年とともに感受性は豊かになる!

土曜日の夜、小林旭さん出演の番組を見ました。

・・・と書くと、
「ああ、Carinaさん世代のアイドルなのね!」
若い女性たちが納得しちゃうと困るので、
ここで、あえて、仰々しく否定しますが、
それは違いますよ。

小林旭さんも、
石原裕次郎さんも、
すでに「ちょっと太ったおじさん」でしたからねー。
「どこがカッコいいのかな?」でしたからねー。

ププ。そんなこと。
ほんとは、どうでもいいことなのに、
こだわっちゃうところが人間が小さい。

あれですね。
そのスターが、自分と同世代のスターか、
姉世代的スターか、親世代的スターかってことに
意外にこだわるんですね。
「あ、その人は同世代じゃないからね」とか、
「その人は、もっと上の世代のアイドルだからね!」とか。
年下の子がいたら、いちいち念押ししたりしてね(笑)
(年下にとっては、どーでもいいことなんだな、これがまた)

その番組は、
武田鉄矢さんが司会。
メインゲストが小林旭さん。
さらにそこに浅丘ルリ子さんが登場という、
濃厚かつ豪華かつ絢爛かつ過発酵な布陣でした。
人によっては、くどい、と感じるかもしれません。
どーでもいい、と感じるかもしれません。

最初のうちは、わたしも娘に、
「どんなアイドルも年をとると
こんなおじさんになっちゃうんだねぇ」とか、
失礼なことを申し上げつつ見ていたんですが、

旭さんと浅丘さんの間に恋愛感情があったことや、
お互いがその記憶を今も大切にしている感じや、
浅丘さんのシワの多い手がやさしく旭さんに触れる感じや、
当時の撮影所の若々しく楽しい雰囲気が、
「老いた」としか言いようのないお二人の口から
楽しげに、懐かしげに話されるとき、


ポロン。ポロロン。


と同じく老いかけているわたしの
琴線にですね。触れるんですね。

ポロン。(←わたしの琴線の音色)



そこに歌。マイトガイの歌。



続いて美空ひばりさんとの別れの思い出。



琴線にポロン。



そこに歌。マイトガイの歌。



ポロン→歌→ポロン→歌の規則的なマインドコントロール効果で、


小林旭のカッコよさの片鱗、わかったかも!


という、思ってもみなかった境地に至りました。


いやあ。懐メロや懐かしのスターの守備範囲が、
自分と同世代のスターから、
さらに、上へ。上の世代へと広がる予感に震えた
土曜の夜でしたよ。


その後、NHKプレミアムは、
孤高の女優・グレタ・ガルボの人生を
坂東玉三郎氏が丁寧にたどるという
これまた文句のつけようがないほど、
濃厚かつ豪華かつ絢爛かつ迷宮的な番組へ。

ここでも、
ガルボのみならず、
玉三郎氏のファッションや背中や立ち居振る舞いや表情から
その複雑であったろう人生に思いをはせ
胸ふるわすこと尋常ならず。


いやあ。


あらゆるディテールから、
その人の人生を想像し、
哀しみや挫折などに思いをはせ、
胸をふるわせる。



年をとって初めて知るよろこびというか、
おもしろさというか、感じる力というか、
なかなかにしてスゴイぞ!
・・・と思いました。


挫折や後悔やあきらめの記憶が、
他の人のなかに「同質の体験」を探りあて、
大きく共鳴するんですね。



若いときとは感動の質は変わりましたが、
感受性は健在だと思いました。


あー、そうだそうだ。最後になりますが、
マイトガイは小林旭さんの愛称ですからね。
「NARUTO」のほうにもいるらしいけど違いますからねー。
・・・両方書いちゃうあたりが、ププ。やっぱり人間的に小さいな(笑


【関連記事】こちらの記事もどうぞ♪威勢のいいこといってます(笑
山ほどあるよ!年をとる楽しさ!

こちらから過去記事一覧をご覧いただけます。
長大な巻物のようになっていますが(笑)最古記事から読んでいただくと面白いですよ?うわめづかい

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コメント

サメ襟がすごかった!

小林旭の番組、私も見ました!
かっこ良かったです。
サメを思わせる鋭いラインの襟は
小林旭だから着こなせるって思いました。
そしてなんといっても歌がうまい!!
声がいいのかな?
じ~んってきます。

  • 2011/07/26 (Tue) 09:50
  • のりりん #7Z4QExrw
  • URL

なんとなくテレビに映る一瞬で判断してしまうレントが、苦労話などを聞いたり、さえあってた話を聞くと・・・・
惚れちゃってファンになってしまいます。感情移入されちゃいます~。

お二人は若いときはいがみ合いもあったかもしれないけど、若いときの苦しいときを知ってるからこそ、今は歩み寄りれた!そんな瞬間で、恋という感情より同士に近いのかしら。

  • 2011/07/26 (Tue) 13:05
  • Yottitti #S0MVRpSc
  • URL
小林旭、大好きです!!

昔から好きだったのですが、ここ数年(やっぱりかっこいいわ!)と実感し、去年CDを買いました。あのハイトーンボイスがたまりません。映画はまだ見たことがないのですが。

思い出話、琴線に触れましたね~。本当に楽しかった、という青春時代の思い出を大切にしている感じ…甘さ、ほろ苦さ、年を重ねて実感する気持ちですね。当時の撮影所の雰囲気、私もリアルタイムで知っているわけではないのですが、日本全体も若々しく元気だった時代だったんだろうなと思ったり。

ガルボの番組はちらちらとしか見られなかったのですが、ガルボも、玉三郎さんの気品も素晴らしかったですね。

  • 2011/07/27 (Wed) 00:30
  • flowerkinoko #F4Omk9Fs
  • URL
コメント、ありがとうございます!

★のりりん さん
こんにちは!コメントありがとうございます!
そうそう、あの襟。すごかったですね!
ちゃんとあの襟、あの服、を着てくれるのがいいですね~。
そして確かに歌がうまいですよね~。
わたしも、なんかいつの間にか聞き入ってました。
現役感たっぷりの歌唱力でしたね!

★Yottitti さん
そうですね~。有名人の方も当然ながら人間なのであって
人生、すべてうまくいっているわけじゃないですもんね。
このお二人、映画で共演している間は
お互いに好意があったけれど、
周囲のこともあって結ばれなかった的なことをおっしゃってましたよ!
美男美女の恋物語だったんでしょうか。

★flowerkinokoさん
おおお、さすがに渋いですね~。
CDまで買うあたり、さすがです!
大滝詠一さんが「すべての歌謡曲の実験は小林旭がしている」的なことを
おっしゃっていましたよね。そんな視点で見るとさらに興味がわきます。
うんうん。ガルボもそうなんですが、わたしは久しぶりに玉三郎氏を拝見して
人生の陰影などなどを感じました。あー、映像っていろいろ映しますね~。

  • 2011/08/15 (Mon) 14:48
  • Carina #-
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