親を「自然に老いさせてあげる」のは、難しいのだ。

 

育ちざかりの子どもに

「そんなに身長が伸びてどうするのっ!」とか、

「そんなに、いろいろ、知恵をつけてどうするのっ!」と叱る大人は

ほとんど、いないと思いますが、

 

自分の親に

「そんなに忘れてどうすんの!」とか

「そんなに、あれもこれもできなくなって、どうすんの!」と叱る

子ども(大人になった子)は、いると思うんですね。

 

わたしたち姉妹が、そうでした。

 

 

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わたしは、親元を離れて好き勝手にやらしてもらった娘ですから、

そんなことを言う機会がそもそも少なかったけれども、

姉は、両親のことが大好きだったし、

老いゆく親の現実が受け入れられなかった。

 

父が、タバコで畳のあちこちに焦げ跡をつくること。

それでもタバコをやめないこと。

母がコンロの火を消し忘れること。

 

そういう「火の始末」の問題も、

離れて暮らす私たちにとって頭の痛い問題でした。

 

 

よその親は、あんなに元気でしっかりしているのに

うちの親はどうしてこうなんだ!?

 

 

そう思うことは、わたしにもあったし、

その何百倍も、週に1度は親元に帰っていた姉にはあったでしょう。

いずれにしろ、まあ、なんやかんやとうるさい姉妹(娘たち)だったのです。

 

 

親の老いを受け入れるのは、難しいですねー。

もしかしたら、自分自身の老いを受け入れるより難しいかもしれない。

 

 

そんなわけで、わたしたちの両親は、

「自分たちの老いを受け入れたくない娘たち」のために

「自分たちの老いを隠そう」と

ぎりぎりまで懸命に努力したように思います。

 

 

それでも、火を消し忘れたり、

転倒して起き上がられなかったり、

待ち合わせの場所からいなくってしまったり、

いろいろ粗相したりしましたが、

そのたびに、いま、思うと、照れたような

申し訳ないような、弁解するような顔をしていました。

 

 

母はまだ存命ですが、

父を思うたびに、

 

 

ああー。自然に老いさせてあげればよかったなあ。

 

 

と思います。

 

 

ま、いまだからそう思えるのであって、

また、父を前にしたら、

期待とか、依存心とか、甘えとか、

自分の生活を防衛する気持ちが働いて、

いろいろな感情が混ざりあい、

そんなことできないのかもしれないけども。

 

親への愛情は、

基本的に「依存」なので、

依存できないほど老いてしまうと、

愛情のような感情も自然と減退する。

それが、また、嫌だったりもするんですよねー。

 

 

 

自然に、

自由気ままに、

思う存分、

好き放題、

だれにも気兼ねなく、老いるってことは、

ほんとーに難しいことですよね。

 

 

そう思うと、あれだな。

アンチエイジングより

フリーエイジングを提唱したいな。

思う存分、老いに身を任す権利。

(英語の表現としてどうなのかな・・・という不安はあるが

ま、そんなことを思います。)



★今日はこちらにも書いています。タイトル長くてごめんなさい。↓
「あまちゃん」の「聖子ちゃんカット」や「あさイチ」の専業主婦問題など。ああ、しゃべりたいことは数あれど。


【関連記事】かなーり昔の記事ですが、よければどうぞ♪
アンチエイジングをどう考える?

★その他の記事に興味のある方は↓
こちらから過去記事一覧をご覧いただけます。
一覧のページがすでに2ページになっていて自分がびっくり♪
リンク切れなどもあると思いますが、よかったらどうぞうわめづかい

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コメント

そうなんです

すごくそれ思います
たまたまボランティアする機会があるので
ディサービスとかに行っていましたが
気がつけば、自分の親がそうなっていました
そして今のほうが親とよく話していますね(聞いて)
そして帰りには必ず手を握るようにしています
これはディでの職員さんの対応で勉強になりました^^
色々気づかされる今日この頃です

  • 2013/04/15 (Mon) 19:45
  • みきみき #gHke2YW6
  • URL

私の母は43歳で亡くなったので、母の老いた姿は知りません。
79歳で亡くなった父とは、私が秋田に来てからは数回しか会っていなかったし、電話も滅多にしなかったので、父娘の会話はありませんでした。

今は、我が娘に叱られることが多いです。
「なんで忘れるの〜」とか
「それ、何回も聞いたよ」とか
しかも言い方がキツい。その度にシュンとしてしまいます。トホホ...

