感情の「ひとつ手前」に伝えるべきことはあるのかも。

 

わたしは、長年、歯の治療を受けているんですが、

毎月1回、日曜日に

東京の先生が、大阪のお弟子さんにあたる歯科医院に来て

歯周病の治療をしてくれるのです。

 

自由診療なのですが、わたしの場合は、

「あ、先生。それは、そこまでお金をかけられないので、できません」

ってことを伝えないといけないわけです。いちいち。

 

わたし以外の患者さんのなかには

ものすごい遠隔地から新幹線でやってくる人もいるので、

こういうお願いをする人は、きわめて、まれです。

 

経済的事情は人それぞれなので

堂々としていればいいとは思うのですが、

わたしは、性格上、つい、うじうじと

 

 

やっぱり、こういう治療を受けるのが

身の程知らずなのかなあ。

お金がないなんて、カッコ悪いなあ。

でもなあ、ずいぶん、よくなったしなあ。

何か、こう、その間をとるような

いい方法がないかなあ。

 

 

なんて考えるわけです。

 

で、どうやって伝えるか、それなりに悩み、

「ああ、もう、いいや。自分が我慢すればいいんだ」

なんて、伝えることをあきらめようとする瞬間もあったりするんですが、

でもやっぱり納得できずに、さらに、いろいろウジウジした末に、

考えていることをそのまんま、伝えるようになったのです。

この、自分の葛藤のプロセスを。

簡潔にはするものの、できるだけ省かずに。飛躍させずに。

 

・先生の治療のここが気に入っていて感謝している。

・でも、この部分にかけるお金はないのです。残念ながら。

・でも、このままではいやなのです。

・別の解決策はないかなとずっと考えています。

 

という感じで。

こう、もんのすごくタイミングをうかがって切り出すのです。

 

「えー!そこまで気を遣わないでズバッと言えばいいのよ!」

というご意見もあろうかとは承知していますが、

まあ、もう少しだけ、聞いてくださいまし。

 

この「葛藤を順を追って話す話法」は、

「ズバッと要求を伝える話法」ほどの即効性はありませんが、

独得の緩やかな効果を発揮することに気づきました。

 

この東京の先生はどうやら、あるボランティア活動をしているらしく、

その活動にも「どうだ、ぼくって偉いだろ臭」がないことはないんですが、

そういうことの進捗状況を、なぜか、毎回、

わたしに話してくれるようになったのです。

「来年には、植樹祭に来てもらえそうですよ!」とか。

(え?そんな遠いところの植樹祭!?とギクッとしますが)

少しずつですが、いろいろ話しやすい関係にはなってきたのです。

 

で、思ったのです。

 

 

あ、もしかしたら、先生も、

儀礼的でない感謝の言葉に飢えていたのかもしれないなと。

 

 

もちろん治療のたびに「ありがとうございます」と言われるだろうけど、

患者さんもどこか、それを当然の医師の仕事と受け止めているからなあ。

そして、

 

 

裕福でない人にこそ、

「葛藤を順を追って話す話法」は

有効なのかもしれない。

 

 

とも思いました。

 

弱者の威圧的クレームは、敬意をもって迎えられないからです。

強さを誇示しようとする虚勢も逆効果になりがちです。

 

あるサービスに怒りや不満を覚えたとき、

怒りを爆発させるより、

その「一つ手前」から語るほうがいいのではないか。

 

「わたしは、こういうことを期待していたのです。

なぜなら、こういう大切な機会だったから。

ところが、残念ながら、こんなサービスしか得られなかった。

とても残念です」

 

というような「順を追って話す話法」です。

 

怒りの「ひとつ手前」

あきらめの「ひとつ手前」

放棄の「ひとつ手前」

嫌悪の「ひとつ手前」に、

自分は、どんな「期待」や「夢」を描いていたのか。

もしくは描いているのか。

そして、それがどのように裏切られたのか。

もしくは、どのように実現したいのか。

 

この「ひとつ手前」を、

しっかりと穏やかに伝えることができれば、

人間関係における消耗は、かなり防げるんじゃないだろうか。

 

