かすかな違和感は、「去るならいまだぞ!アラーム」。


大学時代から30代前半まで
演劇をやっていました。
劇団を主宰していたので、
「集団」ってものについては、
わりに考えてきたほうだと思うんです。


未熟なリーダーでしたが、
そのことで自分もいろいろ悩んだり、苦労したし、
ほかの劇団やダンスグループの内実も見てきたし、
著名な劇団が、びっくりするほど独裁的で
座長が座るまで正座して微動だにしない風景を見て
「わー。やだやだ。わたしなら、耐えらんない!」と思ったり・・・。


人って、ほんと、
関係性によって
いかようにもなるもんだから、
「組織」とか「集団」への警戒心って
どこかで持っていたほうがいいと思うんですよね。
たとえ、それが会社でもね。
だって会社のためってことで、
犯罪に手を染める人もいるじゃないですか。


あさま山荘銃撃事件で死刑判決を受けた坂口弘氏の
「あさま山荘1972」
事件の20年後、1993年に出版された本ですが、
わたしは、当時、この本を


「もし、わたしだったら、どの段階で回れ右ができただろうか。
どの段階でなら、かろうじて『ノー』と口に出すことができ、
あの陰惨な結末から距離をとることができただろうか」




と探しながら夢中になって読みました。


いつも、
「何かに巻き込まれて、後から考えたら不本意なことをする人」に
自分がなってしまいそうな恐怖感があるし、
そうならない自信は、いまもまったくありません。


いま、この本は手元になく、
記憶も定かじゃないんですが、
比較的初期のころに静かに立ち去る男女二人がいて、
「ここだ、ここだ。ここしかなかったんだ!
この後はすべて手遅れだ!」と思った記憶があります。


そしてこの記憶は
日常生活においても活用していて
「去るならいまだぞ!アラーム」として活用しています。
自分の違和感を大事にする基準みたいなものですね。
わたし、ほんとに不自由や抑圧を感じる場が苦痛なんです。



いま、インターネット上では、
いろいろな立場の人が
それぞれの観点から
政治的な見解を発信しています。


残念なことに、わたしは、
十分な知識も見解もなく
いったいどれが正しいのか、
どれが間違っているのか、
今後、どうすればいいのか、
自信をもって語ることができず、
おろおろするばかりです。



そう。おろおろするばかりなんです。
いつだって、わたしは。




ただ、坂口氏が克明に描いた3巻の本の中に登場した
あの一組の男女にはなりたい。
それがどれほど難しいことかは痛いほど想像できるから。


熱狂の予感のなかで静かに立ち去る。
それができたら、
きっとほかの判断も落ち着いてできる、と思うのです。


当時のテロリストの内面や集団心理を知ることができます。






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70代女性と話した。みんな底なし沼のような孤独感と戦っている。

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コメント

私もおろおろしています。

私のTLには、大量のリツイートやシェアされた記事が流れています。
もっとつたなくとも自分の言葉で話さなくては、と思います。
そして、この嵐が去った後にも、大切なことは忘れないように
おぼつかない頭を振りながら考え続けています。

  • 2015/02/05 (Thu) 18:46
  • nao #-
  • URL

一つの集団を率いる事がどんなに大変か、
少し想像がつきます。

選択肢なく巻き込まれていく人達もいるけれど、
選べるときは、より良い集団を選ぶ、
悪いものに気づいたら去る。
そう考えた時、小中学生の立場ってきついですね。
PTAも。
救いは期限があるって事ですね。

  • 2015/02/06 (Fri) 11:26
  • asa #-
  • URL

3年くらい前に、DVDで映画「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」を観ました。
長時間の映画でしたが、非常に衝撃的で、最後まで一気に観ました。
でもすっかり細部を忘れてしまいました(^^ゞ
静かに立ち去った一組の男女は映画のほうでも登場したかしら?
本は事件の中心の人が書いたんですね!
そちらも読んでみたくなりました。
そういう状況の場合、勇気ある撤退みたいな事は難しいですが、立派だと思います。
日本人は特に弱いみたいな気がします。
私も同調、迎合するほうです…。

  • 2015/02/08 (Sun) 09:05
  • 花緒 #-
  • URL
一歩引いて

こういう大きな事件、大問題のとき、私はいつも周りより一歩引いて見ています。
今、世間はあまりにも過剰に反応しすぎていると思っています。
マスコミの取り上げかたも胡散臭いと思っているし、政府の便乗的法律、憲法改正の下心もみえみえだと思っています。
こういう時はおろおろしない。
無視して世論が静かになってから真実を探る。
でもそのころになると皆その情報に飽きてしまって、真実をわからないままに過ごしてしまいます。
いろんなことが起きても、結局学習しないままに終わってしまう現実です。

  • 2015/02/11 (Wed) 18:57
  • エリン #-
  • URL

熱狂の予感の中静かに立ち去る、私一度それをやりました。
恋愛で。
二人が盛り上がるときってありますよね。相手の目の中にはっきり手応えを感じつつドンドン進んで行く熱狂の予感!
不倫とかじゃないですよ。でも、強い魅力がある一方でこの人なんか怖いな、奥底が冷たいな、今は私にはこれ以上なく優しいけどいざ追い込まれると残酷なことしそう、この人と付き合ったら資格の勉強とか仕事のキャリアとか自分の趣味とかでバランス良くまとめた人生ではなく彼に振り回され彼だけを見つめる激動の人生が始まるんだなと思ったんです。そして、引き返すなら今、今しかないって日のことも覚えてます。
そして、自分の理性の力だけで、まだ何も不具合の起こってない大熱狂恋愛から引き返すことができたんです。
コツは「初期で」引き返すことですね。
あと熱狂より価値があると考えるものを自分が持っているかどうかでしょうか。



  • 2015/02/20 (Fri) 13:09
  • まる #-
  • URL

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