これからそういうことがもっと増えるんだろうなぁ...
思う存分老いることを、まずは家族が認めてあげることが大事なんだろうなと思います。

  • 2013/04/15 (Mon) 21:41
  • Tomi* #w7E8CPEA
  • URL

いつもブログを読ませていただいています<(_ _)>

今、まさに私の迷うこと、思うことが書いてあって、なんだか泣きたくなりました。そうなんですよね。
80代の父に「もう好きなように生きて欲しい。」と思いながらも、「わがままいうな。しっかりしてほしい。尊敬できていた父でずっとあって欲しい。」と、ついつい勝手に怒ったり嘆いたりしてしまう私です。あげくに「老いるのはつまらないな。」などと悲観的にまでなってしまったり。
本当に難しいです。

でも、自分だけではないんだと、今日ちょっぴり元気がでました。
親を自然に老いさせるおおらかな気持ちが少しでも持てますように・・と、自分自身をまずは落ち着かせます(^^;)

  • 2013/04/15 (Mon) 22:10
  • 柿実 #pcznDAvw
  • URL

おはようございます。

私も、両親2人きりで田舎に住んでるので
「鍋を火にかけたまま忘れて、焦がしてしまった」とか
「つっかけを履いてて、足を滑らせて転んだ」とか、電話で聞くと
ものすごく心配になります。

自分の親の老いって
子供の頃の、大きくて頼れる親を知ってるだけに
受け入れるのは辛いですね。

以前、田口ランディさんが
「親を介護すること自体が辛いんじゃなくて
(何も出来なくなった親にイライラして)親に酷い態度を取ってしまう
自分自身の闇と向き合うのが辛いんだよね」
とおっしゃっていましたが、ホントその通りだと思いますね。

  • 2013/04/16 (Tue) 09:26
  • アメちゃん #-
  • URL

いつも拝見しています。
娘たちのために、老いをぎりぎりまで隠す…なんか、心にしみちゃいました。ほんと、老いを受容できないのは、本人以上に周りなんですよね…。
あまちゃんの春子の髪型は、聖子ちゃんカットというより、若き日の小泉今日子カットですよね。って、小泉今日子も聖子ちゃんカットだったってことか。(^^)
読み逃げがちですが、これからも楽しみに拝見します~

  • 2013/04/16 (Tue) 16:22
  • nono #arDzT8So
  • URL
怒りか 悲しみか

こんにちは
依存できない苛立ちなのか 私はよく母に怒ります。
言葉は決まって お嫁さん大変なんだよ。
ケンカになる時はまだよくて、叱られてしょぼりと小さくなった
後姿の母に キツすぎた言葉を後悔し 心底 自己嫌悪。

夫はふいに訪ねた時に入歯を外した自分の母親に とても悲しい
表情をするのを見ました。
男は怒らず悲しいものなのかと思ったけれど 認めてあげる
しかないとわかっているのでしょうか。
私が自分の母なら 入歯外してんじゃない!!!と激怒しただろう。
ため息です。

  • 2013/04/16 (Tue) 23:48
  • okko #-
  • URL
複雑ですね

いつも楽しく拝見しています。

私も同居する実父にイライラの毎日。「更年期の反抗期」としています。
でも、その父にやさしくできない自分にさらにいらいらしたり。毎日毎日、小さなストレスの海から逃れません。
その理由は、年老いた父にまだ「依存」したいって気持ちがあるからなのかもしれないですね。

前出のランディさんの言葉、心に落ちました。

  • 2013/04/17 (Wed) 08:37
  • にじこ #-
  • URL
親を叱る?

私は87歳の実母と二人暮らしです。

歳をとると生きているだけで本当にたいへん。

「しっかりしろ!」なんて腹が立ったことはありません

頭、体が若いときのように働かないのは辛いだろうなぁと思うと可哀想で悲しい・・

  • 2013/04/17 (Wed) 10:41
  • もん #-
  • URL
今こそ、ありがとうの気持ちで

はじめまして。
いつも関心しつつ、楽しませていただいております。

私たちが赤ちゃんだった時、布おむつを冷たい水でせっせと洗ってくれたことでしょう。
どんな時も、見守っていてくれた。
老いた姿になるまで生きてくれ、私たちの行く道を教えてくれている。

でも、老いた親をみるのは悲しいものですね。
心身が弱っても、気概を失わないでほしいのです。

私自身、いろいろなものから解放されたら、自由に好きなことをやりたい。
老いても、生きたいように生きてほしい。
そのお手伝いが出来たらと思っています。

一に感謝、二に感謝、後は気晴らししつつですかね。

  • 2013/04/17 (Wed) 19:35
  • 真純 #pYrWfDco
  • URL

いつも拝見しています。
同居してる、義理の親の老いや介護にはわりと抵抗ないのに、自分の親の老いは何で優しくなれないのかとずっと思ってました。
納得です。そうなんですよね。
40代の社会人として現役感を漂わせた息子や娘に、たとえ正論でも厳しく説教されて、特に父親は傷ついていたんだろうな。ごめんね。

  • 2013/04/21 (Sun) 12:01
  • うる #-
  • URL

当時 夫は単身赴任
痴呆 寝たきり 一日4回の自宅腹膜透析(CAPD)。。。。舅の自宅介護が 降りかかって来た時は  受け止めたけど (まだ介護保険も始まってなかったし 医療行為付きなので 受け入れ施設もなく。。。)

