いつだったか新聞に、
「おじいさん、おばあさんは昔ながらの暮らしの知恵や日本の伝統、
礼儀を孫に教えられる」から、
3世代同居を推奨するという記事が載っていました。
ご自身も50歳は超えているに違いない識者(男性)は、
長文で持論を展開しておられましたが、
いったいこの人は、
どんなおじいさん&おばあさん像を描いているのだろうか。
もしかして自分自身の両親や祖父母世代のイメージ??
わたしはまだ娘が高校生ですが、
同級生のなかには、孫のいる人もいます。
ってことは、わたしが伝統や礼儀を教えてもおかしくないってこと!?
いや、ある程度のことは教えますよ。
あいさつしなさいとか、
公共の場所でうるさくしちゃいけないとか。
でも、「昔ながらの知恵」とか、わたしが教えてほしいくらいです。
日本のどこかにいる「理想のおばあちゃん」に!
(しかも、そろそろ同世代!)
団塊の世代もお孫さんがいて、
おじいちゃん、おばあちゃんになっている人が多いでしょうが、
あれですよ。ロックだったんですよ。学生運動だったんですよ。
フラワーチルドレンだったんですよ。
わたしたちだってパンクだったんですよ。
ニューウェイブだったんですよ。
わたしは、あんま関係なかったけどバブルだったんですよ。
山へ芝刈りに行っていたおじいちゃんとか、
川へ洗濯にいっていたおばあちゃんにはなれませんて。
十把一絡げって、こわい。
と思いました。
「十把一絡げ」は、時空を超えて錯覚を生む。
つまり、時代錯誤を生む。
若いころ、わたしは、
40代や50代、それより上は言うまでもなく
「なにが楽しくて生きているんだろう」と思っていましたが、
あれは「年上の人たちを十把一絡げに」見ていたからです。
いまは、自分が「大いに年上」になってしまったため
「ふん。夢だって希望だってあるんだよ。
十把一絡げにしないでよね」と思うわけですが。
でも。わたしたち世代も「十把一絡げ」を
結構、やっちゃってますよねー。
テレビの討論番組なんかでも
そういう「中高年評論家」がいるもん。
若者のやる気のなさを語るとき、
若い親たちのマナーを語るとき、
現代社会のあれこれを語るとき、
実際には、そんな実例ばかり見ているわけじゃないのに
批判的なことをつい語ってしまう。
なんせ現場を知らなくて
イメージだけだから、
「ほんと、今って・・・」と嘆こうと思えば
どこまでも嘆けるし、
昔が良かったって賛美しようと思えば
どこまでもできる。
若者が十把一絡げにして
生意気な口をきくのは、
経験不足ゆえですが、
中高年が十把一絡げにして
偉そうな口をきくのは、
頑迷さと怠惰さゆえ。
つまり、老化ってことだし、
その先には、老害が待っている。
自分が知らないことを知らないままにして「弊害」を嘆くより
「知らない、教えて」って言える人でありたいよー。
弊害ばかり嘆きたくなったら、要注意だ。
自分の人生がつまんなくなっている証拠。
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