クライアントのなかで一番えらい人(女性)は、
50代後半か60代前半と思うんですが、
髪の毛がびっくりするほどツヤツヤなんです。
ツヤツヤのセミロングで自然な黒髪。
毎回、毎回、
「きれいな髪だなあ
どんなケアをしているんだろう」と思いながら見ています。
心の底から、そう思うんで
一度、ちょっとだけ伝えたことはあるんですが、
先日、改めて飲み物の自動販売機の前でいっしょになったときに
「本当にきれいな髪ですね!
ヘアスタイルも自然ですごく似合っているし…」
と話しかけました。
ちゃんと伝えられてよかった。
続いて詳しいヘアケアの話題につなごうと思っていたら、
後ろのベンチに座っていた
そんなに偉くない人(女性)が
声をかけてくれたんです。わたしに。
「●●さん(ここにはいない、もう一人の偉い人(女性))が
いつもセンスのいい服を着ているねって
言ってましたよ」
あ、いま、春風が。
もしかして天使の声?
やだ。わたしったら、
ちょっとボーっとしていた。
もう一度、もう一度、
耳元でゆっくりささやいてもらっていいですか。
その言葉。
もしかして、
セ・ン・ス・の・い・い・ふ・く
って言いましたあ???
あ゛ーーーーーーー(昏倒)
「もう、その言葉で天まで舞い上がったと
お伝えください!これでしばらく生きていけますよ!」
と喜びを隠しきれず伝えるわたし。
そんなに偉くない女性は、ちょっと笑って言葉をつづけ、
しばらくして膝に置いていたクロワッサン最新号を見て、
「森高千里。最近すごいですね。」
わたし「ほんと、たくさん出ていますねー!」
「そうそう」
わたし「キレイだけど、共感もたれるのかなあ。この人?」
「え?わたし、好きですよ。わたしと同い年だし。45歳」
わたし「え!?(これには、本気で驚いた)
よんじゅうごーーー!?見えない。30代だと思ってた!」
「そうですか。わたし、45歳ですよ(笑)」
わたし「えええーー!」
ここにさきほどの髪の毛のきれいな偉い人が参加して
偉い人「ほんと、若いよね!わたしもずっと30代だと思ってた」
・・・ここまでの会話で
偉い人・・・わたしから髪の美しさを称賛される
わたし・・・センスがいいって(オホホ)伝聞系でほめられる
そんなに偉くない人・・・びっくりするほど若く見えると二人から驚かれる
ホメの連鎖。
称賛の大盤振る舞い。
ウキウキの平等配分。
3人それぞれが
自分がほめられてちょっと気分がいいから、
相手も多めに喜ばせたくなっている
わけですよ。
それぞれの「ほめ」に多少の過剰表現が含まれていても、
こうやって「いい気分」が連鎖して
それぞれ一日、反芻できて
疲れて帰る電車のなかでもニンマリできて
「わたしもそんなに悪くないかも💛」って
思えるんですから、
「ほめ言葉」のパワーは大きいです。
ひとつの「ほめ言葉」が
次から次に「いい気分」になって伝搬して、
どこかで誰かの沈んだ気持ちを救って
人生を明るい方向に導いているかもしれない。
そんな気さえします。
とくに、わたしがプレゼントしてもらった、
「○○さんがほめてたよ」系の言葉は、
「自分のいない場所でのホメ」なんで効果抜群!
あ。最後になりますが
わたしのセンスをほめてくださった
「そこにいなかった偉い人」は、
人望の厚い、すばらしい方ですが、
センスはそんなによくないです。
オチも、またいい味だな、これ(笑)。
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