その日は、そもそもパンツをブーツインというんですか。
そういうスタイルで仕事に行く予定だったのです。
だから、朝からヒートテックのレギンスとソックスを履いていました。
でも、外は雨。
唯一のロングブーツを雨に濡らすのもどうかと思い、
エナメルの靴に履きかえることにしたんです。
が、どうも、パンツのままだと短足が目立つ。
スカートにしよう。
と思い、スカートを履いて
レギンスの上に厚手のタイツをはきました(脱ぐのも面倒だったので)。
でも、まだ、スース―する気がして
その上からさらにガードルをはきました。
つまり、この時点で
下着のパンツ→レギンス→タイツ→ガードル
という4層構造になっていたわけですね。
で、わたしは、何ごとも大ざっぱなので、この4層の、
それぞれの上の一辺が、
おしりの上あたり、ならびに、おなかの上あたりで
ビミョーにうねうねと曲線を描きながら、
あるところではレギンスが上になり、
あるところではタイツが上になり・・・と
「隙あれば、自分がてっぺんに出てやろう」とでも思っているのか、
水面下の(洋服下だけど)絶え間ない下剋上戦を
繰り広げることになるのです。
その戦況は、
「なんとなくゴロゴロする」というような不快感として表れますが、
ちょっとぐらいは見逃すのです。
で、冬ですから、寒いですから、
一時間後に到着した駅で、何はさておき、トイレに行かなければなりません。
混んでいたんですね。そのトイレが。
急いだんです。行列していますから。
そして、結論から申しますが、わたしは、
タイツの腰の部分に、スカートのすそを挟み込んだまま、
ゆっくりと手を洗い、さっそうと、気取って、威風堂々、
駅の構内を横切り、下りのエスカレーターに乗ったのです。
まるで貴婦人のように楚々とエスカレーターで運ばれているとき、
「スース―する」という形で後背部の異変に気づいたのですが、
そこは貴婦人、顔色ひとつ変えず、
テーブルクロス引きの達人みたいにスカートを引っ張り出して、
後ろを一度も振り返らず、下剋上戦は平定しましたけどね。
だれにも注意されなかったから、「新種のバルーンスカート」だと
思われていたことを祈るのみ。
で、このことを、ツイッターでも騒ぎ立てたんですが、
・トイレで3回、そういう人に教えてあげたことがある。
・外ではしないが、家ではやらかす。
などの体験談を教えてもらったので、
どうやら、あちこちでやらかされているらしい。
さらにその夜。
幼なじみとのメールで、そのことを告げたら、
おばさんの証拠やな(笑)。
それやってるおばさん、よく見るよ。
との返信が返ってきました。自分もおばさんのくせに。何さ。フン。
でもな?おばさんの証拠?なぜに?・・・と、しばし、沈思黙考。
かくして以下のような結論にいたったのです。
(問い)なぜ、おばさんは、
スカートのすそをタイツもしくはストッキングの腰ゴムに
挟み込んでしまうのか。
(答え)
(1)重ね履きの枚数が多くて、腰部が複雑化している。
(違和感の常態化)
(2)出先でトイレに行く回数が増えている。
(危機遭遇確率の増加)(3)スカートの後ろ、お尻部分に対する意識が鈍化している。
(ミニスカから下着が見えないかしらん?的な防災意識の低下)
いかがでしょう、この分析。加えて対策をひとつ。
トイレを出るとき、お尻をさっとひとなでする。以上。
みなさまのお役に立つことをお祈りして失礼します。
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ローライズと防寒、の紛争。
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