言いやすい不調、言いにくい不調。


からだのちょっとした不調にも
「言いやすいもの」と
「言いにくいもの」があって、

たとえば、お友だちとランチなんてときに

「このごろ、ちょっと頭痛の日が多くてね」なんてのは、
「言いやすさトップクラス」でしょうか。
「肩こり」なんかもそうですね。

「頭」や「肩」という露出してオーケーの場所のことだし、
ちょっと、こう、どこか繊細そうだし、
知的労働系の匂いもするけど、
イヤな匂いはしなさそうだし、
サラサラしてそうだし。

これが、「お腹が痛い」ということになると、
その原因や結果として
「下痢」方面、
「便秘」方面、
「生理痛」方面などなどがあるわけですが、
便秘を訴えるレディはよく見かけるけども、
下痢を訴えるレディはあんまり見かけませんね。

ま、女性の場合は
便秘に悩む人のほうが圧倒的に多いってことでしょうが、
でも、こう、なんか、
便秘の「出ていない」「ゆるくない」「トイレに通わない」感じが、
やや高潔というか。上品というか。節度があるというか。
苦しくてもまさしく自分の「腹のなか」におさめて
さすがに、これはなかなかの人物だと思わせるというか、
慎ましく、どこかストイックな印象を与えるようで(ほんとかな)
何となーく口に出しやすいのかもしれません。

その反対に、


「出ている」「ゆるい」「トイレに通う」というのは、
何であれ、どこか、こう、言いにくい。




先ほどのランチの場合でも
仲良しマダムたちとフレンチレストランに落ち着いて
「このごろ、どう?」
「うーん、今ね、ちょっとひどい下痢なの」
なんて言うと、
これから張り切って脂っこいものを食べようというときだけに、
テーブル全体にやや好ましくない緊張感が走るというか。
座るべき場所も、選ぶべき話題も間違っているんじゃないかと
ダブルで不安になるというか(笑)



というわけで「尿もれ」の話です。



「出ている」「ゆるい」「トイレに通う」という意味では、
これも、やや共通する性質がありますね。
それだけに言いにくい。


ですから、本日より当ブログでは
これを「チョロット」と命名したいと思います。
(タロット、ロボット、チョロットなんて
リズムをつけて覚えていただいてもいいですよ♪)


ええ。ええ。そのチョロットの話なんです。


先日、伊藤比呂美氏の
女の絶望 (光文社文庫)という、
見るたびに「女殺油地獄」を必ず思い出してしまう、
おどろおどろしいタイトルの本を読んだのですが、
そのなかに、こんな文章を発見したのです。

単刀直入な表現なので、
お覚悟くださいましよ。


-----------------------------------

もう若くない。
あちこちが締りのよかった若い頃より、
ずっともれやすくもなってる、
我慢もできなくなっている、
我慢したくもなくなっている。
おならばかりか、
咳をした拍子にびゅっともれちゃう「尿もれ」に
「お湯もれ」なんてえのもそうですな。


-----------------------------------


お湯もれ!?


またの名を、
とてつもなく無理やりだけども、


バスタイム・チョロット!?


そうだったのか。
あれは、バスタイム・チョロットだったのか!と膝を打った
というのが今日の本題です。
みなまで聞くなー。
ここまで長くてごめんねー。


ああ、そうそう。


このチョロット関係では、
ユニチャームさんがもんのすごく充実したサイトを公開してくれていて、
バスタイム・チョロットについても
詳細に解説してくださっていました。

バスタイム・チョロット(お湯もれ)の詳細を知りたい方は、
リンク先をどうぞ。

すでにご存知かとは思いますが、
一連のチョロット・シンドロームには、
骨盤底トレーニングという運動が
もんのすごく、よく効くそうですよ。

そうなると、
「出ている」「ゆるい」「トイレに行く」に
「トレーニング不足」という怠惰の罪までが加わり、
ますます、言いにくくなるという(笑)

伊藤比呂美さんの「女の絶望」は、
夫婦のセックスとセックスレス、
中年クライシス、
離婚の苦しみ、
不倫の苦しみ、
親の介護の問題、
子育ての悩みなど
「女の絶望」を網羅した
腹の座った「悩み相談」です。


プチ絶望派にも、チョロット派にも。

女の絶望 (光文社文庫)女の絶望 (光文社文庫)
(2011/03/10)
伊藤 比呂美

商品詳細を見る



【関連記事】冬は、チョロットが切迫する時期ですね(笑) ああ、あの日も寒かった。
スイート系アイテムで自由を表現!

