今日もブログに来ていただいてありがとうございます。
思えば、3月11日の東北大震災後、
その直後の記事を除けば、
これまでと変わらない軽い内容ばかりを書いてきました。
正直言って、あまり気乗りのしない日のほうが多かったです。
ファッションや美容についてだけ書くことは、
被災地の避難所に
マリー・アントワネットばりの膨らんだ頭と膨らんだドレスで
超ハイヒールをはき、ネイルをストーンで飾り立てて、
のこのこと出かける感じといえばいいでしょうか。
意図せぬコスプレ。
迷惑なフル装備。
役に立たない姫仕様。
しかも、この年で・・みたいな感覚です。
いやいや、もちろん、天下国家を論じる器じゃないので、
これからもファッションやオシャレや美容などについて
恐る恐る、どーでもいいことを書き連ねていくつもりではありますが、
洗練された都会を颯爽と闊歩するファッション
みたいなものから、興味が離れているのも事実なんですね。
(そもそも、できた試しがないという指摘もある 笑)
そんなとき、和歌山の梅農家から梅が届きました。
数年前から、びっくりするほど誠実な対応と
皮が薄くて実が柔らかい南高梅にほれ込んで
8キロほど買っているのですが、
今回、はじめてご夫婦の写真入りパンフレットが同封されていたんです。
ああ、よかった。
と思いました。
こんな人たちでよかった。
と思いました。
勝手な言い草で大変、申し訳ないのですが、
わたしが信頼して買いたいと思う、
「農家の人の顔」だったからです。
そうですねえ。
夫婦がお互いを「お父さん」「お母さん」と呼び合い、
食卓にはマヨネーズやポン酢がそのまんま置かれて、
ビールやお茶を飲むコップはバラバラで
盛り付けはおおざっぱだけど、バランスのいい手作りの料理が並んで、
部活を終えた高校生の娘さんなんかがジャージ姿で帰ってくる・・・
そんな人たち。
誠実な仕事とまじめな人柄と、
円満だけど、こだわらない暮らし。
勝手な想像なんですけどね(笑)
「天然生活」などの丁寧な暮らし派雑誌に登場する、
田舎在住オシャレさんでもよかったんじゃない?
と自問してみましたが、
うーん、やっぱり、そうじゃなくてよかったです。
そんな「キャパの狭さ」と紙一重の「今っぽさ」より、
この鷹揚さのほうがありがたいです。
オシャレや、こだわりは、
その人の美意識による取捨選択のたまものなので、
かならず「取捨選択」される緊張感を生みます。
この人は、これは認めるが、これは認めないのではないか。
この人は、これは好きだが、これが嫌いだろう。
というような緊張感ですね。
もちろん、それこそが洗練や美の源でもあるし、
この世の美しさの一部はそこから生まれているし、
美しいものを相愛でる愉しみも捨てがたいのですが、
それゆえに「洗練」や「美」には
相手にそれなりの緊張を強いることを知っておいたほうがよい、と思っています。
人間関係の緊張をなくすために、
「こだわりのないわたし」を選ぶ道だってある。
そんな風に思うとともに、
「都会的」ということばにも
距離を感じつつあります。
梅農家はこちらです。
娘さんは高校生ではなく、就職されていました(笑
南高梅完熟の品質はすばらしいです。
【関連記事】初期の記事ですが、どこかつながっているかもしれません♪
主婦が美しいファッションは?
★こちらから過去記事一覧をご覧いただけます。
長大な巻物のようになっていますが(笑)最古記事から読んでいただくと面白いですよ?

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