見栄は捨てろ、誇りはもて、と
生き方指南本などには書いてありますが、
バナナみたいにこっちが皮、こっちが身というわけにはいかなくて
両方が混在して見栄のような、自負のような「なにがしか」が
形成されているので、
捨てるっていっても簡単にはいかないですよね。
長崎に住む姉(たびたび当ブログに登場しております。
このあたりや、このあたりや、このあたりの記事をご覧ください)の
かつての仕事仲間(女性)で仲良しのKさんは、
退職した数年前に、90代のお母さんと70代のお姉さんと自分のために
家を建て替えたそうなんです。
数千万円をかけ、
立派で大きい家に建て替えたのですが、
その理由を、
「親戚が来たときに、ちゃんとした家に住んでいるところを見せたい」と
言ったらしく、姉は、
「年寄り3人よ!広か家はいらんやろ。小さか家にするか、
今後のために現金ば持っとかんねって言うとに、
全然、聞く耳を持たん!もー!」とブーブー言っていました。
その後、Kさんのお母さんは、
介護施設に入ることになったのですが、
Kさんは、最近は、
「自分の葬式には何人ぐらいが列席してくれるか心配」と言い、
姉は、「どっちでもよか!妹にお骨だけ拾ってって頼んである」と言い
お互いの言葉をお互いが理解できない…
という感じであきれて聞いているそうです。
「親戚が来たときに、ちゃんとした家に住んでいるところを見せたい」
というのも、
「自分の葬式には何人ぐらいが列席してくれるか心配」
というのも、見栄ですよね。
見栄ですが、その見栄には、
他人にはわからない切実さがあるんだと思います。
積年の何かだったり、
念願の何かだったり。
姉は、Kさんのことをさんざん
「わからん、わからん」とぼやいたあと、
こう言いました。
でも、わたしにも見栄はあるもんなあ。
それは、結婚していなくて、一人だけど
淋しくないように見せたいということ。
元気にしている、というように見せたいということ。
わかる?
わかるよ。とだけ言いましたが、
姉ちゃん、かっこいいなと思いました。
いつの間にか、カッコいい人になっちゃったな。
自分の見栄ポイントをてらいなく、
ストレートに、しかも簡潔に語れるってことは、
コンプレックスをほぼ克服したってことだよー。
わたし、いっーーぱいあるけど、
あなたみたいに簡潔に語れないよ、まだ。
姉の見栄は規模が小さくて、身ひとつのこと。
お金も大してかからないけど、
Kさんの見栄は規模が大きくて、お金がかかる。
それが違うんですよね。
見栄の規模が大きくて
お金がかかったら、
ちょっと苦しくなるかもしれない。
見栄のサイズ感を意識するって大事なんじゃないかと
姉と話して思ったのでした。
姉は年とともに幸せそうになっています。
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