昨日まで忙しくて
あまり寝てなかったので
今日は、午後、昼寝をしようと決めていました。
そしたら、ピンポーン。
隣に住む70代の「コーノさんのおかあさん」が
大根とごぼう天の煮物をもってきてくれて
「もう、お昼食べた?」と言いました。
コーノさんのおかあさんは、
わたしが煮物を移して容器を返しても
まだ話したそうに玄関に立っています。
「ああ。コーノさんのおかあさんは、
もっと話したいんだなあ」とわかったけれど、
疲れていて、眠かったし、
明日からはまた連続で仕事なので
「どうぞ、上がってください」とは言わずに
玄関で長めの立ち話だけをしました。
それから1時間ぐらいあとに
コーノさんのおかあさんは、
今度は、電話でお茶に誘ってくれました。
ああ、寂しいんだな。
おしゃべりがしたいんだな。
と思ったけど、
今日だけは、コーノさんのおかあさんの
ゆったり、のんびりした話につきあう気力がなかったので
「行きたいけど仕事があるんです。ほんとにすみません!」と
心を鬼にして断りました。
コーノさんのおとうさんとおかあさんの家には、
離婚して帰ってきたおねえさんと
獣医さんからもらってきた美貌の猫ちゃんがいて、
いつも、愛くるしいものをおすそ分けしてくれます。
今日の煮物もそうだし、
ほの温いチラシ寿司も
野菜のかきあげも、そう。
冷凍していたうどん1個とか
ねぎ一把とか、
100円シリーズのお菓子とかもくれます。
コーノさんちは、
今日はおとうさんがどっかにお出かけしていて
おねえさんは仕事で
おかあさんは、ポカンと一人の時間ができたんだと思います。
そして、人恋しくなった。
ポカンとした時間に
だれかを誘うのは
勇気がいる。
コーノさんのおかあさんは、
わたしの顔を思い浮かべ、
あの煮物を「きっかけ」にしようと思いつき、
勇気を出して扉の前に立って
電話もくれたんですよね。
寂しさの呼吸があえばよかったんだけど。
そうもいかないんだなあ、これが。
こうやって書いているぐらいですから、
ちょっと気にしているわけですが、
何を気にしているのかが、いま、わかりました。
控えめなSOSに答えなかったからだ。
あー、そうだ。
「お誘い」は、ときどき、SOSのサインなのです。
そのことを覚えておこう。
それだけでも違うから。
断るにしても、流儀があるから。
何が書きたいのかわかんないまま
ダラダラと書いてきましたが、
いま、わかりました。
そういういことだったのです。
わたしも子どもが赤ちゃんのとき、
引っ越したばかりの家でひとりぼっちで
近所の人をお茶に誘う、というSOSを発したことあります。
せっぱつまっていたのか、引っ越した直後で不審がられたのか、
断られました。そのときの胸の痛さを思い出します。
ああいうのって、ささいなことなのに、痛いんですよね。
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