両親が元気で、姉もわたしも家にいたころ、
だれかが、外でちょっとイヤなことがあったら
すぐに「こんなこといわれたー!」
「こんなことがあったー!」と大げさに報告し、
それを聞いた者(父以外の3人のだれか)が
「ええ!それはひどか!」
「いやな人ね~!!」とこたえて
みんなで盛り上がる方式でした。
いわば、
体験する→イヤな思いをする→そのまま吐き出す
昭和的比喩でいうと、
感情の「ミルクのみ人形」方式。
この方式のいいところは、
●ある程度ガーガー騒いだら、
すっきりしてケロッと忘れられる
悪いところは、
●内輪で盛り上がりすぎて
必要以上に事態が大きくなり、
現実の姿とズレて対応策を間違う
この方式で18歳まで育ってきたので
長崎から京都にやってきたとき
どうも、みんながみんなそうじゃないらしい。
体験する→イヤな思いをする→吐き出さない
人もいるらしい。
いや、どうも、そっちのほうが多いらしい。
と知って驚きました。
感情の処理・共有方法には、
個人や家庭によって違いがある
そうか、そうなんだな、と。
それから月日が経って思うのは、
感情の処理も、
食べ物の消化・排泄に似ていて
●ミルクのみ人形方式
●発酵方式
●腐敗方式
がありそうだ、ということです。
ミルクのみ人形方式は、
すぐに吐き出して、
ガーガーとみんなで盛り上がって忘れる。
「悪口エンターテインメント大会」のようなものですが、
内省の過程をすっ飛ばしているので、
なかなか思慮深さが育たない。
口も軽くなる、という欠点があるように思います、経験上。
発酵方式と腐敗方式が難しいですよねえ。
パッと見、似ているもんなあ。
自分でグッと受け止めて
黙ったまま、
ああでもないこうでもないと考えるところまでは同じだけど
微生物の働きでより栄養豊富で美味しいものになるのか。
悪玉菌が繁殖して腐敗臭を放ち、体中に悪さをするのか!!
ビミョーな差!!
ほんとにビミョーな差!!
いや、今回結論はないんですが、
「いろいろな角度から考えつづける」=発酵
「自分の立場からだけ考えつづける」=腐敗
ってことになるのかなあ。
大人になって実家に帰って
ガーガーと騒ぐ雰囲気に遭遇すると
「おいおい、成長ないな、うちの家族」って
ちょっと偉そうに思っていたけど、
もしかしたら、たまに「感情のミルクのみ方式」をはさんだほうが、
デトックス効果があっていいのかもしれませんね。
宿便、小出しにする的な(笑)
かなしい~!
傷ついた~!
あいつ、嫌い~!
もう殺してやる~!
などと、
「お互いさまよね」と許しあえる関係のなかで
半分、うんざりされつつもガーガー言って
あとでちょびっと「いや、そうでもないかな」って反省しつつ、
忘れちゃうみたいな。
消化・吸収・排泄のサイクルってほんと大切。
森羅万象、そうかもね。
あ。話はかわりますが、
書店で見つけて買いました。
股上の深いデニムをウェストマークで着ておられます。
京都三条通高倉の45Rのお店は、
上がアンリ・クイール氏のショップです。
(この建物、糸井重里氏&樋口可南子氏の京都の別荘と
同じところの建築だったと記憶しています)
45RPMの服、いつもいいなあって思いますが
買ったことないです。
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