あたりまえのことだけど、
とても「古さ」を感じることがありますね。
建物が古いとか
家具が古いとか
といったモノの古さに関わることでなく、
あの戸棚の置物はずっとあの位置にあったであろう。
あの日めくりは毎年、あの位置であったであろう。
というような
配置の固定化。
さらに
つねに同じ場所をつねに同じ丁寧さで掃除しているであろう。
あの場所に、あのモノがあるのは、
必ずや不便であるにも関わらず、
ずっとそれは我慢されているんだろう
というような
行動と感情の固定化。
この二つが、
「古い」「老いている」という印象を
濃厚に漂わせているように思う。
もちろん、それこそが
時間の堆積であり、
生きている証でもあるだけども。
でもさ、
肉体のアンチエイジングは
根本的には不可能だからこそ、
空間のアンチエイジングには
挑戦したいなあ。
張りっぱなしのポスターとか
飾りっぱなしの土産物とか
すっと変わらないレイアウトとかが、
意図せずとも強烈に放つ
「老い」と「停滞」の匂いを払拭してさ。
爽やかな空間に生きる。
難しいけどね。きっと、とっても。
少しずつでいいから、
まめに更新していく。
パソコンのウィルスソフトみたいにね。
定期更新。
そのマメさが、
スタイルを生み出すと思うんだなあ。実は。
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