電車のなかで化粧する人(下地から入念に仕上げる人)って
最近、減っていますよね。
「この頃の若者はマナーが・・・」なんていうけれど、
バブル時代の女子のほうが喫茶店のテーブルで化粧直ししていた率は
ずっと高いんじゃないだろうか。
先日、朝8時台の通勤電車に乗っていたら、
吊り皮を持って立っていたリクルートスーツ風の20代後半の女性が、
足の間にはさんで置いていたバッグから
リキッドファンデーションのチューブを出して
少量を手にとり、表情をかえず、鏡も見ずに、
グルグルグルグルっと両手のひらを使って顔一面に塗布し、
そのまま、すました顔で
再び、吊皮を持つ場面に遭遇しました。
すごい。
それは、化粧というより、
土俵下に座っていた力士が、
自分の勝負を前に立ちあがり、
白いタオルで顔やわきの下から順に
さっと体をひとふきする姿に似ている!
気合注入の儀とでもいおうか。
「化粧」から「自己愛的な要素」をすべてとりのぞいたら、
「塗布」なんだな。
「塗り」なんだな。
顔面は、塗装されるべき面にすぎないのだなと思いました。
それにしてもあれですね。
人が、人前で、何かを「体に塗る行為」って
なんか、こう、普段は見えないものが露になりますね。
この若い女性は、
ファンデーションを
ファンデーションらしからぬ大胆な手つきで塗ることにより、
たぐいまれな豪快さを示すとともに
化粧という行為の性的・社会的文脈を脱構築してくれましたが、
わたしがいっしょに仕事をしているMちゃんは、
ハンドクリームを塗るたびに、
なんか、こう、性的気分を思い起こさせてくれるのです。
ハンドクリームを塗る行為ってエロい。
と毎回、思うんです。
背が高く、
サバサバした彼女が、
お昼休みにお菓子を食べながら
ロクシタンのハンドクリームを手にぬる。
ささっと塗るのでなく、
すべすべ、ぬるぬるする両手の滑りゆく感触と
いい香りを愉しみながら塗るうちに
何か、ちょっと本人もうっとりしてきて、
自分のきれいに整えられた爪なんかをじっと見たりして、
そうすることで、さらにちょっとうっとりしている。
そんなふうにうっとりしながら
感触を楽しみながら、
片手間のように世間話している様子が、エロい。
リップクリームを塗る場合も、
人によってエロさが出る場合と
そうでない場合がありますが、
人前で何かを、自分の体のある部位に塗る。
その行為の最中に、少しでも自己陶酔がのぞくと
なんかものすごくエロい、と思います。
化粧室で口紅を塗り直す瞬間にも
エロさが瞬間発動される人と
そうでない人がいませんか。
ああ。ムヒやキンカンなんかもエロいのかなー。
ハンドクリームは、しかし、だんとつでエロいな。
このエロさは、セクシーさとはちょっと違っていて、
「快楽への没入度が高いに違いない」エロ度なのです。
実際にMちゃんに
「Mちゃんってさ、セックスにどん欲?」と聞いたことはないので
わかりませんが、でも、わたしは、
こういうタイプの女性をもう一人知っていて、
その二人に共通することは、
「生き方が、わりあい自由」ってことです。
Mちゃんは、
仕事後の飲み会などはほとんど行かず、
カフェで英会話をレッスンしてもらい、
外国人仲間が多く、
その人たちと海外旅行をしたり、
ボランティア活動をしています。
もうひとりの、わたしの友人のほうは、
比叡山を修行僧といっしょに走って死にそうになったり、
あちこちで料理を振る舞ったりしています。
(男性経験は多くはないが、
いざとなったらどん欲だと言っていた気がする)
ハンドクリーム占い、わりに当たっていると思うんですよねえ。
いかがでしょうか。
(あ、とくに検証はいりませんよ 笑)
★今日はこちらにも書いています!いい記事だと思います。
自分の地図をあてはめて人間関係を結ぶか、関係をもとに地図を描くか。それが問題だ。
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