わたし、11月は誕生月なんですよ。
そしてもう何十年も
長崎の姉と小学校からの幼なじみとは
プレゼントを贈りあっているんです。
「プレゼント、ピアスにしようか
いま、デパートのアクセサリー売り場に来とるけん」
と今年も長崎の姉が電話をくれました。
ピアスか、うれしいなあ。
あれは、いくつあってもうれしいからなあ。
でも、待て。落ちつけ>自分
気づかいと面倒くささから、
「なんでもよか!」なんて簡単に言っちゃダメだぞ。
去年のブラとショーツのセットを忘れちゃいないだろ。
深い光沢のある赤と黒が絡み合った
フィルムノワールの娼婦を髣髴する色合い。
ショーツの前部分は、
70年代後半に人気を博したザ・ランナウェイズの
シュリー・カーリーが着ていたような
度を越したセクシー編み上げ構造になっていて
いったい、どこで脱ぐために履いたらいいのか、
見当もつかずに、うろたえたじゃないか。
しかも、ぴっちりすぎて
おなかがセクシー編み上げ上部に
大きく乗り上げるという惨状。
いかん。
ちゃんと伝えねば。
その努力をせねば。
姉は「何かひとつ余分に飾りがついたものをよしとする」人なんです。
去年の下着は、セクシー方面に
飾りをつけてきましたが、
本来の得意分野は、スイート方面。
ボーダーシャツの裾にフリルとか、
ポケットにワンちゃんのプリントとか、
襟もとに小鳥ちゃんの刺繍とか、
キーホルダーにビーズの赤いランドセルとか、
どこかに「可愛くてスイート」な
ワンポイントをプラスしなければ
気がすまない人なのです。
もちろん、わかっています。わかっているんですよ。
「飾りがついてこそ可愛い」ものが
この世の中には、たくさんあることは。
そこには、夢があるし、やさしさもある。
似合う人だってたくさんいる。
でも、もてあますんだ。わたしは。
今年こそ、姉ちゃんに伝えねば。
この電話で伝えねば。
その瞬間、ハタ!と思い出しました。
パールのイヤリングを
ピアスに変えよう変えようと思いながら
ずっと、そのままにしていることを!
「姉ちゃんっ!パールのピアスにして!
コットンパールでよかよ。
本物じゃなくてよかけん!」
「どんな感じの?」
「耳たぶに、直に、パールの玉が
くっついているやつ。
ゆらゆら揺れんでいい。
何もついてなくていい。
パールも白でいい」
もう、その畳みかけ、
八代亜紀の名曲「舟唄」のごとし!
「わかった」
よっしゃ---!!
そういうわけで
苦節数十年、姉とのコミュニケーションが
はじめてスムーズに運びました。
大学生の娘は、
「それでも何かつけてくるのが、おばちゃん」と言っていますが、
ふん。何をいう、若造。今年は大丈夫さ。
そういえば、6月に姉に贈ったバッグも
ことのほか喜ばれたのでした。
夏に会ったときも使ってました!
的をはずすプレゼントの応酬の末に
「的中時代」に入ったのかもしれません。
ちなみに幼なじみには、
このハンカチを二枚送りました。
そこそこ喜ばれました(ということにしておこう)。
姉に送ったのは、このバッグのシャンパンゴールド。
画像が大きすぎる気がするけど、
これから飲み会なんで
このままで、さらば。
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