出先で脱ぎ着をする機会の多い冬は、
「脱ぎ方」「はおり方」「巻き方」も
オシャレのうちですね。
いっしょに仕事をしている40代の女性は、
別に入念におしゃれをしているわけでもないし、
どっちかっていうと大ざっぱなんだろうな、
という感じの人ですが
クライアントに「失礼します」とあいさつをして
外に出たとたん、体のチカラをクタッと抜いて
私たちと感想や連絡事項などを話しつつ、
腕にかけていたチェスターコートをザクッと着て、
黒くて長い毛糸のマフラーを雑にバッグから取り出し、
グルグルグルッと巻きながら
コートの襟元にキュッキュッキュッとねじ込んでいく。
その何度も何度も繰り返しているであろう動作が
無造作で、無駄がなくて小気味いい。
巻いたあとの「ああ、あったかくなった」という表情もいい。
何もかもが、その人らしいなあと思います。
なんなら、巻き戻してもう1回見たいくらいです。
某男性ディレクターも
毎回、異なるマフラーやストールを
片手で、テキトーに巻くんですが、
その種類の多さと巻き方が
「きっと工夫には余念がないのであろう」と思わせて楽しい。
この人らしい、こだわりと美学が表れていて
いいなあ、と思います。
コートを脱ぐ。
マフラーをとる。
それをしまう。
コートを着る。
マフラーをとりだす。
マフラーを巻く。
冬のおしゃれは、この動作込み。
お座敷での飲み会なんかだと、
靴を脱ぐ。
ブーツを脱ぐ。
靴を履く。
ブーツを履く。
なんかもついてまわりますねえ。
「脱ぎ着」の動作は、とても雄弁。
異性の好き嫌いの幾分かを
こういう動作が左右しているんじゃないか、と思います。
わたしは、「無造作で、それなりにカタチになっている」が理想だけど、
自信はまったくなし。
マフラーは、ちょっと複雑な巻き方を
くるくるっとさりげなくやっちゃうのが、
やっぱり、かっこいいな。
マフラーの巻き方。イラストレーターの中島慶子さんが、
2回に分けてわかりやすく解説してくれていました。
とってもわかりやすいです。
ミラノ巻きとかぎ結び。
わたしも、かつて、こんな記事書いています。→ストールは、縦2つに折らずに巻く!
立体感が出ていいですよ。
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