大抵のものではなかったのではないかと。

少し前まではどうにかごまかせていたことが
お金をかけずにはどうにもならなくなっている…
そんな現実ではありますが、
「悲鳴をあげたくなるほど」のお金は使わずにほどほどに頑張りたいです。

Carinaさんには本年もたっぷり楽しませていただきました^^
どうぞ来年もよろしくお願いします。

  • 2010/12/30 (Thu) 00:31
  • soujifujin #TlYiNDWI
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