というわけで、わたしは、しばらく、

「ひとつ手前主義」でやっていこうと思っています。


「ひとつ手前」のわたしは、意外にいいヤツなことが多いんです♪


「別冊 どうする?40代からのファッション&生き方」
今日は「YUKKEの今日もラテンステップで」。メキシコ女性が大きいお尻や胸を気にしない理由は?
こちらからどうぞ→★


---------------------------------------------------------------------

【関連記事】ウジウジ体質は、いたるところで発揮されます(笑)お暇ならどうぞ♪
プチ劣等感に心が痛むとき。

★その他の記事に興味のある方は↓
こちらから過去記事一覧をご覧いただけます。
一覧のページがすでに2ページになっていて自分がびっくり♪
リンク切れなどもあると思いますが、よかったらどうぞうわめづかい

★いつも応援してくださってありがとうございます!クリックしていただくとランクが上がります!ハッピースマイル

にほんブログ村 ミセス系
人気ブログランキングへ

ツイッターもぼちぼちやってます!レス、もっとも速いです。
↓↓↓

Twitterボタン
Twitterブログパーツ
関連記事

スポンサーリンク



コメント

Carinaさん、こんにちは。いつもブログ(最近は別冊も)を楽しみに拝見しています。
私はアメリカに住んでいるのですが、英語は得意ではありません。でも相手に何かを伝えたいとき、とくにクレームなどの場合には、自分の要望をなるべく正確に、でも相手を怒らせないように穏便に伝えたいとき、自分でも知らずにこの「順を追って話す」のを実践していたなーと思いあたりました。(まさしく弱者に優しい話法ですね。)今回の記事を読んで、相手に自分の気持ちを丁寧に伝える努力をするのは、いい人間関係を築く上で欠かせないことなんだなと改めて思いました。

  • 2013/01/18 (Fri) 16:13
  • Katie #ftr9aWW.
  • URL

>「順を追って話す話法」

肯定的に書いてくださってありがとうございます。嬉しかったです。


だから結論は? 理由はいらん はしょれ。。。。。。
とか
言われ続けている ワタシ。。。。。ああ 落ち込みまくってますが

Carinaさんの書かれた言葉で ちょっと(ちょっとだけかよっ)勇気と自信が。。。。。
ありがとうございます。 


話は変わりますが
芥川賞の 黒田夏子さんの 髪   いいですよねぇ~
白髪問題で悩んでいる人の ヘアスタイルブックがあったら
間違いなく表紙 飾りますよね。

今 一番気になるのは
次号の 文藝春秋。
縦書きの雑誌に どんな形で掲載されるんだろう。。。
別冊になるのかな。。。。編集者さんたち 悩んでいるだろうな
楽しみ 楽しみ



  • 2013/01/18 (Fri) 18:40
  • わに@娘、部活辞めるってよ #qbIq4rIg
  • URL

うわ~、Carinaさん、さすがです~。
クヨクヨ悩みながらも、結局はきちんと自分の気持ちを伝える事ができて。
私は通院している病院で、あれもこれも話したくても、結局うまく伝えられずに短い診察時間が終わる事が多いです。
見習わなくちゃ。
メモに箇条書きにするのがいいかな。。。
そういえば5年くらい前、フルート教室に通っていた時、(2年半で挫折しましたが)先生の教え方が少し厳しくて、その次の週に、「注意されて落ち込んで…」と言ったら次からは教え方が優しくなりました(^^;
打たれ弱いという事をはっきりと伝えて正解でした(爆)
そうそう、黒田夏子さん、何かいいですよね~。

  • 2013/01/18 (Fri) 19:13
  • 花緒 #-
  • URL
おお

スバラシイ!!
これができれば、喧嘩っ早い
人々も争い事なく
平和に過ごせるでしょう。
うちの主人のことです〜

  • 2013/01/18 (Fri) 19:46
  • よ #-
  • URL
なるほどなあ

今回も大きく頷いて読ませていただきました~

わたしはどちらかというと相手に「うじうじ言わずに、結論を言って」と迫ってしまうタイプなのでちょっと反省だなあ。

「なーんだ そんなことだったの」「言ってくれればよかったのに」と思うには
一歩手前の気持ちを引き出してあげる優しさが必要ですね。

自分の立場が弱いときに相手が一歩歩み寄ってくれたときは嬉しいですよね。
「さらっとした」うじうじ はよりよい人間関係に大いに効果がありそうですね!