今 
週に数回 親の元に通うのは。。。。なんだろね。。。表現できない いろんな感情が沸き起こる。。。

舅姑は 夫の親だからかな
介護が必要になるまで疎遠だったからかな(転勤族だったので離れていた)

舅姑の若かった頃の姿をしらないからかな

自分の親は 自分との時間を共有しているからかな
若かった自分の思い出の中には 若かった親がいる。。。
自分自身の老いは棚にあげて 若かった頃の親と今の親と比較しちゃうからかな。。

でも 
今 両親が生きている って事は それだけで ありがたい事なんだろうな。


ところで
今 気になってしょうがない新聞記事があるんですけど
長寿世界一の木村さん 116歳の誕生日の記事

『木村さんには孫14人、ひ孫25人がいる。玄孫は今年2月に1人生まれ、14人となった』 と 詳しく人間関係書いてあるのに
『現在は自宅で孫の妻(60)と2人暮らし・・・』 って さらりと流してるのよ。

気にならない?  介護サービスを使っているだろうけど 自宅介護で 同居人は 孫の嫁だけ・・・・・・気になる・・・

でも もしかしたら 孫のお嫁さんだからこそ 自宅で暮らせているのかな木村さん。

とも 思う。。。 自分の親との距離感に戸惑うワタシ。。。。



  • 2013/04/21 (Sun) 17:22
  • わに@別冊Facebookもチェック(笑) #qbIq4rIg
  • URL
コメント、ありがとうございます!

★みきみき さん
うわあ。みきみきさん、すばらしいですね。
ボランティア経験からそんなふうに学べるなんて
本当にすばらしいと思います。
いろいろな経験をすると、視野が広がりますね!

★Tomi*さん
そうなんです。娘ってすごく叱りますよね(笑)
うちも高校生なのに生意気に叱ってきます。
遠慮なく叱るっていうのは、まだまだ「頼っている証拠」なのかもしれませんね(笑

★柿実さん
ブログ読んでいただいてありがとうございます!
お気持ち、とてもよくわかります。
とてもすばらしいお父様だった(今も)のですね。
だからこそ、ずっとそうあってほしいという気持ちの間で葛藤しますよね~。
私も姉もそうでした。その日々も懐かしいです。

★アメちゃん さん
おお、その心配、とてもよくわかります!
コンロの火と転倒は、代表的な心配なのではないでしょうか。
父も母もこけてケガをしたりしました。
田口さん、そんなことをおっしゃっているんですね。本当にその通りだと思います。

★nono さん
コメントありがとうございます。うれしいです。お返事、遅くなりすみません。
ねえ、老いを受け入れるっていろんな意味で難しいです!
あ、そうですね。キョンキョンのヘアスタイルだ(^_^)/
別冊も読んでくださって感激です。

★okko さん
お母さんにきつく言ってしまったときと、そのあとのokkoさんのお気持ちが
とてもよく伝わってきました。
その葛藤が、「親の老い」とともに歩くことなのかもしれませんね。
コメントありがとうございます。またよければ、気軽にお寄せ下さいね。

★にじこさん
読んでくださっているなんて、本当にうれしいです。ありがとうございます。
「小さなストレスの海」、とてもよく伝わる表現ですね!
お父様と同居されているんですもん。
その海を泳ぎ続けるのは、大変だと思います。大人と大人ですもんね。親子といえども。

★もんさん
もんさんも、そしてお母様もすばらしいです。
わたしは親元を離れていたので偉そうなことは言えない立場ですが、
それでも、しばらくこちらに母が来ていた時など、
叱りはしないまでも「イライラ」していました(^_^;)
大人と大人が一緒に暮らすって、どこかにストレスがあるのかなあ、とも思いました。

★真純さん
そうなんですよねー。全力で育ててくれたんですよね。
感謝と気晴らし、おっしゃる通りだと思います。
ただ、感謝はみんな底辺にありつつも
それだけではつらい。子育ても愛情があっても、ときにつらいように。
「つらくて、面倒で、いや」になりがちと思っていていいのかもしれないとも思います。
とくに一人で背負いがちになる女性は…。

★うる さん
コメントありがとうございます!
お気持ち、とてもよくわかります。
「介護をされる」だけでもは、微かに傷つくのかもしれませんね。
介護って恩返しのように単純なものでなく、
どこかで相互に傷つくものなのかもしれませんねー。

★わに@別冊Facebookもチェック(笑)さん
フェイスブックも見てくれてんの?!サンキュー!
わにさんからコメント来るかなーって思ってたから、うれしかったよ。
そうか。やっぱ、義理の関係と実の関係は違うんだねー。
木村さん、ほんとだ。まずお子さんは全員亡くなっているのかな。
そして、お孫さんの妻。妻の人すごいなあ。御主人はなくなっているのかなあ。

  • 2013/05/31 (Fri) 14:16
  • カリーナ #-
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