若い頃はよかった!それって本当?

夏休みに入り、
青少年たちは欲情している。

自転車の後ろに女子を乗せて走る男子は、
見るからにお金も、知恵も、仕事も、
快楽方面のテクニックもなさそうだが、

「そんなんかまへん。ええやんけ。ほっとけ」

と、

腰に手をまわして横すわりする女子の相談に、
長年連れ添った熟年亭主のように
簡潔かつ絶対的な命令を下しながら、
風に吹かれてペダルをこぎこぎ、
上機嫌な様子でコンビニへと向かっていった。

ああ、若さ以外、な?んも持っていないんだ。
彼らの後姿に、胸がキュンとしたよ

若い人は、若さ以外、なんも持ってない。

稼ぐための知識も腕も、人脈も持ってない。
料理も掃除も、ゴミ出しもからっきしダメ。
時候のあいさつも、愛想笑いも不得手だ。
これといって役に立つことなし。
概ね、でくの坊。

だから、日常のささいなことに振り回されて
人生がことごとくうまくいかない。

挫折のオンパレード。

ほかならぬ私もそうでした。

演劇なんてものに夢中で
ずっとバイト生活だったから、
将来が不安で不安で、毎日、押しつぶされそうだったもん。
苦しかったぞ。あの頃。

それなのに
当時の胸の高鳴りを思い出して
若さをうらやむんだから
始末が悪い。

一生、ないものねだりする気か?
私。


今夜、生きる意味なんて知らねえ。
いのちがただ、叫びだしてる。



私の好きなTHE BACK HORNも叫んでいますが、
青春とは、まさしく、そういうもの。

イノセントで無軌道な若者の姿を
まあ、それなりに、
こちらの気分のいいときに限ってですが、
やさしく温かく見守ってあげるというのも、
私たち中年の特権的よろこびの一つかもしれませんな。

若者諸君。夏は短いよ。
太陽をとことん楽しんで、
やけどしなさい。

【関連記事】
40代。その欲望を満たすには?



関連記事

スポンサーリンク



コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する