※媚びずに凛とした黒田さんのヘアスタイル 私も好きです。

  • 2013/01/19 (Sat) 07:24
  • めー #.wkWn3KA
  • URL
勉強になりました!!

Carinaさん

おはようございます!!
仕事中に拝見したのですが・・・
私も凄く反省しました(汗;
仕事だと結論を話してから、求められた時に理由付していく・・・
そんな話し方になれてしまっていて(汗;
それによって相手を不愉快にさせて仕舞う事も有るのですね(汗;

>怒りの「ひとつ手前」
あきらめの「ひとつ手前」
放棄の「ひとつ手前」
嫌悪の「ひとつ手前」

意識できるような話し方を目指せられれば良いなと思いました。

特に仕事の時の『優しさ』・・・・
少しずつ変えて行きたいです!!

ありがとうございましたm(_ _)m

  • 2013/01/20 (Sun) 09:10
  • maja #y1P/pzjo
  • URL

こんにちは~!

順を追って話す、アンチクライマックス法は特に男性に有効らしいですよぉ~。
確かにクライマックス法のトークって尾ひれがつきがちで
話の内容より、めんどくさい人;;;という印象しか残んないかも~。

あと、私も病院とか、意見を通さなきゃいけない時?は
せっせと策を練りますよー。こうきたら、、、こう返す。。とか
イメトレして一人戦略会議してると、なんかワクワクしてくるんです。笑

あ!それと「笑われるのがイヤ」っていうのを読んで
エーーーー!!!謝らなきゃ~~~~;;;って思ってたんです~~。
ごめんなさ~い、結構ウケてたわ~~・・・ww
w←も嫌がる人いるから、(笑)にしてたんだけど・・意味なし?笑

じゃあ~、カリナさんタイプの方ってどうしたらいいですか?
教えてタモーレ♪ヘーイ

  • 2013/01/20 (Sun) 15:33
  • R #-
  • URL
コメント、ありがとうございます!

★Katie さん
はじめまして!Katie さんのように異文化のなかで
しなやかに暮らしている方に、そんなふうにいっていただいてうれしいです!
ブログの記事、特に言葉の問題のことなど、生き生きしていて
すごく面白かったです。

★わに@娘、部活辞めるってよさん
ははは。そうよね。「結論は?」って聞かれる、聞かれる。
それはそうと黒田さんの掲載された文芸春秋、読んだ?
私は読んでいません(笑)
つまるところ、前衛的というか実験的な小説を読む気があんまりないってことね、わたし(笑
読んでたら教えて。

★花緒 さん
打たれ弱いことを伝える・・・そういうことがすごく大事ですよね。
強いものに強く、大声に大声、でなく、
自分の弱さを、落ち着いて、伝えるっていうのはとても大事だと思います。
お母様、退院されたんですね~。それはそれで気遣いで大変かもしれません。
無理しないでくださいね!

★よさん
ははは。世界平和のことかと思いきや
旦那様のことかーー(爆)
うん、男も女も年を取ればとるほど、「ちゃんとコミュニケーション」が
大事になると思うよね。

★めーさん
コメントをいただきながらお返事が遅すぎてすみません!
どちらの立場からも考えられて、めーさん、すごいです!
そんなふうに視線を変えると、
コミュニケーションってとってもうまくいきますよね~。

★maja さん
こんにちは!
仕事のときは、やっぱり結論からいきたいですよね~。
ただ、何事にも「形式」を固定するのはあんまりよくないのかもと思ったりします。
人間関係も、仕事内容も、試行錯誤かなあ。
難しいですけどね(^_^;)

★R さん
いつも、いろいろ教えてくれてありがとう!!
そうか、アンチクライマックス法という言葉があるんだ。しらんかったです。
あ、面白いことで笑い合ったり笑われたりするのは大好きですよ!
嫌なのは、っていうか、照れるのは
「嗤われる」みたいな感じ?(漢字にすると 笑)
そりゃ、みんないやか~。記事では、きらーくに笑ってください!

  • 2013/04/03 (Wed) 16:13
  • Carina #-
  • URL

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する