こちらから過去記事一覧をご覧いただけます。
一覧のページがすでに2ページになっていて自分がびっくり♪
リンク切れなどもあると思いますが、よかったらどうぞうわめづかい

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コメント

身の上相談ならぬ

身の下相談満載の本でしたね~。
3年前に読んだとき、
「老後は、夫でもぞうきんでもいいから、いっしょにいたほうがいい」
というフレーズが妙に心にひっかかりました。
聖子ちゃんも、その心境で再々婚にむかったのかも。

  • 2012/06/15 (Fri) 22:52
  • ちかおばちゃん #-
  • URL

いやぁ わろーたわろた タロット、ロボット、チョロット♪

ワタクシ 漏れまくってましたぜ
レモン大の筋腫が 膀胱にびみょーな刺激をあたえまして
はい
チョロットどころか ダダっと

ほんと 尿とりパットに大枚はたきました

閉経とともに 子宮も縮んで 筋腫もしぼんで
今は
もれません  きっぱり・・・・たぶん・・・・

これから 緩みによる 漏れがあるかもしれませんが。。。
その時は
金で解決するざます
(吸収量と尿パット販売値は正比例っ)

ワタクシ 菩薩になりました(謎)

  • 2012/06/16 (Sat) 13:43
  • わに@dadaもれ #qbIq4rIg
  • URL

これまたタイムリーな話題で。
今週、高校の同級生宅でランチしてたんだけど
すっごい大食いしてしまって(最近体調不良で食べれてなかった)
で、超お腹が痛くなってしまったのですが・・・
彼女の家のトイレがモロにリビングと隣り合わせになっていて
もうごまかしようがないといいますか・・・

生理の流血事件なんか平気で話せるのに
なんでこっち系はダメなんですかね・・・

尿モレパット
ウチの店にも売ってますがもし自分が使うようになっても
「母親に頼まれてしまって」なんて言ってしまいそう・・・

おすすめの本、超おもしろそう!
近いうち探しに行きます!!!

  • 2012/06/16 (Sat) 19:32
  • MJ #-
  • URL
あけすけすぎるか、私

carinaさん

私は中年クライシスについて考えているとき、『女の絶望』を読みました。
ものすごく共感するとともに、伊藤さんは漢(おんな)だなあ!と思いました。
(婦人公論風)
私は、割と正直に体調関係を男女を問わずしゃべってしまうという、あまり上品とは言えない性格・育ちで、今までずいぶん周りの方たちをドン引きさせてしまったレディです。20年以上一緒に暮らしている配偶者が、これまた私に輪をかけて「自分の体調をさらけだす」という御仁なので、そうなってしまったのも致し方なかろうとも思います。
でもやっぱり、相当親しい人以外は、いや親しい人でも他人の「出ている」「ゆるい」「トイレに通う」話はできれば耳にしたくないのが普通なんですかね・・。
親密さと「出る話」の相関関係や、いかに。

  • 2012/06/18 (Mon) 21:59
  • ありがとうさぎ #-
  • URL
コメント、ありがとうございます!

★ちかおばちゃんさん
あ、ちかさんも読んでらしたんですね!
>「老後は、夫でもぞうきんでもいいから、いっしょにいたほうがいい」

あった、あった~(爆)
それをこんな風に引用できる記憶力がすばらしい~。
しかも絶妙な形で聖子ちゃんを引用~。なるほど!

★わに@正体は菩薩さま
いやあ、このリンク先があまりに強烈に美しくて
激賞コメントのこしちゃったよ。
受けてくれてありがとー。
これからも、たまに、こっち系の記事、書いていく所存です(笑
あなたとわたしのためにーー!

★MJさん
あああ、そのトイレの近さは困るよねーー。
特に食事の後だったら言いにくい。
わかる、わかるーー。
大音響で音楽を聞いてくれているとか、
そんな音環境があれば、少しは救われるけどね(笑
うんうん。この本、なかなか悩みに答えてくれるよーー。
ヒマな時にどうぞ♪

★ありがとうさぎさん
ははは、面白くて興味深い!
ほんと、その相関関係って何なんでしょうねー。
ありがとううさぎさんご夫婦の会話の中に入って観察したいな(笑
婦人公論風という解説にまた受けた(笑
伊藤さんの本は、私、子育て本も昔たくさん読んでいて
それから、しばらく間があいて読んだんですが
やはり「漢」ですね。

  • 2012/07/18 (Wed) 16:19
  • Carina #-
  • URL

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