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どんな服を着たらいいのかわからない。
どうせ自分なんか、何を着たって似合わない。
ファッションの悩みは、じつは深刻。
本書は、そんな苦手意識を解きほぐしつつ、
服と仲良くなる方法を指南します。
服を着るということは、自分らしく生きること。
この本を読んだら、新しい自分が始まります。
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と、岩波書店のサイトで紹介されているのは、
「ファッション・ライフのはじめ方」(岩波ジュニア新書)
そして「どんな服を着たらいいのかわからない。
どうせ自分なんか,何を着たって似合わない」と
その胸のうちをしっかりと代弁してもらっているのは、
「もー、この老け顔&たるみボディに何が似合うのー!?」と
年がら年中、鏡の前でボヤいているわたしではなくて、
中学2年生ぐらいの思春期の男の子たちです。
そうなんです。
これは、思春期男子向けのオシャレ指南の本なんですね。
でも、これがとっても面白いんですよ。
「人はなぜ服を着るのか」
「ファッションとは何か」といった基本中の基本というか、
理屈から入りたい人以外はスルーして済ますに違いないあたりから、
Q&A形式で丁寧かつ簡潔かつ明快に答えてくれて、
(コーディネートとスタイリングの違いとかも)
そこから、テクニック的なことを
これまたわかりやすく、
ファッション鈍い系中学男子が
「そんなことなら、やってみるか」と重い腰を上げたくなるように
楽しく書いてあります。(たぶん、きっと)
そして。
思「春」期男子がドキリとしないところに
思「秋」期女子(←わたし)はドキリとするんですね。
たとえば、こんなところです。
「信頼関係の深さ」と「ファッション意識の高さ」は反比例します。
おたがいに安心感があるほどファッションは
リラックスしたものになり、
気が張っているほどおしゃれになります。
なるほど。
わたしが家で四六時中もっさりしているのは、
安心感と信頼感の自然な現れなんだな(笑)
家でジャージ=緊張感のなさ、怠惰の印
として「だからおばちゃんはダメなのよ」的評価を受けて続けてきたけども、
家でジャージ=家族への信頼感の表れ
ならば
ジャージで自転車&ジャージでスーパー
=地域への信頼感の表れ
ってことになるんじゃないかと、
プラスイメージで考えてみる。
(いいのか、それで 笑)
いや、そんなことは置いておいて
(1)毎年、手持ちの服やアクセサリーなどの20%を新しくする。
(2)その20%にブランドものを使う場合は、他とのバランスを考慮する。
(3)ヘアスタイルは「後ろ」にも注意する。日本人は後頭部に丸みがないから。
(4)自分の体にあったサイズ選びが何より重要。
(5)「これ、どう?」と他人の意見を聞いてみる。
などなどが、わかりやすく書かれています。
(1)の「20%の法則」については
100%だと新しすぎて過去の自分をすべて捨てたことになる。
いままでの自分を8割方残しつつ、
ちょっと新鮮なアイテムを取り入れることで
まわりの人はその「新しさ」を「おしゃれ」だと感じるのです。
全身のシルエットの中で20%に当たる分だけ
新しい服を取り入れてみてください。
それだけで十分に「イマ」を取り入れられて
オシャレになれますよ。
・・・とか、ね。文章もやわらかくて説教臭くなくて、いい感じでしょ。
ファッションに疎い中学生男子だけでなく、
人間的信頼関係に恵まれすぎてファッションが緩くなった中年女子や
頭髪の過疎化とともにファッションに疎くなった中年男子も
ぜひ、ご一読をお勧めします♪
こちらの人気ファッションブログでも
「脱オタ」も「服オタ」も楽しめると紹介されていますね。
女性ファッション誌にある種の疲労感を感じる方や
ファッションを知的に味わいたい方にもおすすめでーす。
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81歳のフツーの主婦の、おしゃれ心に勇気百倍。
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長大な巻物のようになっていますが(笑)最古記事から読んでいただくと面白いですよ♪

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