今回、登場したのは32歳の保護観察官、ローリ・ジョーンズ。
いやあ、さすがは30代前半ですな。
ツヤのあるチョコレート色の肌と
ボリュームたっぷりのバスト&ヒップがまぶしいです。
彼女は、2001年の交通事故で重傷を負い、
今も残る脚の傷を気にしているため、
スカートははかず、ダラッとしたスウェットスーツばかり。
ティムが言うところの「スウェット依存症」に陥っています。
そんな彼女の「脚の傷」と「心の傷」を癒すため、
ティムが行ったのは、大きく分けて以下の4つ。
(1)傷が目立たないストッキングを渡す
(2)腕に大きな傷のあるスーパーモデル、パドマ・ラクシュミと親密に語り合う機会を与える
(3)レラ・ローズというワンピース主力のデザイナーを紹介し、脚を出すファッションを受け入れるよう促す
(4)人情派で涙もろい女性メーキャップ・アーティストから脚のメイクを受ける
つまり、
実際に傷を目立たなくするスキルを伝授するとともに
精神面もしっかりとフォローする
物心両面からのサポートを行うわけです。
ミステリアスな風貌の女優&モデル、パドマ・ラクシュミは、
その美貌と才能、さらにはその結婚相手(その後離婚)でも
世界の度肝を抜いた人物ですな。
お相手は、「悪魔の詩」の著者サルマン・ラシュディ氏でした。
いやあ、ここまで肝の座ったセレブに、
「その傷をあなたの杖に、そうでなければ勲章にしましょう」と
説かれたら、勇気が出るだろうなあ。
勲章としての傷は、
時に強烈な魅力になります。
とうわけで、
ローリさんは、
つややかなチョコレート色の肌に
黒や白のワンピースを身にまとい、
とっても美しく変身なさいました。
傷を杖に、そうでなければ勲章に。
いい言葉です。
そうそう、せっかくのステキな話を
いささかマイナス方向に展開して恐縮ですが、
ホンネを聞きだすなら、ブサイクなほうがいいそうですよ。
美貌の人を前にすると、
人間はかなり緊張するらしい。
わかるなあ。その気持ち。
見てるだけで萎縮するもんねえ。
面白いことに、「魅力的でない」人では、
実験中だというのに、歩行者に声をかけられたり、
デートに誘われることもあった。
しかし、魅力的な人に声をかける歩行者は、
ゼロであった。
魅力的でないほうが、
歩行者は気を許して接近しやすいのである。
ですって。
勇気百倍。
ブサイクもよし。
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