仕事やなんかで忙しくなると、毎度毎度、
「ブログ継続の危機!」がやってきます。
あー。もう、書く時間ないなあ。
あー。もう、書きたいこともないなあ。
あー。もう、書かないでおこうかなあ。
という「書かないでいいかなサイクル」の誕生です。
このサイクルは長期化すればするほど
「書くのが億劫になるぜサイクル」に発展し、
もっと長期化すると、
「書いても書かなくてもどうでもいいやサイクル」になり、
そうなると、もう、
「ああ、もう、思い出させないでサイクル」になってしまって
休眠する。
うーん!だめだ!そうなっちゃいかん!
と思い直し、
いま、こうやって
あまり書くこともないのに書いています。
で、こういうことを数年、繰り返していると、
いろいろなものが「続いているかどうか」が
気になるんですね。
内容は、なんであれ。続いているかどうかを見るクセがつく。
あまり興味のもてない内容のブログでも、
サイドバーに延々と月別のアーカイブが並んでいて、
「おお、もう10年も続いているの!?しかも毎日更新??」となると
「タダものでないな」と思います。
そして実際に「タダものでない」確率がかなり高かろうと思います。
最近、林真理子さんの本を読んだんですが、
この方は写真集やエッセーを出せば、
アマゾンの書評などで、
必ず「ブスなのに」と言われる。
「物欲の人」と言われる。
「お金をかける意味がない」と言われる。
「小説にも中身がない」なんてことも言われる。
そうやって言われ続けること30年。
「ルンルンを買っておうちに帰ろう」から数えて30年。
「美人じゃない」というポジションのまま
「美人になってきた」という設定で、
「美」を語り続けて30年。華やかな交流を書き続けて30年。
「流行女流作家」でありながら
「憧れられない」ポジションのまま30年。
しかも、直木賞選考委員という
押しも押される大御所の地位に上り詰めて。
タダものじゃない。本当に、タダものじゃないと思うようになりました。
この「憧れられない」というポジションがまた、
読者の好奇心や嫉妬心や優越感を誘って、絶妙なんですよね。
彼女の書くものが自慢なら、これぞ、自慢の最高峰。
自慢は「憧れ」を誘ったぐらいじゃダメなんです。
歯ぎしりさせなきゃ。
「あんたにだけは言われたくない!」って熱くさせなきゃ(笑)。
(そう考えると、この人は80年代から、
とてもブログ的だったんだなあと思います)
30年間、俗物でありつづけることは、
それが素であれ、演技であれ、芸であれ、大変であるに違いない。
没後に、「努力の人でした」って言われるんじゃなかろうか。
なんか。あれかもね。
俗物であれ、助平であれ、修行者であれ、人格者であれ、何であれ、
何十年と続けられるのは、言い悪いは別にして、タダものではないんだ。
内容では「嘘」をつけるけど、
継続は「嘘」をつけないし。
人を本物にするのは、継続だけかも。
ってことで、喝を入れて、
わたしも、続けまーす。
【関連記事】こちらも林さん関連の記事。30年分のエッセーを読んでみようかと思っています。
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